デジタル・ボリューム機能付き

Wadiaから“300 Series”の11.2MHz DSD対応D/Aコンバーター「di322」

公開日 2016/03/14 15:23 藤原義孝
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(株)ノアは、Wadiaの“300 Series”のD/Aコンバーター「di322」を3月15日に発売する。価格は760,000円(税抜)。本体色はサテンシルバー。

di322

「di322」は、11.2MHz DSDまでに対応したデジタル・ボリューム機能付きD/Aコンバーターで、パワーアンプをダイレクトに接続可能。Wadiaは本製品を「デジタル・オーディオ・デコーダー」と呼んでいる。

DACチップはESS ES9018を採用。内蔵された8ch分のDACをステレオモード(L/Rそれぞれに4つ使用のクワッド・作動モード)で使用することで精度の高いD/A変換を実現するとする。

ボリューム調整にはES9018のデジタル・ボリュームを利用。D/A処理前の32bit・デジタル・ボリュームで、歪みや位相変化のないノイズレスな音量調整が可能としている。

筐体は他の300 Seriesと同様、強化ガラス・トップの天板とアルミニウムボディを採用。Wadiaの属するファイン・サウンズ・グループのリヴィオ・ククッツァ氏がデザインを手掛けている。電源部には大型Rコアトランスと大容量フィルター群を採用する。

強化ガラス・トップの天板とアルミニウムボディを採用

本製品には専用電源ケーブルとリモートコントローラーのほか、独Alto-Extremo社製フローティング・アブソーバー「NeoFlex L-3」が付属。本体に影響を及ぼす微細な振動をキャンセルし、di322の真価を発揮させるとしている。

付属のリモコン(左)と、独Alto-Extremo社製フローティング・アブソーバー「NeoFlex L-3」(右)

音声入力端子は光デジタル×2、同軸デジタル×2、USB×1、I2S信号に対応したMINI-DIN端子(DSD信号他に対応)を搭載。同軸・光デジタル入力はPCM 192kHz/24bitまで、USB入力はPCM 384kHz/32bitまたはDSD256MHzまでのデジタル信号にネイティブ対応する。USBインターフェースにはBRAVOチップを採用した。

背面部

バランスとアンバランスのアナログ出力を装備。出力インピーダンスは共に600Ω。バランス出力は位相反転が可能で、接続する機器に合わせたセッティングが可能。

また、本機は6.3mmのヘッドホン出力も搭載する。ヘッドホンの推奨負荷インピーダンスは20〜600Ω。


周波数特性は4Hz〜20,000Hz(±0.5dB)・4Hz〜68,000Hz(+0.5dB、-3dB、ソースに依存)、ダイナミックレンジは100dB、全高調歪率は0.002%、S/Nは110dB。消費電力は30W(スタンバイ時0.5W以下)。外形寸法は454W×86H×454Dmm。NeoFlex装着時は全高がおよそ25〜30mm高くなり、111〜115Hmmとなる。質量は13kg。

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  • ジャンルD/Aコンバーター
  • ブランドWADIA
  • 型番di322
  • 発売日2016年3月15日
  • 価格¥760,000(税別)
【SPEC】●周波数特性:4Hz〜20kHz(±0.5dB)、4Hz〜68kHz(+0.5dB/-3dB)(ソースに依存) ●入力端子:光デジタル×2、同軸デジタル×2、USB×1 ●出力端子:バランス×1、アンバランス×1、ヘッドホン(6.3mm)×1 ●出力インピーダンス:600Ω ●ヘッドホン推奨不可インピーダンス:20〜600Ω ●ダイナミックレンジ:100dB ●全高調波歪率:0.002% ●許容入力レート:光/同軸…〜192kHz/24bit PCM、USB…〜384kHz/32bit PCM/〜DSD256/〜DXD384kHz ●S/N比:110dB ●消費電力:30W(待機時0.5W以下) ●外形寸法:454W×86H×454Dmm(突起部含まず) ●質量:13kg