USB入力も初搭載
LINN、モジュール追加で機能拡張できるネットワークプレーヤー「SELEKT DSM」。68万円から
リンジャパンは、仕様を4種類から選べるネットワークプレーヤー「SELEKT DSM」を10月から発売する。
・SELEKT DSM
スタンダードモデル(ライン出力搭載) 680,000円(税抜)
アンプ搭載モデル 880,000円(税抜)
Katalyst DAC搭載モデル(ライン出力搭載) 900,000円(税抜)
Katalyst DAC+アンプ搭載モデル 1,100,000円(税抜)
本日、リンジャパンはSELEKT DSMの発表会を開催。英LINN PRODUCTSの代表であるギラード・ティーフェンブルン氏が来日し、SELEKT DSMの詳細や、刷新された独自のルームチューニング機能 Space Optimisationについて説明を行った。
SELEKT DSMは、近日中の登場が事前にアナウンスされていたモデル(関連ニュース)で、今回その詳細や価格が明らかになったかたちだ。上記の4つから仕様を選択できるほか、購入後のDAC交換やアンプ追加も可能。
さらには今後、追加・交換が可能なヘッドホンアンプモジュールやHDMI増設モジュールも登場予定。アンプモジュールを3基搭載しての5.1ch再生にも対応予定だという。
なお、このモジュールの交換は、従来のアップグレードのようにLINNの本国工場に送り返す必要はなく、ショップスタッフが店舗やユーザー宅で簡単に追加・交換できる仕様になっているという。
入力については、イーサネット(LAN)端子やARC対応のHDMI端子に加えて、LINNとして初めてPC入力用のUSB-B端子を標準搭載している。
その他、MM/MC独立のアナログ・フォノ入力端子(192kHz/24bitでAD変換)、同軸/光デジタル端子(192kHz/32bit)をそれぞれ2系統備える。
ライン出力モデルについては、RCAを1系統、XLRを1系統装備する。
アンプ内蔵モデルは、オリジナル設計のブリッジド・クラスDアンプを搭載。出力は100W×2(4Ω)、50W×2(8Ω)となる。
いずれものモデルもEXAKT LINK端子を2系統搭載。EXAKTスピーカーやEXAKT BOX、URIKA IIの接続が可能となっている。
HDMI端子はステレオ再生に対応。サラウンド再生に対応するHDMIボードへのアップグレードも2019年に予定されているという。
■レコード再生のときのような触覚が味わえる操作性を目指した
SELEKT DSMは、外観もまったく新しいデザインを採用する。クロームプレートとスモークガラスで構成された特徴的な大型ダイヤルボタン、精巧に仕上げられたアルミ製筐体、内部の熱源に沿って削られた空冷スリット、鏡面仕上げのフロントパネル、接地面にLINNのロゴをあしらったクローム仕上げのフットなど、従来のDSシリーズとは趣きが大きく異なるものとなっている。
大型ボリュームノブ、任意で機能をアサインできるボタン、大型ディスプレイによって、ファイル再生も「(同社のレコードプレーヤー)LP12を操作するように、手で触れて感覚を味わいながら操作できる」(ギラード氏)と紹介されていた。
具体的には、同社の操作ソフト「KAZOO」から特定の操作やソース、アルバムやプレイリストなどをSELEKT DSMの本体ボタンにアサイン(同社ではこれを「ピン」と呼んでいる)して、本体操作のみで直感的にそれらを呼び出すことが可能となっている。
ギラード氏は「昨今では誰しもがスマートフォンやタブレットの画面を見ているが、そこから視線を外すと、もっと魅力的なものがあるというのを見せたい」とも語っていた。
■SELEKT DSMでネットワークオーディオを再定義する
LINNはネットワークプレーヤー「KLIMAX DS」を2007年に発売、ネットワークオーディオというジャンルを文字通り切り拓いた。ギラード氏はKLIMAX DS登場以降もLINNが「DSM」や「EXAKTシステム」など新しい領域に取り組みながらラインナップを広げてきたことを振り返った上で、「LINNはもう一度ネットワークオーディオを再定義する時期にあると考えている」と述べた。その結果として新しく開発されたのがSELEKT DSMだという。
ギラード氏はSELEKT DSMについて「全く新しいところからLINNがスタートを切るために開発した。外観はもちろん、エレクトロニクスもソフトウェアもまったく新しいものとなっている」と紹介した。
また、同氏は本機について「デジタルミュージックの“clarity(透明感)”と、アナログレコードならではの“tactility(手で触れる感覚)”を両立させることを狙って開発を行った」とも話していた。
また、SELEKT DSMのモジュラーシステムは、同社のアナログレコードプレーヤーで同様に様々なパーツの交換でアップグレードが行える「LP12」をモチーフとしているとのことだ。
■Space Optimisationによる補正が進化した
発表会では、ルームチューニング機能「Space Optimisation(スペース・オプティマイゼーション)」を刷新したことも発表された。
変更点としては、従来は定在波による特定のピークに対してスタティックな補正のみを行っていたところを、新たに、音楽信号の変化や試聴環境による音の減衰なども踏まえた動的な補正も行うようになった。また、ルーム寸法入力の時点でL字型など変速的な部屋の形を選択でき、ドアや窓の位置も詳細に設定できるようになった。
ギラード氏は「新しいSpace Optimisationは全帯域にわたって高い効果を発揮するが、特に低域再生においてはブレークスルーをもたらしてくれる」と説明していた。
・SELEKT DSM
スタンダードモデル(ライン出力搭載) 680,000円(税抜)
アンプ搭載モデル 880,000円(税抜)
Katalyst DAC搭載モデル(ライン出力搭載) 900,000円(税抜)
Katalyst DAC+アンプ搭載モデル 1,100,000円(税抜)
本日、リンジャパンはSELEKT DSMの発表会を開催。英LINN PRODUCTSの代表であるギラード・ティーフェンブルン氏が来日し、SELEKT DSMの詳細や、刷新された独自のルームチューニング機能 Space Optimisationについて説明を行った。
SELEKT DSMは、近日中の登場が事前にアナウンスされていたモデル(関連ニュース)で、今回その詳細や価格が明らかになったかたちだ。上記の4つから仕様を選択できるほか、購入後のDAC交換やアンプ追加も可能。
さらには今後、追加・交換が可能なヘッドホンアンプモジュールやHDMI増設モジュールも登場予定。アンプモジュールを3基搭載しての5.1ch再生にも対応予定だという。
なお、このモジュールの交換は、従来のアップグレードのようにLINNの本国工場に送り返す必要はなく、ショップスタッフが店舗やユーザー宅で簡単に追加・交換できる仕様になっているという。
入力については、イーサネット(LAN)端子やARC対応のHDMI端子に加えて、LINNとして初めてPC入力用のUSB-B端子を標準搭載している。
その他、MM/MC独立のアナログ・フォノ入力端子(192kHz/24bitでAD変換)、同軸/光デジタル端子(192kHz/32bit)をそれぞれ2系統備える。
ライン出力モデルについては、RCAを1系統、XLRを1系統装備する。
アンプ内蔵モデルは、オリジナル設計のブリッジド・クラスDアンプを搭載。出力は100W×2(4Ω)、50W×2(8Ω)となる。
いずれものモデルもEXAKT LINK端子を2系統搭載。EXAKTスピーカーやEXAKT BOX、URIKA IIの接続が可能となっている。
HDMI端子はステレオ再生に対応。サラウンド再生に対応するHDMIボードへのアップグレードも2019年に予定されているという。
■レコード再生のときのような触覚が味わえる操作性を目指した
SELEKT DSMは、外観もまったく新しいデザインを採用する。クロームプレートとスモークガラスで構成された特徴的な大型ダイヤルボタン、精巧に仕上げられたアルミ製筐体、内部の熱源に沿って削られた空冷スリット、鏡面仕上げのフロントパネル、接地面にLINNのロゴをあしらったクローム仕上げのフットなど、従来のDSシリーズとは趣きが大きく異なるものとなっている。
大型ボリュームノブ、任意で機能をアサインできるボタン、大型ディスプレイによって、ファイル再生も「(同社のレコードプレーヤー)LP12を操作するように、手で触れて感覚を味わいながら操作できる」(ギラード氏)と紹介されていた。
具体的には、同社の操作ソフト「KAZOO」から特定の操作やソース、アルバムやプレイリストなどをSELEKT DSMの本体ボタンにアサイン(同社ではこれを「ピン」と呼んでいる)して、本体操作のみで直感的にそれらを呼び出すことが可能となっている。
ギラード氏は「昨今では誰しもがスマートフォンやタブレットの画面を見ているが、そこから視線を外すと、もっと魅力的なものがあるというのを見せたい」とも語っていた。
■SELEKT DSMでネットワークオーディオを再定義する
LINNはネットワークプレーヤー「KLIMAX DS」を2007年に発売、ネットワークオーディオというジャンルを文字通り切り拓いた。ギラード氏はKLIMAX DS登場以降もLINNが「DSM」や「EXAKTシステム」など新しい領域に取り組みながらラインナップを広げてきたことを振り返った上で、「LINNはもう一度ネットワークオーディオを再定義する時期にあると考えている」と述べた。その結果として新しく開発されたのがSELEKT DSMだという。
ギラード氏はSELEKT DSMについて「全く新しいところからLINNがスタートを切るために開発した。外観はもちろん、エレクトロニクスもソフトウェアもまったく新しいものとなっている」と紹介した。
また、同氏は本機について「デジタルミュージックの“clarity(透明感)”と、アナログレコードならではの“tactility(手で触れる感覚)”を両立させることを狙って開発を行った」とも話していた。
また、SELEKT DSMのモジュラーシステムは、同社のアナログレコードプレーヤーで同様に様々なパーツの交換でアップグレードが行える「LP12」をモチーフとしているとのことだ。
■Space Optimisationによる補正が進化した
発表会では、ルームチューニング機能「Space Optimisation(スペース・オプティマイゼーション)」を刷新したことも発表された。
変更点としては、従来は定在波による特定のピークに対してスタティックな補正のみを行っていたところを、新たに、音楽信号の変化や試聴環境による音の減衰なども踏まえた動的な補正も行うようになった。また、ルーム寸法入力の時点でL字型など変速的な部屋の形を選択でき、ドアや窓の位置も詳細に設定できるようになった。
ギラード氏は「新しいSpace Optimisationは全帯域にわたって高い効果を発揮するが、特に低域再生においてはブレークスルーをもたらしてくれる」と説明していた。
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