特別モデルは今夏、一般モデルは年末
<CES>テクニクスのターンテーブルは「SL-1200G」。今夏から発売、4,000ドル程度
パナソニックは、2016 International CESのプレスカンファレンスを開催した。その中で、Technicsブランドの新製品についても発表された。
ファン注目のアナログターンテーブルは、Grandシリーズの新製品として、「SL-1200G」というモデル名で発売される。2016年末に一般発売の予定。
その前にTechnics 50周年を記念し、今夏にグローバル1200台限定で、「SL-1200GAE」というモデルを発売する。AEはAnniversary Editionの略称。形状はSL-1200Gと同様で、一部パーツがハイグレード仕様となり、シリアルナンバーなどが刻印される。
価格は一般発売モデルとアニバーサリーモデルともに、4,000米ドル程度になる予定。
最終的な外観デザインは、これまで披露されてきた試作機とは大きく異なり、Technicsの従来のターンテーブル「SL-1200」に非常に近いものとなった。この点について同社説明員は「そもそもSL-1200はHi-Fi用に開発されたもので、それが後からDJ用途に使われるようになりました。デザインには様々な議論がありましたが、Hi-Fiモデルとしての本来のSL-1200を再発見する意味で、従来のデザインを踏襲しました」と説明していた。
SL-1200Gは、Technicsがこれまでアナログターンテーブルで一貫して採用してきたダイレクトドライブ方式を採用。その心臓部となるモーターには、コギングを排除するために無鉄芯を採用したコアレス・ダイレクトドライブ・モーターを搭載する。また、ツイン・ローター構造によりベアリングへの荷重を軽減することで、高トルクを維持しながら回転中の微振動も低減。これらによりアナログレコードの微細情報まで再生することを可能にしたという。
このモーター部には、ブルーレイプレーヤー用に開発されたモーター制御技術を応用。モーターの稼働状況に応じて運転モードを切り替えることで、モーター始動時でも高トルクを発揮できると共に、高速安定性も実現している。
プラッターは真鍮とアルミダイキャストによる3層構造として高剛性や振動抑制を追求。さらに裏面には消音ゴムを配置して、不要な共振を排除している。結果、スムースかつ安定した回転と共に、SL-1200MK5の2倍におよび、Technics往年の名機「SP-10MK2」をも上回るという慣性質量を実現したという。
トーンアームは、単一の中心点で交差する水平回転軸と垂直回転軸を備えた、テクニクス伝統のジンバルサスペンション方式を採用。軸部にはカット加工した高精度ベアリングを用いている。トーンアーム材質は、優れた制振性と高い精度を備える軽量マグネシウムとなる。
筐体のトップパネルは10mm厚のアルミ製で、表面はヘアライン仕上げとした。さらにダイキャスト、BMC、重量級ラバーを用いて4層構造筐体とすることで、優れた剛性と美しい外観を両立させている。またケース内部は金属シールド構造として、外部ノイズの影響を低減している。
フォノケーブルは着脱可能で、金メッキ処理した真鍮製フォノ端子とアース端子を用いている。
外観からもわかる通りピッチコントローラーを備えており、±8%/±16%でのスピード調整が可能。回転速度は33 1/3、45、 78回転に対応対応する。外形寸法は453W×170H×372Dmm、質量は18kg。
CES 2016では、SL-1200Gの展示および、再生デモを実施予定。これらのレポート、および開発者インタビューも追ってお伝えしていきたい。
プレスカンファレンスでは、日本では1月発売予定の一体型オーディオシステム「OTTAVA」(関連ニュース)、および日本では2016年中の発売がアナウンスされている“Grandクラス”「G30」シリーズのネットワークプレーヤー/アンプ「SU-G30」、リッピング機能搭載ミュージックサーバー「ST-G30」(関連ニュース)の発表も行われた。なお、G30シリーズの米国発売は2016年初頭とのことだ。
ファン注目のアナログターンテーブルは、Grandシリーズの新製品として、「SL-1200G」というモデル名で発売される。2016年末に一般発売の予定。
その前にTechnics 50周年を記念し、今夏にグローバル1200台限定で、「SL-1200GAE」というモデルを発売する。AEはAnniversary Editionの略称。形状はSL-1200Gと同様で、一部パーツがハイグレード仕様となり、シリアルナンバーなどが刻印される。
価格は一般発売モデルとアニバーサリーモデルともに、4,000米ドル程度になる予定。
最終的な外観デザインは、これまで披露されてきた試作機とは大きく異なり、Technicsの従来のターンテーブル「SL-1200」に非常に近いものとなった。この点について同社説明員は「そもそもSL-1200はHi-Fi用に開発されたもので、それが後からDJ用途に使われるようになりました。デザインには様々な議論がありましたが、Hi-Fiモデルとしての本来のSL-1200を再発見する意味で、従来のデザインを踏襲しました」と説明していた。
SL-1200Gは、Technicsがこれまでアナログターンテーブルで一貫して採用してきたダイレクトドライブ方式を採用。その心臓部となるモーターには、コギングを排除するために無鉄芯を採用したコアレス・ダイレクトドライブ・モーターを搭載する。また、ツイン・ローター構造によりベアリングへの荷重を軽減することで、高トルクを維持しながら回転中の微振動も低減。これらによりアナログレコードの微細情報まで再生することを可能にしたという。
このモーター部には、ブルーレイプレーヤー用に開発されたモーター制御技術を応用。モーターの稼働状況に応じて運転モードを切り替えることで、モーター始動時でも高トルクを発揮できると共に、高速安定性も実現している。
プラッターは真鍮とアルミダイキャストによる3層構造として高剛性や振動抑制を追求。さらに裏面には消音ゴムを配置して、不要な共振を排除している。結果、スムースかつ安定した回転と共に、SL-1200MK5の2倍におよび、Technics往年の名機「SP-10MK2」をも上回るという慣性質量を実現したという。
トーンアームは、単一の中心点で交差する水平回転軸と垂直回転軸を備えた、テクニクス伝統のジンバルサスペンション方式を採用。軸部にはカット加工した高精度ベアリングを用いている。トーンアーム材質は、優れた制振性と高い精度を備える軽量マグネシウムとなる。
筐体のトップパネルは10mm厚のアルミ製で、表面はヘアライン仕上げとした。さらにダイキャスト、BMC、重量級ラバーを用いて4層構造筐体とすることで、優れた剛性と美しい外観を両立させている。またケース内部は金属シールド構造として、外部ノイズの影響を低減している。
フォノケーブルは着脱可能で、金メッキ処理した真鍮製フォノ端子とアース端子を用いている。
外観からもわかる通りピッチコントローラーを備えており、±8%/±16%でのスピード調整が可能。回転速度は33 1/3、45、 78回転に対応対応する。外形寸法は453W×170H×372Dmm、質量は18kg。
CES 2016では、SL-1200Gの展示および、再生デモを実施予定。これらのレポート、および開発者インタビューも追ってお伝えしていきたい。
プレスカンファレンスでは、日本では1月発売予定の一体型オーディオシステム「OTTAVA」(関連ニュース)、および日本では2016年中の発売がアナウンスされている“Grandクラス”「G30」シリーズのネットワークプレーヤー/アンプ「SU-G30」、リッピング機能搭載ミュージックサーバー「ST-G30」(関連ニュース)の発表も行われた。なお、G30シリーズの米国発売は2016年初頭とのことだ。