アニソンオーディオポータル:第4回
アニメ「AIR」の神曲をこだわりオーディオで聴く! 独自開発 “胸キュン指数”で絶対評価
はじめて作品に触れたあの夏から、幾つもの季節が重なった。それでもまだくすぶり続ける、心を揺らした想いの残滓。どれだけ時を経ても、大人になったとしても、それが消えることはない。そしてまた、夏が訪れる。
ということで、神曲と言えば「AIR」。逆もまた然り。アニソンというジャンルを超えて、老若男女に支持されるタイトルをいかにして楽しく聴くかをお届けする。
さて、「AIR」という作品についてはサラリと触れさせていただくことにする。もはや説明の必要は皆無であろうし、作品を紹介しようと筆者が言葉を尽くしても、最終的にはいかに面白く、自分が感銘を受けたかに熱弁を振るうという、単なる思い出語りになってしまうことが目に見えているからだ。
PCゲームとして2000年に初出、2005年にアニメ化が行われた本作は、Key/ビジュアルアーツによる2作目のタイトルとなる。「Kanon」や「CLANNAD」、「リトルバスターズ!」など、いわゆる“泣きゲー”を確立したことでも有名なブランドだ。シナリオ担当の麻枝 准、音楽担当の折戸伸治、原画担当の樋上いたるといったメンバーの名前から知ったという方も多いだろう。シナリオが第一部DREAM編、第二部SUMMER編、第三部AIR編に分かれた長編作品だが、アニメではそれを本編12話+特別編2話にうまくまとめて描き切った。
以下、あらすじ。
何だろう、この胸を締め付ける感覚。もう瞼の裏には防波堤や駅舎、診療所、自販機などがありありと浮かんでいる。これ以上はディスプレイが滲んで見えなくなりそうなので、次のステップに移りたい。
●ストーリーだけでなく、音楽が良いからこその名作
「AIR」を彩る楽曲は、その世界観を表すメロディの美しさが特徴的だ。音と言うより、音楽としてのクオリティが際立って高い。それが作品にユーザーを引き込む要因のひとつとなったことは間違いないだろうし、単体の曲として聴いても楽しめる理由だ。かと言って音質を重視していないわけではなく、その音楽の良さをより際立たせるために、むしろ注力している。これはアニメのBlu-ray Discが発売されるにあたり、エンジニアにアメリカNo.1との呼び声高いテッド・ジェンセンを起用して5.1chサウンドへのリマスタリングを行うなどの例からもお分かりいただけるはずだ。
そんな「AIR」のオープニング/エンディングテーマ、挿入歌、イメージソングを担当するのが、“クリスタルヴォイス”のヴォーカリスト、Liaだ。透き通る歌声と圧倒的な歌唱力で世界的に活動する彼女だが、そのスタートは「AIR」にある。アメリカのバークリー音楽大学を卒業し、ロサンゼルスで活動していた時にその才能を見出され、オープニングテーマ「鳥の詩」や挿入歌「青空」などのヴォーカリストとして抜擢された。そのままロサンゼルスのスタジオでレコーディングが行われたこれらの楽曲が、日本にて高い注目を集めることになったのだ。以降、数々のタイトルで評価を得て、その人気を確固たるものとした。
さて、そんなLiaのアルバムは色々と発売されているが、ありがたいことにLiaのベストアルバム2枚に「AIR」の関連タイトルが全て収録されている。
もちろん「AIR」関連タイトル以外も名曲揃い、むしろ他の収録曲を目当てにする方も少なくないだろう必聴盤だが、ここではあくまで「AIR」に絞らせていただくことをご了承いただきたい。なお、各アルバムで収録されている「AIR」関連楽曲は下記の通りだ。
Lia COLLECTION ALBUM vol.1『Diamond Days』
・オープニングテーマ「鳥の詩」
・エンディングテーマ「Farewell Song」
・イメージソング「夏影」
・挿入歌「青空 〜Lia 1st Concert Lia's Cafe “Prologue” LIVE音源〜」
Lia COLLECTION ALBUM vol.2『Crystal Voice』
・オープニングテーマ「鳥の詩 2004summer version 〜Relaxin' with lovers mix〜」
・イメージソング「夏影 〜Cornwall summer mix〜」
・イメージソング「月童」
・挿入歌「青空」
さて、これらの楽曲をレビューしていくわけだが、普通にやっていてはあまり意味が無いように思う。というのも、作品同様にすでに語り尽くされている感があるからだ。ここはひとつ、オーディオに絡めた要素もプラスしていきたい。テーマは“胸キュン”指数だ。
ということで、神曲と言えば「AIR」。逆もまた然り。アニソンというジャンルを超えて、老若男女に支持されるタイトルをいかにして楽しく聴くかをお届けする。
さて、「AIR」という作品についてはサラリと触れさせていただくことにする。もはや説明の必要は皆無であろうし、作品を紹介しようと筆者が言葉を尽くしても、最終的にはいかに面白く、自分が感銘を受けたかに熱弁を振るうという、単なる思い出語りになってしまうことが目に見えているからだ。
PCゲームとして2000年に初出、2005年にアニメ化が行われた本作は、Key/ビジュアルアーツによる2作目のタイトルとなる。「Kanon」や「CLANNAD」、「リトルバスターズ!」など、いわゆる“泣きゲー”を確立したことでも有名なブランドだ。シナリオ担当の麻枝 准、音楽担当の折戸伸治、原画担当の樋上いたるといったメンバーの名前から知ったという方も多いだろう。シナリオが第一部DREAM編、第二部SUMMER編、第三部AIR編に分かれた長編作品だが、アニメではそれを本編12話+特別編2話にうまくまとめて描き切った。
以下、あらすじ。
不思議な力で人形を操り、人々に芸を見せることで旅を続けるひとりの青年。彼の旅にはあてはなかったが、密かに探しているものがあった。幼い頃、母が繰り返し語ってくれた「今も空にいるという翼を持った少女」。そんな旅の途中に偶然立ち寄ることになった海沿いの街で、彼は芸を披露していた。そんな彼に話しかけてきた1人の少女。その出会いをきっかけに、彼はその土地に留まることになる。強い日差し、どこまでも青く広がる空。そんな夏の情景のなかで、物語が始まる。 |
何だろう、この胸を締め付ける感覚。もう瞼の裏には防波堤や駅舎、診療所、自販機などがありありと浮かんでいる。これ以上はディスプレイが滲んで見えなくなりそうなので、次のステップに移りたい。
●ストーリーだけでなく、音楽が良いからこその名作
「AIR」を彩る楽曲は、その世界観を表すメロディの美しさが特徴的だ。音と言うより、音楽としてのクオリティが際立って高い。それが作品にユーザーを引き込む要因のひとつとなったことは間違いないだろうし、単体の曲として聴いても楽しめる理由だ。かと言って音質を重視していないわけではなく、その音楽の良さをより際立たせるために、むしろ注力している。これはアニメのBlu-ray Discが発売されるにあたり、エンジニアにアメリカNo.1との呼び声高いテッド・ジェンセンを起用して5.1chサウンドへのリマスタリングを行うなどの例からもお分かりいただけるはずだ。
そんな「AIR」のオープニング/エンディングテーマ、挿入歌、イメージソングを担当するのが、“クリスタルヴォイス”のヴォーカリスト、Liaだ。透き通る歌声と圧倒的な歌唱力で世界的に活動する彼女だが、そのスタートは「AIR」にある。アメリカのバークリー音楽大学を卒業し、ロサンゼルスで活動していた時にその才能を見出され、オープニングテーマ「鳥の詩」や挿入歌「青空」などのヴォーカリストとして抜擢された。そのままロサンゼルスのスタジオでレコーディングが行われたこれらの楽曲が、日本にて高い注目を集めることになったのだ。以降、数々のタイトルで評価を得て、その人気を確固たるものとした。
さて、そんなLiaのアルバムは色々と発売されているが、ありがたいことにLiaのベストアルバム2枚に「AIR」の関連タイトルが全て収録されている。
もちろん「AIR」関連タイトル以外も名曲揃い、むしろ他の収録曲を目当てにする方も少なくないだろう必聴盤だが、ここではあくまで「AIR」に絞らせていただくことをご了承いただきたい。なお、各アルバムで収録されている「AIR」関連楽曲は下記の通りだ。
Lia COLLECTION ALBUM vol.1『Diamond Days』
・オープニングテーマ「鳥の詩」
・エンディングテーマ「Farewell Song」
・イメージソング「夏影」
・挿入歌「青空 〜Lia 1st Concert Lia's Cafe “Prologue” LIVE音源〜」
Lia COLLECTION ALBUM vol.2『Crystal Voice』
・オープニングテーマ「鳥の詩 2004summer version 〜Relaxin' with lovers mix〜」
・イメージソング「夏影 〜Cornwall summer mix〜」
・イメージソング「月童」
・挿入歌「青空」
さて、これらの楽曲をレビューしていくわけだが、普通にやっていてはあまり意味が無いように思う。というのも、作品同様にすでに語り尽くされている感があるからだ。ここはひとつ、オーディオに絡めた要素もプラスしていきたい。テーマは“胸キュン”指数だ。