同社ヘッドホン/イヤホンの主要モデルをデモ
【独HIGH END】オーディオテクニカ、弩級ヘッドホンアンプ「AT-HA5050H」を披露/カートリッジの歴史もアピール
欧州最大のオーディオショウ「HIGH END」が、5月14日から17日まで独ミュンヘンで開催された。オーディオテクニカは「ヘッドホン」と「アナログ再生」という2つのテーマを軸にブースを展開。ドイツのオーディオファンからも大きな注目を集めていた。
ブースの目玉のひとつだったのが、日本未発売のUSB-DAC内蔵ヘッドホンアンプ「AT-HA5050H」だ。VUメーターや大型ボリュームが特徴的なその外観からも見てとれる通り、同社の技術と物量が妥協なく投入されたハイエンドモデルである。本機は今年5月から中国において専門店を中心に販売が開始されたとのこと。欧州においても一般に公開されるのは初めてということだ。
ヘッドホンアンプはプリ部を真空管、パワー部をソリッドステートで構成。真空管をはじめ内部パーツも徹底的も厳選を重ね、開発には2年近い歳月を要したという。ヘッドホン出力はインピーダンス別に4種類を2系統ずつ、合計で8系統もの出力を搭載。用意されたインピーダンスは0.1Ω、33Ω、82Ω、120Ωで、ヘッドホンとのマッチングを取ることはもちろん、その音色のちがいを楽しむこともできる。USB-DACについては192kHz/24bitや5.6MHz DSDにも対応している。現時点で日本への導入は未定とのことだが、ぜひ登場を期待したい製品だ。
また会場にはオーディオテクニカのヘッドホンが多数出展。昨年登場したハイレゾ対応ポータブルヘッドホン「ATH-MSR7」をはじめ、開放型ヘッドホンのハイエンドモデル「ATH-AD2000X」やウッドハウジングを採用したATH-W1000Xなど、主要モデルを試聴することができた。また、ATH-CKR9など上位ラインのイヤホンも披露されていた。オーディオテクニカの栗田大輔氏によれば、同社が長年ヘッドホンやイヤホンで培ってきた「原音忠実」というコンセプトと現在のハイレゾ再生の潮流が、ここ欧州においても非常に噛み合い、ユーザーに受け入れられつつあるとのこと。こうした点もフックに、今後も欧州でのシェア拡大を目指していくという。
オーディオテクニカのブースがもうひとつの軸としていたのが「アナログ再生」だ。同社が誇る50年のカートリッジの歴史がアピールされ、歴代のカートリッジも一斉展示。さらにブース内には、昨年発売されたシバタ針採用のMC型カートリッジ「AT33Sa」と他社製カートリッジのサウンドを、同社ヘッドホン「ATH-MSR7」と「ATH-AD2000X」を使って聴き比べることができるコーナーも用意していた。
前出の栗田氏によれば、ドイツをはじめとする欧州においてもアナログ回帰は大きな流れとなっており、特にレベルの高い製品を求めるドイツのマーケットにおいて、改めてオーディオテクニカのカートリッジに注目が集まっているとのことだった。
ブースの目玉のひとつだったのが、日本未発売のUSB-DAC内蔵ヘッドホンアンプ「AT-HA5050H」だ。VUメーターや大型ボリュームが特徴的なその外観からも見てとれる通り、同社の技術と物量が妥協なく投入されたハイエンドモデルである。本機は今年5月から中国において専門店を中心に販売が開始されたとのこと。欧州においても一般に公開されるのは初めてということだ。
ヘッドホンアンプはプリ部を真空管、パワー部をソリッドステートで構成。真空管をはじめ内部パーツも徹底的も厳選を重ね、開発には2年近い歳月を要したという。ヘッドホン出力はインピーダンス別に4種類を2系統ずつ、合計で8系統もの出力を搭載。用意されたインピーダンスは0.1Ω、33Ω、82Ω、120Ωで、ヘッドホンとのマッチングを取ることはもちろん、その音色のちがいを楽しむこともできる。USB-DACについては192kHz/24bitや5.6MHz DSDにも対応している。現時点で日本への導入は未定とのことだが、ぜひ登場を期待したい製品だ。
また会場にはオーディオテクニカのヘッドホンが多数出展。昨年登場したハイレゾ対応ポータブルヘッドホン「ATH-MSR7」をはじめ、開放型ヘッドホンのハイエンドモデル「ATH-AD2000X」やウッドハウジングを採用したATH-W1000Xなど、主要モデルを試聴することができた。また、ATH-CKR9など上位ラインのイヤホンも披露されていた。オーディオテクニカの栗田大輔氏によれば、同社が長年ヘッドホンやイヤホンで培ってきた「原音忠実」というコンセプトと現在のハイレゾ再生の潮流が、ここ欧州においても非常に噛み合い、ユーザーに受け入れられつつあるとのこと。こうした点もフックに、今後も欧州でのシェア拡大を目指していくという。
オーディオテクニカのブースがもうひとつの軸としていたのが「アナログ再生」だ。同社が誇る50年のカートリッジの歴史がアピールされ、歴代のカートリッジも一斉展示。さらにブース内には、昨年発売されたシバタ針採用のMC型カートリッジ「AT33Sa」と他社製カートリッジのサウンドを、同社ヘッドホン「ATH-MSR7」と「ATH-AD2000X」を使って聴き比べることができるコーナーも用意していた。
前出の栗田氏によれば、ドイツをはじめとする欧州においてもアナログ回帰は大きな流れとなっており、特にレベルの高い製品を求めるドイツのマーケットにおいて、改めてオーディオテクニカのカートリッジに注目が集まっているとのことだった。