「ターンテーブルを再定義」

<CES>テクニクス「SP-10R」欧米で今春発売、SP-10MK2/3とも互換性。システム「SL-1000R」も

公開日 2018/01/09 03:45 編集部:風間雄介
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パナソニックは、米ラスベガスで1月9日から開催される「2018 International CES」での、コンシューマー向け新製品の概要を発表した。

Technics(テクニクス)ブランドでは、昨年のIFA2017で披露された最高級アナログターンテーブル「SP-10R」の続報が届けられた。

2017年の東京インターナショナルオーディオショウで披露された「SP-10R」(デザインモック)

今回のCESに展示されたターンテーブルシステム「SL-1000R」

IFAの段階では、発売時期について「2018年初夏」とされていたが、今回「欧米で今春から導入予定」と公式にアナウンスされ、発売が早まった。

またSP-10Rは、「SP-10MK2」(1975年発売)と「SP-10MK3」(1981年発売)を用いたシステムへ取り付けることが可能だという。

SP-10Rは、「ハイエンドターンテーブルを再定義すべく」(同社)開発された、テクニクス“リファレンスクラス”の新モデル。新開発のコアレス・ダイレクトドライブ・モーターを搭載してトルクを強化した。ウェイトは比重の大きいタングステン製で、慣性質量を約1トン・cmまで高めたプラッターを、この強力なモーターで駆動。これによりワウフラッターが0.015%という、世界最高レベルの回転安定性を実現した。

電源部は別筐体で、ノイズを本体へ混入させない構造としている。この電源部には、同じく新開発の超低ノイズ電源を搭載している。

なお新たな情報として、ターンテーブルシステム「SL-1000R」も同じく今春から欧米で導入されることが明らかにされた。SP-10Rの性能を引き出すことを目的に作られたシステムで、軽量かつ高い減衰特性を持つマグネシウムパイプを用いた高感度トーンアームや、異種素材を組み合わせた高剛性筐体を採用している。

マグネシウムパイプを用いた高感度トーンアームを採用

当サイトでは、SP-10RやSL-1000Rの詳細を後ほど詳しくお伝えする予定だ。


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