各社新製品が続々と登場

北米最大級のオーディオショウ「Rocky Mountain Audio Fest」レポート - ピュアオーディオ編

公開日 2016/10/17 12:38 島幸太郎(エミライ/OPPO Digital Japan)
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OPPO Digital

同社は初めて発売するネットワークオーディオプレーヤー機能付USB-DAC「Sonica DAC」(年内発売予定、予価799ドル)を参考出展した。ESS Technology社製の最新フラッグシップDACチップ「ES9038PRO」を搭載し、768kHz/32bitまでのPCMデータのほか、DSD256までのDSDデータの再生に対応。NAS上の音源の読み込みのほか、USBメモリの読み込み、インターネットラジオに対応。同社製コントローラーアプリでの操作または他のDLNA、UPnPベースアプリでの操作が可能とのこと。



PS Audio

日本では電源系アクセサリーの印象が強い同社だが、海外市場ではプレーヤーのほか、総合オーディオメーカーとして精力的に新製品を展開しているブランドとして認知されている。特に最新のBHK Signatureシリーズは海外での評価が非常に高い。


同社は、「DirectStream Memory Player」(5,999ドル)、「DirectStream DAC)(5,999ドル)、「BHK Mono 300 Power Amplifier」(6,499ドル/ch)、「BHK Signature Preamplifier」(5,999ドル)という同社フラッグシップモデルを、「P10 AC Power Regenerator」(4,999ドル)と「PowerBase Isolator and AC conditioner」(995ドル)という電源供給システムで駆動するなど、大変大規模な展示を実施していた。

「DirectStream Memory Player」はメモリー上に音楽データをキャッシュしながら低ジッター環境でデータの出力を可能とする同社製最新トランスポートで、同社製DACとHDMIケーブルを利用したI2S接続をすることでSACD内のDSDデータを最大6ch分出力することが可能だ。


Resonessence Labs

同社はUSB-DACの新製品「VERITAS」(2,850ドル)および新フラッグシップDAC「INVICTA MIRUS PRO」(6,000ドル)を展示した。両製品ともにESS Technology社製の最新世代DACチップ「ES9028PRO」を搭載する初の製品とのことで、「VERITAS」は1枚、 MIRUS PRO」はチャンネルあたり1枚、合計2枚搭載している。両製品とも384kHz/24bitまでのPCMデータのほか、DSD128までのDSDデータの再生に対応する。また、純A級パワーアンプ「PROJECTA」(発売時期未定、予価20,000ドル)を参考出展した。



Wyred 4 Sound

同社は新製品としてRoon対応のミュージックサーバー製品のプロトタイプ(名称未定・予価未定・発売時期未定)、およびACアダプターの新製品「PS-1 Modular Power Supply」(発売時期未定、予価499ドル)を参考出展。Roon対応製品のリリースは若干落ち着いてきた傾向があり、今後伝統的なハイエンド・オーディオブランドがRoon対応を表明するかが更なる普及のカギとなってくる印象だ。


PS-1はRコアトランスを搭載し、4系統出力でそれぞれ5V、9V、12V、15Vから選択可能、定格出力は1.2A。主にアクティブ型のUSBフィルター製品の外部電源などに使うことを想定しているようだ。

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