ライフ・ヨハンセン氏インタビュー
【TIAS】オルトフォンのチーフエンジニアが来日。最新カートリッジとケーブルについて語る
「2016東京インターナショナルオーディオショウ」が東京・有楽町の東京国際フォーラムにて10月2日まで開催された。本イベントにあわせ、オルトフォンのチーフエンジニアであるライフ・ヨハンセン氏が来日。オーディオアクセサリー編集部では、本イベント会場に来場したヨハンセン氏にインタビューを実施した。
インタビューでは、日本でも発売されたばかりのMCカートリッジ「SPU#1S」と「SPU#1E」に関しての開発コンセプトや世界的な反響の様子を伺った。
今回発売された「SPU#1S」と「SPU#1E」は、オルトフォンがSPUの新たなベーシックモデルとして登場させたもの。モデル名に冠した「#1」は「ナンバー1」と読み、1959年に誕生した最初期のSPUサウンドへの原点回帰を示しているといえる(関連ニュース)。
「SPU#1S」は丸針仕様で58,000円(税抜)、「SPU#1E」は楕円針を仕様して69,000円(税抜)。いずれもSPUシリーズとしては異例ともいえるリーズナブルな価格設定を実現している点が特徴。インタビューではその理由について話が及び、ヨハンセン氏は「SPU#1は広く訴求していきたい製品です。古くからの多くのSPUファンも大事にしつつ、新しいオーディオファンにもSPUの音を体験していただきたいです」と語ってくれた。
さらに今回の「SPU#1」は、他のSPUと同様にハンドメイドで作られていながら、安価な価格設定がどうして実現できたのかという質問に対しても、「無垢針ではなく接合針を採用したことによりコストダウンを図っています。接合針の性能はここ近年で劇的に向上しています。さらにもうひとつの理由として、SPU#1は数量が多く売れるために、より多くの数のパーツを発注することができるので、その分でコストを削減することができるのです」と語ってくれた。
また、今回「2016東京インターナショナルオーディオショウ」のオルトフォンジャパンのブースでは、新たなケーブルのラインアップが初公開された。インターコネクトケーブルとスピーカーケーブルはそれぞれ「レッド」「ブルー」「ブロンズ」「ブラック」といった4色でのシリーズ展開となる。
このカラーバリエーションは、同社のMCカートリッジである「MC Q」や「MCカデンツァ」にも採用されているシリーズ展開で、各カラーごとに音質を変えており、ユーザーは好みの音を色で選ぶことができるというもの。今回登場したケーブルも、これらオルトフォンのカートリッジと同じコンセプトで、プロデュースされたもので、デンマーク本社で厳密な音質チェックのもと、発売されるに至った。ラインナップは下記の通り。
■スピーカーケーブル
・Reference SPK-Red 定価1,500円/m
「HiFC、OFCをブレンド。低域から高域までバランスに優れた音質」
●導体:HiFC、OFC●シールド:アルミテープ●絶縁材:高弾性エラストマー、ポリエチレン
・Reference SPK-Blue定価1,540円/m
「HiFC、銀メッキ銅線をブレンド。クリアさとダイナミックさを両立させた音質」
●導体:HiFC、銀メッキ銅線●シールド:錫メッキ編線●絶縁材:高弾性エラストマー、ポリエチレン
・Reference SPK-Bronze定価3,550円/m
「3種類の導体を4芯配置。高解像&ワイドレンジかつ柔軟な再現性」
●導体:PCUHD、HiFC、OFC●シールド:銅編線●絶縁材:高弾性エラストマー、ポリエチレン
・Reference SPK-Black定価5,650円/m
「3種類の導体を4芯配置。究極のナチュラル&高解像度でエネルギー溢れるサウンド」
●導体:PCUHD、HiFC、OFC●シールド:アルミテープ●絶縁材:高弾性エラストマー、ポリエチレン
■インターコネクトケーブル
・Reference Red 定価10,000円(1mペア)RCAのみ
「HiFC、OFCをブレンド。程よい温かみと解像度を備えたスタンダードモデル」
●導体:HiFC、OFC●シールド:アルミテープ/銅編線●絶縁材:高弾性エラストマー、ポリエチレン
・Reference Blue 定価32,000円(1mペア)RCAのみ
「2種類の導体をブレンド。高解像度で広がりのある音質」
●導体:HiFC、OFC●シールド:アルミテープ/OFC編線●絶縁材:高弾性エラストマー、ポリエチレン
・Reference Bronze 定価43,000円(1mペア)RCAとXLR(価格は同一)
「3種類の導体をブレンド。繊細でワイドレンジ、フラットでくせのないサウンド」
●導体:PCUHD、HiFC、OFC●シールド:アルミテープ/OFC編線●絶縁材:高弾性エラストマー、ポリエチレン
・Reference Black 定価54,000円(1mペア)RCAとXLR(価格は同一)
「4種類の導体をブレンド。バランスの良いサウンドを創り出すオールラウンド型」
●導体:6N高純度銅線、PCUHD、HiFC、銀メッキ銅線●シールド:アルミテープ/OFC編線●絶縁材:高弾性エラストマー、ポリエチレン
なお、同インタビューではそのほかにもSPUに対するヨハンセン氏の思いやご自身のオーディオ遍歴、今後発売予定の製品情報など楽しい話をたっぷりと伺っている。さらなる詳細に関しては、11月21日発売の『オーディオアクセサリー163号』をお楽しみいただきたい。
インタビューでは、日本でも発売されたばかりのMCカートリッジ「SPU#1S」と「SPU#1E」に関しての開発コンセプトや世界的な反響の様子を伺った。
今回発売された「SPU#1S」と「SPU#1E」は、オルトフォンがSPUの新たなベーシックモデルとして登場させたもの。モデル名に冠した「#1」は「ナンバー1」と読み、1959年に誕生した最初期のSPUサウンドへの原点回帰を示しているといえる(関連ニュース)。
「SPU#1S」は丸針仕様で58,000円(税抜)、「SPU#1E」は楕円針を仕様して69,000円(税抜)。いずれもSPUシリーズとしては異例ともいえるリーズナブルな価格設定を実現している点が特徴。インタビューではその理由について話が及び、ヨハンセン氏は「SPU#1は広く訴求していきたい製品です。古くからの多くのSPUファンも大事にしつつ、新しいオーディオファンにもSPUの音を体験していただきたいです」と語ってくれた。
さらに今回の「SPU#1」は、他のSPUと同様にハンドメイドで作られていながら、安価な価格設定がどうして実現できたのかという質問に対しても、「無垢針ではなく接合針を採用したことによりコストダウンを図っています。接合針の性能はここ近年で劇的に向上しています。さらにもうひとつの理由として、SPU#1は数量が多く売れるために、より多くの数のパーツを発注することができるので、その分でコストを削減することができるのです」と語ってくれた。
また、今回「2016東京インターナショナルオーディオショウ」のオルトフォンジャパンのブースでは、新たなケーブルのラインアップが初公開された。インターコネクトケーブルとスピーカーケーブルはそれぞれ「レッド」「ブルー」「ブロンズ」「ブラック」といった4色でのシリーズ展開となる。
このカラーバリエーションは、同社のMCカートリッジである「MC Q」や「MCカデンツァ」にも採用されているシリーズ展開で、各カラーごとに音質を変えており、ユーザーは好みの音を色で選ぶことができるというもの。今回登場したケーブルも、これらオルトフォンのカートリッジと同じコンセプトで、プロデュースされたもので、デンマーク本社で厳密な音質チェックのもと、発売されるに至った。ラインナップは下記の通り。
■スピーカーケーブル
・Reference SPK-Red 定価1,500円/m
「HiFC、OFCをブレンド。低域から高域までバランスに優れた音質」
●導体:HiFC、OFC●シールド:アルミテープ●絶縁材:高弾性エラストマー、ポリエチレン
・Reference SPK-Blue定価1,540円/m
「HiFC、銀メッキ銅線をブレンド。クリアさとダイナミックさを両立させた音質」
●導体:HiFC、銀メッキ銅線●シールド:錫メッキ編線●絶縁材:高弾性エラストマー、ポリエチレン
・Reference SPK-Bronze定価3,550円/m
「3種類の導体を4芯配置。高解像&ワイドレンジかつ柔軟な再現性」
●導体:PCUHD、HiFC、OFC●シールド:銅編線●絶縁材:高弾性エラストマー、ポリエチレン
・Reference SPK-Black定価5,650円/m
「3種類の導体を4芯配置。究極のナチュラル&高解像度でエネルギー溢れるサウンド」
●導体:PCUHD、HiFC、OFC●シールド:アルミテープ●絶縁材:高弾性エラストマー、ポリエチレン
■インターコネクトケーブル
・Reference Red 定価10,000円(1mペア)RCAのみ
「HiFC、OFCをブレンド。程よい温かみと解像度を備えたスタンダードモデル」
●導体:HiFC、OFC●シールド:アルミテープ/銅編線●絶縁材:高弾性エラストマー、ポリエチレン
・Reference Blue 定価32,000円(1mペア)RCAのみ
「2種類の導体をブレンド。高解像度で広がりのある音質」
●導体:HiFC、OFC●シールド:アルミテープ/OFC編線●絶縁材:高弾性エラストマー、ポリエチレン
・Reference Bronze 定価43,000円(1mペア)RCAとXLR(価格は同一)
「3種類の導体をブレンド。繊細でワイドレンジ、フラットでくせのないサウンド」
●導体:PCUHD、HiFC、OFC●シールド:アルミテープ/OFC編線●絶縁材:高弾性エラストマー、ポリエチレン
・Reference Black 定価54,000円(1mペア)RCAとXLR(価格は同一)
「4種類の導体をブレンド。バランスの良いサウンドを創り出すオールラウンド型」
●導体:6N高純度銅線、PCUHD、HiFC、銀メッキ銅線●シールド:アルミテープ/OFC編線●絶縁材:高弾性エラストマー、ポリエチレン
なお、同インタビューではそのほかにもSPUに対するヨハンセン氏の思いやご自身のオーディオ遍歴、今後発売予定の製品情報など楽しい話をたっぷりと伺っている。さらなる詳細に関しては、11月21日発売の『オーディオアクセサリー163号』をお楽しみいただきたい。
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