従来のBabyfaceは生産完了

RMEの新USBオーディオインターフェース「Babyface Pro」 - 回路を刷新、本体にXLR端子搭載

公開日 2015/04/15 19:47 編集部:小澤貴信
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シンタックスジャパンは、RMEのUSBオーディオインターフェース「Babyface」の後継機種、「Babyface Pro」を近日発売する。価格はオープン。従来のBabyfaceは生産完了となる。

RME「Babyface Pro」

Babyfaceは2011年に登場した、USBバスパワー対応のUSBオーディオインターフェース。192kHz/24bit対応や200MHzで動作してジッターを抑制するSteady Clockなど、音楽制作用だけでなく、オーディオ用途におけるUSB-DACとしても広く支持を得てきた。今回登場するBabyface Proはその後継機種となる。

背面端子部。新たにXLRバランス端子の入出力を本体に搭載

Babyface Proはアナログ回路とデジタル回路を新規設計し、従来モデルから音質を大幅に進化させたとのこと。全高調波歪み率、ダイナミックレンジ、S/Nなどのスペックも向上させた。

さらに従来機ではXLR/RCAケーブルをブレイクアウトケーブル経由で接続する必要があったが、Babyface Proでは本体にXLRバランス端子による入力・出力を搭載。ヘッドホン出力はステレオ標準端子に加えて、3.5mmステレオミニ端子も新たに用意。独立した出力段を備えるヘッドホンアンプを搭載し、ハイ・インピーダンスのヘッドホンにも対応する。

右側面部。ヘッドホン出力は標準/ステレオミニの2系統を搭載

独自のジッター制御技術Steady Clockも引き続き搭載。外部クロックで動作している場合でも、高精度な内部クロックを用いているのと同様の音質を保つことができるという。さらにICC(インテリジェント・クロック・コントロール)機能を備え、全ての入力ソースの動作クロック状態をリアルタイム検知し、外部クロックに問題があった場合でも最後に正常だった状態を保持できる。

USB入力によるオーディオ再生は、従来どおりPCM 192kHz/24bitまでの対応となる。光デジタル入出力も備え、最大192kHz/24bitの再生が可能だ。また最新世代のD/Aコンバーター・A/Dコンバーターを搭載し、S/Nは118dB(従来モデルは115dB)を実現している。

左側面部。XLR端子搭載に伴いUSBポートはこちらに配置された

ライン入力/Instrument入力として、右側面にはフォーン端子を2系統備える。MIDI入出力も用意。光デジタル端子にADATコンバーターを接続することで、アナログ入出力を拡張することも可能だ。本体には2基のマイク・プリアンプが搭載されており、デジタル制御による3dBステップで最大70dBまでのゲイン、また独立した+48V ファンタム電源も供給できる。

電源は従来機同様にUSBバスパワーに対応。電源アダプター経由での給電も可能となっている。コンピューターを使わずに本機をスタンドアローンで用いることもでき、その際は別途電源アダプターが必要となる(別売)。

独自の高性能ソフトウェアミキサー「TotalMix FX」、デジタルオーディオ用アナライザー/測定ツール「DIGICheck」も引き続き利用可能だ。

動作環境は、WindowsがXP SP2/Vista/7/8以降、MacがOS X 10.6以降(Intel Mac)となる。外形寸法/質量は、従来のBabyfaceが100W×25H×160Dmm/質量500gだったが、Babyface Proは108W×35H×181Dmm/質量680gとなる。

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