[連載]高橋敦のオーディオ絶対領域
【第33回】プロ用機だけど一般ユーザーにもオススメ! RME「Babyface」のUSB-DAC機能
■音楽制作用オーディオインターフェースRME「Babyface」のDAC機能に全力で迫る
PCオーディオに興味を持っている方なら、RMEというブランドの音楽制作用オーディオインターフェースには聞き覚えがあるのではないだろうか。音楽制作用オーディオインターフェースはDACによる再生機能とADCによる録音機能の両方を備えるが、RME製品はDAC部分の音質も評価されており、オーディオ用としても人気を高めているのだ。
そのRMEのオーディオインターフェースの中で最もコンパクトかつ安価な製品が今回紹介する「Babyface」。実売69,800円程度。音楽制作用インターフェースとしてはかなり小型な部類で、デスクトップへの収まりも良好。RME製品の中から、この連載で取り上げるならやっぱりこれだ。
■オーディオUSB-DACとしての高機能をおさらい
その特徴であるが…高機能かつ多機能なアイテムであるので、概要を全て押さえていこうとすると際限がない。ここではオーディオ用USB-DACとしてのポイントだけ見ていこう。
まずUSB-DACとしての基本スペックは192kHz/24bit対応。USBバスパワー動作とACアダプター動作が可能(ACアダプターは付属せずオプション)。本体サイズは前述のようにコンパクトであるので、デスクトップでの利用も現実的だ。操作系は2個のボタンと1個のロータリーノブの組み合わせ。シンプルなのですぐに慣れるだろう。
注意が必要なのは、アナログの入出力端子がブレイクアウトケーブルという形になっていること。本体側には多数のピンを備えたひとつの端子(D-Sub 15ピン端子)が用意されているのみだ。
この端子に先が何股にも分かれた専用の分配ケーブルを接続することで、アナログ入出力用の各種端子を取り出す。まあはっきり言って、ごちゃごちゃして使いにくいとは感じる。この形になっている理由は単純に、本体側に多数の入出力端子を配置するスペースがないためだろう。コンパクト化のために使い勝手を少し犠牲にしているのだが、これは止むを得ない。
しかしユーザーニーズを汲み上げてのことか、ヘッドホン出力とギター入力は本体右側面に独立搭載されている。ヘッドホンファンには嬉しいところだ。
PCオーディオに興味を持っている方なら、RMEというブランドの音楽制作用オーディオインターフェースには聞き覚えがあるのではないだろうか。音楽制作用オーディオインターフェースはDACによる再生機能とADCによる録音機能の両方を備えるが、RME製品はDAC部分の音質も評価されており、オーディオ用としても人気を高めているのだ。
そのRMEのオーディオインターフェースの中で最もコンパクトかつ安価な製品が今回紹介する「Babyface」。実売69,800円程度。音楽制作用インターフェースとしてはかなり小型な部類で、デスクトップへの収まりも良好。RME製品の中から、この連載で取り上げるならやっぱりこれだ。
■オーディオUSB-DACとしての高機能をおさらい
その特徴であるが…高機能かつ多機能なアイテムであるので、概要を全て押さえていこうとすると際限がない。ここではオーディオ用USB-DACとしてのポイントだけ見ていこう。
まずUSB-DACとしての基本スペックは192kHz/24bit対応。USBバスパワー動作とACアダプター動作が可能(ACアダプターは付属せずオプション)。本体サイズは前述のようにコンパクトであるので、デスクトップでの利用も現実的だ。操作系は2個のボタンと1個のロータリーノブの組み合わせ。シンプルなのですぐに慣れるだろう。
注意が必要なのは、アナログの入出力端子がブレイクアウトケーブルという形になっていること。本体側には多数のピンを備えたひとつの端子(D-Sub 15ピン端子)が用意されているのみだ。
この端子に先が何股にも分かれた専用の分配ケーブルを接続することで、アナログ入出力用の各種端子を取り出す。まあはっきり言って、ごちゃごちゃして使いにくいとは感じる。この形になっている理由は単純に、本体側に多数の入出力端子を配置するスペースがないためだろう。コンパクト化のために使い勝手を少し犠牲にしているのだが、これは止むを得ない。
しかしユーザーニーズを汲み上げてのことか、ヘッドホン出力とギター入力は本体右側面に独立搭載されている。ヘッドホンファンには嬉しいところだ。
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