左右チャンネルはワイヤレス接続

AIRPULSE、フラグシップアクティブスピーカー「A300PRO」。内部配線まで高品位パーツを追求

公開日 2020/08/14 07:00 編集部:押野 由宇
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
ユキムは、同社が取り扱うAIRPULSEブランドのアクティブスピーカー「A300PRO」を、9月上旬より発売する。価格はオープンだが、税抜250,000円/ペアでの実売が予想される。

「A300PRO」

AIRPULSEは2004年に設立されたブランドで、数々の銘機の開発に携わってきたフィル・ジョーンズ氏がR&Dのトップとしてエンジニアチームを率いている。A300PROは、そんな同社が展開するアクティブスピーカーシリーズのフラグシップに位置づけられるモデルだ。

左右それぞれのスピーカーには高効率・低リップル電源と、Texas Instrument製TPA3251デジタルパワーアンプを搭載。120Wのウーファー出力、10Wのトゥイーター出力を獲得している。

デジタルインターフェースはXMOS製Xcore-200マルチコア・プロセッサーとTexas Instrument製DSPチップ「TLV320AIC3268」で構成する。また左右スピーカーはKleerNetワイヤレス・オーディオ・テクノロジーによる非圧縮デジタル伝送で接続。5.2MHzの帯域で信号を伝送する。

デジタル部の設計は贅を尽くした

デジタル再生では、USB/Optical/Coax入力に加え、QCC3031の採用によりaptXでのBluetooth再生が可能。RCA/XLRのアナログ入力にも対応する。

強力なネオジムマグネットで駆動するアルミニウム・リボン・ダイヤフラム・トゥイーターを搭載。またホーン形状を採用しており、反射による影響を最小限に抑えた、ハイスピードかつ透明感豊かな再現性を獲得したとする。

ホーンロード・リボントゥイーターの構成イメージ

16.5cmのアルミニウム・コーン・ウーファーは、50mm径のアンダーハング型ボイスコイルと硬質アルマイト処理アルミニウム合金コーン振動板で構成。高剛性鍛造マグネシウム合金フレームを採用し、大きなエネルギーに対しても十分な剛性により対応する。

ウーファーの構成イメージ

エンクロージャーは厚さ25mmの高強度MDFで製作し、内部には定在波吸収のために36mm厚のプロ用吸音素材を配置。さらに背面には風切り音を最小限に抑えるために、楕円形のバスレフポートを備える。

内部配線にはトランスペアレント製ケーブルを使用し、圧着端子を用いないハンダ直付けで処理している。付属リモコンで音量やトレブル/バス調整が行える。再生周波数特性は40Hz - 40kHz。外形寸法は225W×385H×350Dmm、質量は14.7kg。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク