特注仕様も可能

ZYX、モノラルMCカートリッジ上位機「Ultimate-OMEGA-MONO」「Ultimate-4D-MONO」

公開日 2021/04/01 18:25 編集部:小野佳希
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ヒノ・エンタープライズは、ZYXブランドより、モノラルMCカートリッジのトップエンドモデル「Ultimate-OMEGA-MONO」と「Ultimate-4D-MONO」を発表。専門店専用モデルとしての展開で、4月5日より受注を開始する。

価格は「Ultimate-OMEGA-MONO」が308,000円(以下、価格はすべて税込)で、「Ultimate-4D-MONO」が264,000円。0.7ミルコニカルスタイラス仕様+カーボンカンチレバーモデルも特注可能で、その際の価格追加はUltimate-OMEGA-MONOが55,000円、Ultimate-4D-MONOが33,000円。

Ultimate-4D-MONO

Ultimate-OMEGA-MONO

ステレオMCカートリッジで好評を集めているというUltimate-OMEGA/4Dグレードのモデルをモノラルカートリッジにも投入。ステレオカートリッジと同等クラスの技術とマテリアルを採用している。

同社では、『「音場の立体感(3D)に時間軸の整合をプラスした」4D、それに追加し「共振対策と重心バランスの対策を施した」OMEGA』とそれぞれの特徴を説明。「音の密度が凝縮されたモノーラルLP盤の情報を余すことなく、かつ正確に引き出す」とアピールしている。

独自の「エア・レスポンス・ダンパー・メカニズム」と名付けたメカを搭載。通常のステレオカートリッジメカのように上下左右に自在に動くものの、モノラル盤用に水平方向の信号のみを発電する仕組みとなっている。

これは、モノラルレコードは左右の水平方向のみにカットされており、上下運動である垂直方向の運動は不要なため。この独自メカニズムによって、「音溝に対して大変反応性が良いが、ノイズ感も少ない、透明感ある音を得ることができる」としている。

再生針には、天然角柱ダイヤモンドを使用した1ミル(1/1000インチ=0.0254mm)コニカルスタイラスを採用。なお、復刻版のモノラル盤は現代のカッティングマシンを使っているため1ミルよりも細いスタイラスのほうが相性が良い場合があるため、前述のように特注で0.7ミルコニカルスタイラス仕様も用意する。また、通常仕様はカンチレバー素材がアルミニウムマグネシウム合金だが、特注品ではC1000収束カーボンファイバー素材となる。

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