“ステイホーム”イヤーに開催される特別な選考会
「オーディオ銘機賞2021」の審査会が本日開催―2名の審査員長に聞く今年の展望
その年の最も優れたオーディオ・コンポーネントを選定し、オーディオ文化の向上と市場の活性化を目的に1978年に設立された「オーディオ銘機賞」。今年で42年目を数える本アワードの審査会が、本日2020年10月9日(金)に開催された。
「オーディオ銘機賞」の大きな特徴は、数多くのオーディオ機器に触れて評価、執筆活動を行っているオーディオ評論家諸氏に加え、エンドユーザーとダイレクトに触れ合う販売店を流通側審査委員として迎え選定を行っている点。
しかしながら、今年の「オーディオ銘機賞2021」の審査会も、やはり新型コロナウイルスの蔓延による影響を受けることとなった。10人の流通側の審査委員は、長距離の移動や地方からの上京によるリスクを鑑みて、当日の会議への出席は中止。事前投票と一部リモートによる参加で実施された。
リアルな審査会に関しては、評論家側のみが参加する形となったが、今年も多くのオーディオ製品がノミネートされた。ここから審査員同士の議論を経て、三賞「金賞」「銀賞」「銅賞」および「特別賞」、ジャンルごとの「オーディオ銘機賞」の受賞モデルが決定される。
卓抜した性能・革新の内容を持ち、しかもオーディオマインドにあふれ、今後のロングセラーおよびベストセラーが予想される、真の意味での「銘機」を選出される2021年最大のアワードがいよいよスタートする。
本日の選考会に先立って、「オーディオ評論家」と「流通」、それぞれを代表して2名の審査委員長に今年の全体的な動向を聞いた。
■オーディオ評論家側審査委員長 藤岡 誠氏
今年もオーディオ銘機賞の季節がやって来ました。この時期が近づくにつれて、我々、評論家も緊張感が高まります。選考にあたっては、例年通り厳正に審査を行なっておりますが、今年は新型コロナウイルスの影響もあり、販売店の方々はリモートでの参加になりました。
今回は、とりわけ国内メーカーから優秀なモデルが登場しております。特にアンプは著しい進化を遂げており、プレーヤーも魅力的でハイレベルな製品が出揃いました。その背景には、アナログブームの影響が大きいと思われます。そういった意味でも、依然としてハイエンドオーディオの最先端は、 “アナログレコードの高品位再生” にあると思います。
オーディオ銘機賞は、オーディオファイルのみならず、メーカーや読者も注目しています。 “失敗しない製品選び” のために、我々も責任を持って選考いたします。ぜひ今回も受賞結果に注目してください。
■流通側審査委員長 森田正二氏(CAVIN大阪屋)
今年はやはり新型コロナウイルスの影響で、ノミネートの数自体はかなり限られたものになりました。しかしながら、こういった状況下で出してきた製品は、いずれも粒揃いです。全体的に非常に高いレベルの製品が揃いました。
われわれオーディオ専門店は、この春からの巣籠もり需要で盛り上がり、オーディオ製品を求める方や修理のご依頼が増えてきています。そんななかで、こういったステイホームを有意義に過ごしていただけるような製品を提供していきたいですし、メーカー様にも期待しています。今年の「オーディオ銘機賞」の選考はそういった意味でも特別なものになるはずです。ぜひともご期待ください。
「オーディオ銘機賞」の大きな特徴は、数多くのオーディオ機器に触れて評価、執筆活動を行っているオーディオ評論家諸氏に加え、エンドユーザーとダイレクトに触れ合う販売店を流通側審査委員として迎え選定を行っている点。
しかしながら、今年の「オーディオ銘機賞2021」の審査会も、やはり新型コロナウイルスの蔓延による影響を受けることとなった。10人の流通側の審査委員は、長距離の移動や地方からの上京によるリスクを鑑みて、当日の会議への出席は中止。事前投票と一部リモートによる参加で実施された。
リアルな審査会に関しては、評論家側のみが参加する形となったが、今年も多くのオーディオ製品がノミネートされた。ここから審査員同士の議論を経て、三賞「金賞」「銀賞」「銅賞」および「特別賞」、ジャンルごとの「オーディオ銘機賞」の受賞モデルが決定される。
卓抜した性能・革新の内容を持ち、しかもオーディオマインドにあふれ、今後のロングセラーおよびベストセラーが予想される、真の意味での「銘機」を選出される2021年最大のアワードがいよいよスタートする。
本日の選考会に先立って、「オーディオ評論家」と「流通」、それぞれを代表して2名の審査委員長に今年の全体的な動向を聞いた。
■オーディオ評論家側審査委員長 藤岡 誠氏
今年もオーディオ銘機賞の季節がやって来ました。この時期が近づくにつれて、我々、評論家も緊張感が高まります。選考にあたっては、例年通り厳正に審査を行なっておりますが、今年は新型コロナウイルスの影響もあり、販売店の方々はリモートでの参加になりました。
今回は、とりわけ国内メーカーから優秀なモデルが登場しております。特にアンプは著しい進化を遂げており、プレーヤーも魅力的でハイレベルな製品が出揃いました。その背景には、アナログブームの影響が大きいと思われます。そういった意味でも、依然としてハイエンドオーディオの最先端は、 “アナログレコードの高品位再生” にあると思います。
オーディオ銘機賞は、オーディオファイルのみならず、メーカーや読者も注目しています。 “失敗しない製品選び” のために、我々も責任を持って選考いたします。ぜひ今回も受賞結果に注目してください。
■流通側審査委員長 森田正二氏(CAVIN大阪屋)
今年はやはり新型コロナウイルスの影響で、ノミネートの数自体はかなり限られたものになりました。しかしながら、こういった状況下で出してきた製品は、いずれも粒揃いです。全体的に非常に高いレベルの製品が揃いました。
われわれオーディオ専門店は、この春からの巣籠もり需要で盛り上がり、オーディオ製品を求める方や修理のご依頼が増えてきています。そんななかで、こういったステイホームを有意義に過ごしていただけるような製品を提供していきたいですし、メーカー様にも期待しています。今年の「オーディオ銘機賞」の選考はそういった意味でも特別なものになるはずです。ぜひともご期待ください。
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