創業50周年記念モデル

ウエスギ、光カートリッジ対応の真空管式フォノEQ「U・BROS-220R」

公開日 2021/10/27 16:26 ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
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ウエスギは、MM/MCカートリッジに加え光カートリッジにも対応する真空管式フォノイコライザー「U・BROS-220R」を発売する。価格は715,000円(税込)、発売は12月を予定。

UESUGI「U・BROS-220R」

「U・BROS-220R」は2016年に発売となった「U・BROS-220」の後継機となり、ウエスギブランドの創業50周年記念モデルとなる。DSオーディオが展開する現代の光カートリッジにも対応しており、業界初の真空管式の光カートリッジ対応機となる。

初段アンプには松下電器の特注低雑音真空管「12AX7A」を、次段アンプならびに出力バッファーにはフィリップスの「12AT7」を使用し、入力換算雑音値-120dBV以上(MM)を実現している。

入力はMM/MCアンバランスが2系統、MCバランスが1系統、光カートリッジが1系統の合計4系統が搭載される。出力はアンバランス1系統(2番HOT)となる。

「U・BROS-220R」の背面パネル

MM/MCカートリッジ用に、動特性に優れた無帰還CR型イコライザーアンプを採用。光カートリッジ用にはこの無帰還増幅段を共用することで、回路規模の増大を回避したという。大型コア採用による低損失、高効率なMCステップアップトランスを内蔵。低〜中インピーダンスのMCカートリッジのダイレクト再生を実現している。

「U・BROS-220R」の内部構造

電源トランスには、低磁束密度動作、低漏洩時速のRコアトランスを新たに採用。防振ゴムを介してシャーシに固定することで、トランスへの振動の伝播を軽減しているという。

ステレオ、モノラル切り替えスイッチを装備するほか、セレクターのMUTE位置ではカートリッジの減磁効果も期待できるという。

ノブはアルミ削り出し、木製キャビネットはウォールナットオイルフィニッシュ。シャーシは1.6mm厚の亜鉛メッキ鋼板により高剛性を実現している。外形寸法は435W×146H×365Dmm、質量は14kg。

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