QNAP「TVS-471」などが対応
RoonをPCレスで使用可能に。QNAPとSynologyの一部NASがRoon Serverに対応
Roon Labsは、QNAPおよびSynologyの一部のNASがRoon Serverに対応すると本日発表した。
Roonは、サーバー機能や再生機能の中核を成す「Core」、出力を担う「Output」、操作を行う「Control」などから構成。Roon Serverはこの中の「Core」と「Output」を担うものだ。今回の対応により、PCを立ち上げることなく、NAS + RoonBridge対応ネットワークプレーヤーの構成でRoonを楽しめるようになる。
QNAPとSynologyそれぞれのNASにおいて、Roonを使用するためには64-bitのインテルCPUと2GB以上のRAMの搭載が必須とのこと。さらにRoon Labsは、「4GBのRAMの搭載と、ドライブへのSSDの使用を強く推奨する」としている。
Roon Labsは具体的に推奨するモデルとして、QNAP「TVS-471」「TVS-671」「TVS-871」を挙げている。本機はインテル Core i3またはCore i5を搭載し、RAMは4GBを備えている。
また本機を用いる場合においても、「1ベイにはRoon ServerのインストールおよびRoonデータベースの格納用に120GB程度のSSDを用意する」ことが推奨されている。
その理由についてRoon Labsは、ハードディスクドライブでもRoonは使用できるが、音楽ファイルとは別に保存されているRoonデータベースの読込速度などの点で、SSDを用いたほうが高いパフォーマンス(そして高速のレスポンス)を発揮できると説明。一方、音楽ファイル自体はハードディスクドライブに保存して問題ないとのこと。
同社は「空きスロットがない場合は、eSATAまたはUSB 3.0を介してNASに接続したSSDドライブを使用することもできる」と紹介している。
また、CPU性能が低いNASでもRoonを起動すること自体は可能だが、オーディオ再生や操作レスポンス、読込速度などの点で問題が生じるとしている。
Roon Labsは、「NASのオペレーションシステムは汎用ではないが、標準のLinux用Roon Serverと機能などで差が出ないようにしている」としている。
上述のように、RoonがNAS上での動作に対応したことは極めて大きな進化だが、動作のために必要なスペックは極めて高く、それを満たすNASも高価だ(TVS-471は本体のみで20万円近い)。例えば、QNAPの「TS-119」や「HS-210」のような、ネットワークオーディオにおけるヒットモデルの仕様では、Roonはまず動かないだろう。
Roon Labsもその点については承知しているようで、プレスリリースでは、NASへ対応した理由と共に、“もっと安価で性能が確保できる方法がある”など「NAS対応の優先順位が低かった理由」をわざわざ記している。
しかし一方で、RoonをPCレスで使えるという利点は大きく、今後、Roonに対応したNASや専用サーバーが各社から登場してくることを期待したい。
Roonは、サーバー機能や再生機能の中核を成す「Core」、出力を担う「Output」、操作を行う「Control」などから構成。Roon Serverはこの中の「Core」と「Output」を担うものだ。今回の対応により、PCを立ち上げることなく、NAS + RoonBridge対応ネットワークプレーヤーの構成でRoonを楽しめるようになる。
QNAPとSynologyそれぞれのNASにおいて、Roonを使用するためには64-bitのインテルCPUと2GB以上のRAMの搭載が必須とのこと。さらにRoon Labsは、「4GBのRAMの搭載と、ドライブへのSSDの使用を強く推奨する」としている。
Roon Labsは具体的に推奨するモデルとして、QNAP「TVS-471」「TVS-671」「TVS-871」を挙げている。本機はインテル Core i3またはCore i5を搭載し、RAMは4GBを備えている。
また本機を用いる場合においても、「1ベイにはRoon ServerのインストールおよびRoonデータベースの格納用に120GB程度のSSDを用意する」ことが推奨されている。
その理由についてRoon Labsは、ハードディスクドライブでもRoonは使用できるが、音楽ファイルとは別に保存されているRoonデータベースの読込速度などの点で、SSDを用いたほうが高いパフォーマンス(そして高速のレスポンス)を発揮できると説明。一方、音楽ファイル自体はハードディスクドライブに保存して問題ないとのこと。
同社は「空きスロットがない場合は、eSATAまたはUSB 3.0を介してNASに接続したSSDドライブを使用することもできる」と紹介している。
また、CPU性能が低いNASでもRoonを起動すること自体は可能だが、オーディオ再生や操作レスポンス、読込速度などの点で問題が生じるとしている。
Roon Labsは、「NASのオペレーションシステムは汎用ではないが、標準のLinux用Roon Serverと機能などで差が出ないようにしている」としている。
上述のように、RoonがNAS上での動作に対応したことは極めて大きな進化だが、動作のために必要なスペックは極めて高く、それを満たすNASも高価だ(TVS-471は本体のみで20万円近い)。例えば、QNAPの「TS-119」や「HS-210」のような、ネットワークオーディオにおけるヒットモデルの仕様では、Roonはまず動かないだろう。
Roon Labsもその点については承知しているようで、プレスリリースでは、NASへ対応した理由と共に、“もっと安価で性能が確保できる方法がある”など「NAS対応の優先順位が低かった理由」をわざわざ記している。
しかし一方で、RoonをPCレスで使えるという利点は大きく、今後、Roonに対応したNASや専用サーバーが各社から登場してくることを期待したい。
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