オノ セイゲンとパール・アレキサンダー

オノ セイゲンらによる大恐竜人間博の音楽『メモリーズ・オブ・プリミティヴ・マン』SACD化

公開日 2015/09/03 19:32 季刊オーディオアクセサリー編集部
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大阪のロフトフォーラム(梅田ロフト5階)にて開催中の『大恐竜人間博』では、レコーディングエンジニアでギタリストであるオノ セイゲンと、コントラバス奏者のパール・アレキサンダーが手掛けた音楽『メモリーズ・オブ・プリミティヴ・マン-オノ-セイゲン-パール・アレキサンダー』が使われており好評を博している。

メモリーズ・オブ・プリミティヴ・マン-オノ-セイゲン-パール・アレキサンダー(SICX-10001)

そのコンテンツがSACD化され販売開始された。5.1chサラウンドのためにミキシングしたスーパーオーディオCD Multi-chフォーマットのハイブリッド盤。併行して5.6MHz DSD ステレオのダウンロード販売もスタートしている。

オノ セイゲンは坂本龍一の「戦場のメリークリスマス」や「音楽図鑑」などのレコーディング・エンジニアとして活躍したことで知られる。「Saidera Paradiso」スタジオを主宰する一方、アート・リンゼイやマーク・リボー、ジム・オルークなどと共演し、モントルー・ジャズ・フェスにも招かれるほどの腕を持つギタリストでもある。

パール・アレキサンダーは9歳よりコントラバスを学び、ミシガン大学でダイアナ・ガネット氏に師事したコントラバス奏者。2009年より東京在住。様々なジャンルの音楽家やダンサーと共演を行っている。

二人は近年折に触れて共演を続けており、2015年初頭に渋谷パルコで行われた「大恐竜人間博」の音楽を担当。

オノと交流の深いアーティスト(アート・リンゼイ、ジョン・ゾーン、ビル・フリゼール、ナナ・ヴァスコンセロス、スーザン・デイヒム等)の参加トラックも加え、オノのスタジオで1年にわたってじっくりと作られたハイクオリティDSDサウンドを、ぜひ手に取って楽しんでみてはいかがだろうか。

『大恐竜人間博』
■8月22日(土)〜9月9日(水)
■会場:ロフトフォーラム(梅田ロフト5階)大阪府大阪市北区茶屋町16-7
■音楽: オノ セイゲン
■音響機材協力・ソニー
SCD-XA5400ES
TA-DA5800ES
SS-AC3 X 5ch
TA-A1ES X3台
SA-NA9ES


【SACD】
メモリーズ・オブ・プリミティヴ・マン-オノ-セイゲン-パール・アレキサンダー


【推薦コメント】
「暗闇を切り裂くコントラバスのフレーズに導かれ、さまざまな物音が交錯する圧巻のサウンドスケープ!」(國崎晋/Sound & Recording Magazine)

「ええ!!!2000年以降のアメリカ映画のサウンドトラックのような趣き。風の音と相性がいいアルバムだよ、これ。より自然体になってきたんだなあ。」(坂本龍一)

「音楽家ふたりの聴覚神経が激しく呼応し、音楽の火花を散らす。芳醇なアコースティック音と研ぎ澄まされた音響処理が大胆に交錯する。まるで、原始人の夢を描いた未来からの音楽だ。」(矢野優/「新潮」編集長)

「SFで、ゴシックで、ビジョンが壮大すぎて、永遠に未完の映画のサウンドトラックのようだ。」(都築響一)他

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