ステラ/ゼファンのブースをレポート

<2019TIAS>Wilson Audioの旗艦モデル「CHRONOSONIC XVX」やVIVID AUDIO、MARTENの新スピーカー多数

公開日 2019/11/23 13:11 季刊AudioAccessory編集部
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11月22日から11月24日までの3日間、東京・有楽町の東京国際フォーラムにて「2019東京インターナショナルオーディオショウ」が開催されている。本稿ではステラ/ゼファンのブースの模様をレポート。会場は4FG409 ガラス棟、部屋の片側にステラファミリーのラインナップが、片側にゼファンファミリーのアイテムが並び、プレゼンデーションが行われた。

ステラ/ゼファンの試聴ルーム。フラッグシップスピーカーCHRONOSONIC XVXが存在感を放つ

ステラでは、Wilson Audioの最高位モデル「CHRONOSONIC XVX」を初展示。4ウェイ・7ドライバーシステム、高さ187cm/質量310kgという重量級モデルで、Constellation Audioのアンプ類や、STROMTANKの電源と組み合わせて試聴が行われていた。

Wilson Audioの創業者であるデイヴィッド・ウィルソンから製品開発を引き継いだ、ダリル・ウィルソンが開発を担当。上側の4ユニットは上からミッドレンジ、トゥイーター、ミッドレンジ、ミッドレンジを搭載。下側には10インチと12インチのウーファーを、頭頂部背面にはトゥイーターをもう1基搭載している。

CHRONOSONIC XVXのアッパー部を横から見たところ。ユニットや内部配線が見えるのも面白い

TechDASのターンテーブル「AIR FORCE ZERO」のデモンストレーションも、ステラの会長である西川英章氏が行った。すでにミュンヘンや香港、また国内でもクローズドな試聴会は行われていたようだが、一般向けの展示は初。西川会長自身によるエア・サスペンションや内部構造の詳細な解説とともに、カルロス・クライバーなどの名盤を再生している。

AIR FORCE ZEROのデモンストレーションを行う西川英章氏

サイズも価格も圧倒的なAIR FORCE ZEROの音を聴くことができるまたとないチャンス

初お目見えのモデルとしては、VIVID AUDIOの小型スピーカー「S12」が登場した。写真では黒っぽく見えるが、実は深い緑色。こちらはローレンス・ディッキー氏が自身の手で開発したプロトタイプということで、価格や発売日はまだ未定とのこと。ブースにはローレンス・ディッキー氏も登壇し、「スピーカーは透明な窓のように、クリアで見通しの良いものでなければならない」と自身のスピーカー開発のポリシーを語っていた。

VIVID AUDIOのカリスマエンジニア、ローレンス・ディッキー氏

VIVID AUDIO初の小型スピーカー。深い落ち着いた緑色をしている

ゼファンでは、MARTENのスピーカー「MINGUS ORCHESTRA」が初登場。1998年にMARTENが最初に登場させたモデルが初代「MINGUS」。MINGUS ORCHESTRAは、そのシリーズの最高峰モデルとして開発された。4ウェイ・フロアスタンディング+パッシブラジエーターを搭載しており、価格は2,600万(ペア/税抜)。こちらも高さ171cm、重さ130kgと存在感を放つ。Accuton製のCELLコンセプトドライバーを採用し、スウェーデンメイドのキャビネットが特徴だ。

ゼファンサイドのメイン試聴システム。スピーカーにはMINGUS ORCHESTRAに加えてBAYS AUDIOのCouranteも見える

そのMINGUS ORCHESTRAを駆動するのは、CH PRESICIONのアンプとプレーヤー。ケーブル類はすべてCRYSTAL AUDIOのモデルが活用されていた。

CH PRESICIONのフルラインナップが登場。CD/SACDユニットのD1、モノラルDAコンバーターC1 mono、モノラルプリアンプもL1、10MHzクロックT1などを活用

クリスタルケーブルの展示

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