実売4万円前後

メリディアン、新ロスレス方式“MQA”対応の小型USB-DAC/アンプ「EXPLORER 2」

公開日 2015/05/08 18:55 編集部:杉浦 みな子
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ハイレス・ミュージックは、同社が取り扱う英メリディアン・オーディオから、新ロスレスフォーマット「MQA」に対応する手の平サイズのUSB-DAC/アンプ「EXPLORER 2」を発売開始した。価格はオープンだが、4万円前後での実売が予想される。

EXPLORER 2

使用イメージ

MQAは、メリディアンが2014年12月に発表した新しいロスレスフォーマット(関連ニュース)。独自のエンコーディング手法によって、ハイレゾ音源の音質はそのままに容量を大幅に削減するという(メリディアン・オーディオの創設者インタビューはこちら)。

上述の通り、MQAは新フォーマットとしての概要は発表されてきていたが、これまでに対応製品などは登場していなかった。本機が、国内におけるMQA対応製品第一弾となる。なお本製品の発表時点で、国内におけるMQA音源の発売時期は未定となり、先に対応機器が登場した格好だ。

MQA対応以外の基本的な製品プロフィールとしては、最大192kHz/24bitまでの音声入力に対応するポータブルタイプのUSB-DAC搭載アンプとなる。メリディアン製品としては、従来機種「EXPLORER」をベースにクオリティアップした上位機種に位置づけられる。

本体はアルミ筐体で、外形寸法102W×32H×18Dmm、質量約50gの手の平サイズを実現。製品は、英国ケンブリッジのメリディアン本社でハンドメイド生産している。音声入力には、USB audio2.0に準拠するUSBミニB端子を装備しており、アシンクロナス伝送に対応する。

音声出力には、3.5mステレオミニヘッドホン端子と2V固定のライン端子を1系統ずつ備えており、ヘッドホンやスピーカーなどと組み合わせて使用できる。出力切替はプラグインによる自動検知で動作し、プリ出力ではボリューム調整の回路を経由せずダイレクトに信号出力される。オリジナルのディスクリートクロックを2系統搭載し、D/A変換精度の向上を図った。最大出力は130mV(16Ω)。ヘッドホン出力インピーダンスは0.47Ωとなる。

内部には、高密度6層構造の基板を採用しており、デジタル処理回路とオーディオ専用パーツを搭載したアナログ部と、電源部のレイアウトを最適化。オーディオ信号経路を最短化することで、ノイズの低減も図っている。さらにXMOS DSP処理回路を強化しており、アナログ変換時に生じる微細な付帯ノイズを低減。アポダイジング・フィルターを搭載するなどして、音楽の躍動感やリアリティも追求している。加えてノイズシェイピング・フィルターにより、初期のCD録音時のデジタルフィルターによるノイズも抑えるという。

本体表面には、入力信号の周波数が表示される仕様で、44、48/88、96/176、192kHzのほか、MQA再生動作も表示されるようになっている。なおボリュームはアナログで、PC側から0〜100dBの細かい調整が行える。

駆動はUSBバスパワー方式に対応。PC接続時の対応OSは、Mac OS X 10.6.4以降およびWindows XP SP3/Windows 7/8。Windowsでは専用ドライバー(無償)のインストールが必要となる。

なお本製品は、5月16日〜17日に開催されるイベント「春のヘッドホン祭2015」にて実機が公開される予定。

【問い合わせ先】
ハイレス・ミュージック MERIDIAN AUDIO
http://www.hires-music.jp/contact/

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  • ジャンルD/Aコンバーター
  • ブランドMERIDIAN
  • 型番EXPLORER 2
  • 発売日2015年5月8日
  • 価格¥OPEN(予想実売価格40,000円前後)
【SPEC】●音声入力:USB miniB端子 ●音声出力:3.5mmステレオミニヘッドホン端子×1、ライン端子×1 ●最大出力:130mV(16Ω) ●ヘッドホン出力インピーダンス:0.47Ω ●対応OS:Mac OS X 10.6.4以降、Windows XP SP3/Windows 7/8 ●外形寸法:102W×32H×18Dmm ●質量:約50g