専用基板は銅膜厚が通常品の4倍

DELAから専用筐体採用、オーディオ用に開発した光ディスクドライブ/USBハードディスク

公開日 2018/02/21 10:00 編集部:押野 由宇
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
メルコシンクレッツは、DELAブランドがオーディオ用に開発したという、CDなどの読み取りが可能な光ディスクドライブ「D10」「D100」と、容量の拡張やバックアップに使用できるUSBハードディスクドライブ「E100」を発売する。受注は本日2月21日より開始。D10は3月中旬出荷で、D100およびE100の出荷は準備でき次第、日程が公式サイトで公開される。

「D10-X-J」

<オーディオ用光ディスクドライブ>
DELA “D10” 「D10-X-J」 ¥230,000(税抜)
DELA “D100” 「D100-B-J」¥70,000(税抜)

「D100-B-J」

<オーディオ用外付けハードディスクドライブ>
DELA “E100” 「E100-H30-J」¥70,000(税抜)


「E100-H30-J」
全モデル共通の特徴として、ラックでもデスクトップでも使用可能なハーフサイズの専用設計筐体を採用。電源LEDとアイドリング、読み出し、書き込みの動作表示専用LEDを搭載し、アクセス動作表示LEDは「点滅しない」よう専用のソフトウェアで制御する。

フロント電源スイッチやハーフサイズながら2mm鋼鈑シャーシ、ドライブ部にはDELA「N1ZS/2A」同様のコンセプトで設計された「HS-S2」(Highly Stable Storage System)を採用。さらに専用基板は銅膜厚が通常品の4倍で、電源回路にはN1シリーズ同様の大容量コンデンサを搭載するほか、NDK製クロックや、デイジーチェーン接続が可能な高品位USBホストポートを搭載している。

オーディオ用光ディスクドライブのD10はDELAの4周年記念限定モデルとして、「N1Z」同様、筐体・基板・デザインに出来る限りのオーディオ機器開発のノウハウを投じ、Blu-ray Disc対応の高性能光ディスクドライブを採用したというリファレンス機。国内30台限定販売となる。

筐体は5面アルミ削り出しで、Blu-ray Discにも対応した高性能静音ドライブを採用。TAOC製の専用3点支持インシュレーターを備える。外形寸法は215W×61H×271Dmmで、質量は4.0kg。

D100は、リファレンス機D10をベースに、N1ミュージックライブラリのユーザー、PCオーディオユーザー向けの量産機として開発されたモデル。

デザインはD10を継承しつつ、2面にアルミを採用した専用筐体を採用。ドライブはBlu-ray Disc対応の高性能静音ドライブで、インシュレーターは4点支持仕様。外形寸法は215W×61H271Dmm、質量は3.5kg。なお、一般の光ディスクドライブ製品の質量は1.2kg以下となる。

オーディオ用外付けハードディスクドライブE100は、D100同様のエンクロージャーに、DELA音質責任者が選定した3TBのハードディスクを搭載した市販モデル。Windows/Macでそのまま使用できるexFAT形式で初期化された状態で出荷される。

2面にアルミを採用した専用筐体で、容量は3.0TB。4点支持のインシュレーター
を装備する。外形寸法は215W×61H×269Dmm、質量は3.6kg。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

トピック