講師は鈴木裕氏
【レポート】アナログオーディオフェアで「analog」誌が高級カートリッジ比較試聴会を開催
6月13日・14日の2日間、アナログレコード再生に焦点をあてたオーディオイベント「アナログオーディオフェア2015」が東京・秋葉原で開催された。季刊「analog」誌は、初日13時より特別試聴イベント「高級カートリッジの世界を楽しもう」を開催した。
本イベントは講師にオーディオ評論家の鈴木 裕氏を迎え、MCカートリッジのハイエンドモデル8機種を徹底比較試聴するというもの。会場には貴重な試聴の機会を自分の耳で確かめようと、多くのアナログファンが集結。開始30分前にはすでに立ち見が出る盛況ぶりで、200名を超える観覧者を集めた。
今回、実際に試聴したモデルは以下の8機種。鈴木裕氏が用意したポップス、ジャズ、クラシックの3枚のレコードの特定のパートを、ただひたすらカートリッジを交換して試聴していくというストイックなイベントだったが、来場者は最後まで席を立つことなく、その音の違いに耳を傾けていた。カートリッジ交換の間には、鈴木氏が各カートリッジの特徴や聴きどころをわかりやすく解説してくれた。
■今回比較試聴したカートリッジ
・GOLDRING「LEGACY-MC」
・CLEARAUDIO「Talismann V2」
・MY SONIC「Eminent GL」
・MUTECH「RM-KANDA」
・ZYX「PREMIUM-OMEGA/X」
・BENZ MICRO「LP-S」
・STEIN MUSIC「Aventurin6」
・ORTOFON「MC ANNA」
また全てのカートリッジを同条件で試聴するため、ヘッドシェルは統一してオルトフォンの「LH-4000」を用いた。この点について鈴木氏は「メーカーによっては純正のシェルの方が相性が良いという場合もあるでしょうが、今回は条件を揃えることを最優先しました」と説明。同様の理由で、「DS Audio」の光カートリッジも今回の比較には加えなかったとのことだ。
比較試聴のリファレンスに用いられたシステムは、アナログプレーヤーがラックスマンの「PD-171A」、フォノイコライザーが同じくラックスマンの真空管方式「EQ-500」、プリメインアンプがエソテリック「I-03」、スピーカーシステムがタンノイ「DC10A」という構成だった。
初開催のアナログオーディオフェアだが、2日間の総来場者数は2,500名を超え、大盛況となった。特に初日は通路が通れなくなるほど来場者がひしめき、analog誌の試聴会をはじめ、各社ブースの試聴コーナーも閉会が近くなるまで席が埋まっているような状況だった。
今回のイベント開催の背景には「昨今のレコード回帰を単なる一過性のブームで終わらせたくない」という主催チームの想いがあったとのこと。今回のイベントではアナログの盛り上がりと共に、アナログファンの熱量の高さを実感させられた。来年のイベント開催にもぜひ期待したい。
本イベントは講師にオーディオ評論家の鈴木 裕氏を迎え、MCカートリッジのハイエンドモデル8機種を徹底比較試聴するというもの。会場には貴重な試聴の機会を自分の耳で確かめようと、多くのアナログファンが集結。開始30分前にはすでに立ち見が出る盛況ぶりで、200名を超える観覧者を集めた。
今回、実際に試聴したモデルは以下の8機種。鈴木裕氏が用意したポップス、ジャズ、クラシックの3枚のレコードの特定のパートを、ただひたすらカートリッジを交換して試聴していくというストイックなイベントだったが、来場者は最後まで席を立つことなく、その音の違いに耳を傾けていた。カートリッジ交換の間には、鈴木氏が各カートリッジの特徴や聴きどころをわかりやすく解説してくれた。
■今回比較試聴したカートリッジ
・GOLDRING「LEGACY-MC」
・CLEARAUDIO「Talismann V2」
・MY SONIC「Eminent GL」
・MUTECH「RM-KANDA」
・ZYX「PREMIUM-OMEGA/X」
・BENZ MICRO「LP-S」
・STEIN MUSIC「Aventurin6」
・ORTOFON「MC ANNA」
また全てのカートリッジを同条件で試聴するため、ヘッドシェルは統一してオルトフォンの「LH-4000」を用いた。この点について鈴木氏は「メーカーによっては純正のシェルの方が相性が良いという場合もあるでしょうが、今回は条件を揃えることを最優先しました」と説明。同様の理由で、「DS Audio」の光カートリッジも今回の比較には加えなかったとのことだ。
比較試聴のリファレンスに用いられたシステムは、アナログプレーヤーがラックスマンの「PD-171A」、フォノイコライザーが同じくラックスマンの真空管方式「EQ-500」、プリメインアンプがエソテリック「I-03」、スピーカーシステムがタンノイ「DC10A」という構成だった。
初開催のアナログオーディオフェアだが、2日間の総来場者数は2,500名を超え、大盛況となった。特に初日は通路が通れなくなるほど来場者がひしめき、analog誌の試聴会をはじめ、各社ブースの試聴コーナーも閉会が近くなるまで席が埋まっているような状況だった。
今回のイベント開催の背景には「昨今のレコード回帰を単なる一過性のブームで終わらせたくない」という主催チームの想いがあったとのこと。今回のイベントではアナログの盛り上がりと共に、アナログファンの熱量の高さを実感させられた。来年のイベント開催にもぜひ期待したい。