真空管の楽しみを凝縮

エレキット、6AQ5シングル真空管アンプキット「TU-8150」。オペアンプ交換も可能

公開日 2017/02/03 18:23 編集部:押野 由宇
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イーケイジャパンは、エレキットの6AQ5シングル真空管アンプキット「TU-8150」を2月下旬より発売する。価格は45,000円(税抜)。

6AQ5シングル真空管アンプキット「TU-8150」

TU-8150は、6AQ5の高信頼タイプである6005Wを出力管に使用した真空管アンプキット。出力管の差し替えや出力管の動作モードの切り替え、オペアンプの交換などを行うことが可能で、「この1台で真空管アンプの楽しさを満喫できる」としている。

TU-8150の内部

6AQ5はオクタルベースのGT管やメタル管の6V6が同特性であるため、付属のサブ基板に差し替えることで、ソケット形状の違う6V6を装着することが可能。接続モードは五極管接続、三極管接続、ウルトラリニア接続を、基板上のジャンパープラグの差し替えにより切り替えられる。

モバイル機器をプレーヤーとした場合のゲイン不足に対応するため、オペアンプによるプリアンプを内蔵。オペアンプをICソケットに実装することで、オペアンプ交換を可能としている。カップリングコンデンサーも、最大で長さ36mm、高さ・幅19mmの大型のものに取り替えられる。

オペアンプを交換可能

使用真空管は6005Wが2本、12AX7が1本。入力端子には3極ミニジャック(INPUT-1)、アナログRCA(INPUT-2)を装備。出力端子に6.3mmステレオ標準のヘッドホン端子を1系統備える。定格出力は五極管接続時で2.9W+2.9W(8Ω負荷)、三極管接続時で1.6W+1.6W、ウルトラリニア接続時で2.9W+2.9W。

定格入力はウルトラリニア接続時で140mV(INPUT-1)、410mV(INPUT-2)。周波数特性は20Hz〜50kHz(-3dB)で、ヘッドホンインピーダンスは8〜600Ω。外形寸法は210W×122.5H×252Dmm(突起部含む)、質量は約3.5kg。

また、組立説明書とは別に「真空管アンプ トラの巻」が付属。真空管アンプ設計の基礎や、TU-8150に実際に使われている回路を題材とした設計のノウハウまでを学ぶことができる内容という。

「真空管アンプ トラの巻」

【問い合わせ先】
イーケイジャパン
TEL/092-923-8235

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  • ジャンルプリメインアンプ
  • ブランドELEKIT
  • 型番TU-8150
  • 発売日2017年2月下旬
  • 価格¥45,000(税抜)
【SPEC】●使用真空管:6005W×2、12AX7×1 ●定格出力:2.9W+2.9W(UL接続)、2.9W+2.9W(五極管接続)、1.6W+1.6W(三極管接続) ●定格入力:140mV(INPUT-1)、410mV(INPUT-2) ●残留ノイズ:75μVrms ●周波数特性:20Hz〜50kHz ●適合スピーカー:4〜16Ω(4〜8Ω推奨) ●適合ヘッドホン:8〜600Ω ●入力端子:3極ステレオミニ、RCA ●出力端子:6.3mm標準ヘッドホン ●外形寸法:210W×122.5H×252Dmm ●質量:約3.5kg