MYTEK DIGITALの最上位シリーズ「EMPIRE」も披露
<HIGH END>オルトフォン、旗艦MCカートリッジ「MC Diamond」/コードの「ULTIMA PRE3」ほか海外ハイエンドの注目新製品
5月19日より22日まで開催されていた世界最大規模のオーディオイベント、「ミュンヘン・ハイエンド」。ここでは、海外の人気ブランドの注目新製品などを、写真レポートを中心にお届けしよう。
【オルトフォン】
オルトフォンは、MCカートリッジのトップモデルとなる「MC Diamond」を発表。スタイラスチップとカンチレバーの双方にダイヤモンドを採用、ボディにはチタンというオルトフォンならではの最高峰の技術を投入したものとなっている。
ボディはSLMテクノロジーにより非常に高精度な造形を実現。不要振動を低減し最適なダンピングを実現できるよう構成されている。またゴムのダンパーには2種類の異なるマテリアルを組み合わせることで、共振を抑えさらに「アキュレートなサウンド」を実現するとしている。今秋の発売を予定。
【MYTEK DIGITAL】
アメリカのマイテック・デジタルは、AXPONAショウでも披露されていた最新モデル「EMPIRE STREAMER DAC」とパワーアンプ「EMPIRE MONOBLOCKS」を披露。EMPIREは、Manhattanシリーズよりも上位に位置し、最上位クラスに与えられるシリーズ名となる。
「EMPIRE STREAMER DAC」はRoon OSを搭載、Wi-Fiまたは有線で接続することで、Roonを中心にさまざまなネットワーク再生が行える。プリアンプ機能も搭載するオールインワンのネットワークプレーヤーだ。また「EMPIRE MONOBLOCKS」は、新規開発されたGaN FET(窒化ガリウム)モジュールを搭載。高周波ノイズ対策の観点からもGaNは非常に注目されており、今後のさまざまな製品展開にも期待が高まる。
【LINN】
リンからは、現代表であるギラード・ティーフェンブルン氏が来場。コロナ禍における生産体制などについて伺うと、「資源等の不足や物流の混乱など、非常に厳しい状況が続いていますが、FIGHT! FIGHT! の精神で少しずつでも状況を良くしていこうと頑張っています。3年ぶりのショウで世界各国のディーラーや評論家とお話することができて大変嬉しいですね」と力強いコメント。
会場では最新モデルであるKLIMAX DSM/3に高い関心が集まるほか、1973年1月に組み立てられたという貴重なLP12(シリアルナンバー6番)も展開。現在も再生可能であるということで、一生モノとして愛され続けるリンプロダクツの魅力もアピールした。
【コード】
イギリスのコードは、プリアンプ「ULTIMA PRE3」を披露した。RCA入力を3系統、XLR入力を3系統、出力はXLRとRCAを各1系統ずつ搭載、すべての入力に高周波ノイズの混入を防ぐフィルターが搭載されるという。またUSB typeAの充電端子も搭載される。
フロントに取り付けられた独特の形状をしたボリューム・バランス/AVバイバスノブが特徴で、人間工学に基づいた設計になっているという。会場では、DAVEとパワーアンプ「ULTIMA 5」に、ホワイトカラーのB&Wの「801 D4」と組み合わせたスタイリッシュな組み合わせで展開されていた。
【アヴァンギャルド】
ドイツのホーンスピーカーブランド・アヴァンギャルドは、新スピーカー「TRIO G3」を発表。XDシリーズに次ぐ第3世代モデルとなり、さまざまなモジュールを組み込むことでアップデートできるモデルとなっている。パッシブまたはアクティブスピーカーとして利用でき、アクティブスピーカーとして利用する場合、独自技術によるiTRONアンプモジュールが組み込まれる。
新規開発されたXT3トゥイーター(下写真・左)とXM3ミッドレンジ(上)、XL3ウーファー(下)で構成、すべてのドライバーが同一平面上にあることで、正確なサウンドを実現するという。また、オプションとしてネットワークモジュールを組み込むことで、RoonやDLNA、TIDAL/Spotify等の再生にも対応できるという。
【オーディア・フライト&ALARE】
イタリアのハイエンドブランドAUDIA FLIGHTは、新たにスタートしたスピーカーブランドAlareとともに出展。トップローディング方式のSACDプレーヤー「FLS20」を出展した。DAコンバーターには「ES9038PRO」を搭載、オーディア独自のフルバランス回路を搭載、シグナルパスを最短化することや回路サイズを小さくするといった対策が実現されているという。
Alareは、準フラグシップスピーカー「Remiga2」をお披露目。低域はトランスミッションラインとなっており、200mmと250mmの2つのユニットによって駆動されている。Alareの代表であるMassimo Costa氏は、「このスピーカーは数年前にもう完成していたものですが、大きなオーディオイベントがほとんど開催されなかったため、今回のミュンヘンでお披露目できて嬉しいです」とコメントしてくれた。
そのほか、北欧のリードソンからは、オールインワンのプレーヤー+ヘッドホンアンプ「ORPHEON mk2」が登場。リードソンは「ORATORIO」といったネットワーク接続にも対応するミュージックサーバー/ネットワークプレーヤーでも知られるが、ヘッドホンをそのままかけられるオリジナルな形状も特徴。
そのほか、スイス・Nagraからはフォノイコライザー「HD PHONO」、フランスのATOLLからはストリーマーとDACが一体となった「SDA300 Signagure」、Mola Molaからはフォノイコライザー「Lupe」、KUZMAからはフラグシップとなるトーンアーム「Safir 9」などがお披露目された。
【オルトフォン】
オルトフォンは、MCカートリッジのトップモデルとなる「MC Diamond」を発表。スタイラスチップとカンチレバーの双方にダイヤモンドを採用、ボディにはチタンというオルトフォンならではの最高峰の技術を投入したものとなっている。
ボディはSLMテクノロジーにより非常に高精度な造形を実現。不要振動を低減し最適なダンピングを実現できるよう構成されている。またゴムのダンパーには2種類の異なるマテリアルを組み合わせることで、共振を抑えさらに「アキュレートなサウンド」を実現するとしている。今秋の発売を予定。
【MYTEK DIGITAL】
アメリカのマイテック・デジタルは、AXPONAショウでも披露されていた最新モデル「EMPIRE STREAMER DAC」とパワーアンプ「EMPIRE MONOBLOCKS」を披露。EMPIREは、Manhattanシリーズよりも上位に位置し、最上位クラスに与えられるシリーズ名となる。
「EMPIRE STREAMER DAC」はRoon OSを搭載、Wi-Fiまたは有線で接続することで、Roonを中心にさまざまなネットワーク再生が行える。プリアンプ機能も搭載するオールインワンのネットワークプレーヤーだ。また「EMPIRE MONOBLOCKS」は、新規開発されたGaN FET(窒化ガリウム)モジュールを搭載。高周波ノイズ対策の観点からもGaNは非常に注目されており、今後のさまざまな製品展開にも期待が高まる。
【LINN】
リンからは、現代表であるギラード・ティーフェンブルン氏が来場。コロナ禍における生産体制などについて伺うと、「資源等の不足や物流の混乱など、非常に厳しい状況が続いていますが、FIGHT! FIGHT! の精神で少しずつでも状況を良くしていこうと頑張っています。3年ぶりのショウで世界各国のディーラーや評論家とお話することができて大変嬉しいですね」と力強いコメント。
会場では最新モデルであるKLIMAX DSM/3に高い関心が集まるほか、1973年1月に組み立てられたという貴重なLP12(シリアルナンバー6番)も展開。現在も再生可能であるということで、一生モノとして愛され続けるリンプロダクツの魅力もアピールした。
【コード】
イギリスのコードは、プリアンプ「ULTIMA PRE3」を披露した。RCA入力を3系統、XLR入力を3系統、出力はXLRとRCAを各1系統ずつ搭載、すべての入力に高周波ノイズの混入を防ぐフィルターが搭載されるという。またUSB typeAの充電端子も搭載される。
フロントに取り付けられた独特の形状をしたボリューム・バランス/AVバイバスノブが特徴で、人間工学に基づいた設計になっているという。会場では、DAVEとパワーアンプ「ULTIMA 5」に、ホワイトカラーのB&Wの「801 D4」と組み合わせたスタイリッシュな組み合わせで展開されていた。
【アヴァンギャルド】
ドイツのホーンスピーカーブランド・アヴァンギャルドは、新スピーカー「TRIO G3」を発表。XDシリーズに次ぐ第3世代モデルとなり、さまざまなモジュールを組み込むことでアップデートできるモデルとなっている。パッシブまたはアクティブスピーカーとして利用でき、アクティブスピーカーとして利用する場合、独自技術によるiTRONアンプモジュールが組み込まれる。
新規開発されたXT3トゥイーター(下写真・左)とXM3ミッドレンジ(上)、XL3ウーファー(下)で構成、すべてのドライバーが同一平面上にあることで、正確なサウンドを実現するという。また、オプションとしてネットワークモジュールを組み込むことで、RoonやDLNA、TIDAL/Spotify等の再生にも対応できるという。
【オーディア・フライト&ALARE】
イタリアのハイエンドブランドAUDIA FLIGHTは、新たにスタートしたスピーカーブランドAlareとともに出展。トップローディング方式のSACDプレーヤー「FLS20」を出展した。DAコンバーターには「ES9038PRO」を搭載、オーディア独自のフルバランス回路を搭載、シグナルパスを最短化することや回路サイズを小さくするといった対策が実現されているという。
Alareは、準フラグシップスピーカー「Remiga2」をお披露目。低域はトランスミッションラインとなっており、200mmと250mmの2つのユニットによって駆動されている。Alareの代表であるMassimo Costa氏は、「このスピーカーは数年前にもう完成していたものですが、大きなオーディオイベントがほとんど開催されなかったため、今回のミュンヘンでお披露目できて嬉しいです」とコメントしてくれた。
そのほか、北欧のリードソンからは、オールインワンのプレーヤー+ヘッドホンアンプ「ORPHEON mk2」が登場。リードソンは「ORATORIO」といったネットワーク接続にも対応するミュージックサーバー/ネットワークプレーヤーでも知られるが、ヘッドホンをそのままかけられるオリジナルな形状も特徴。
そのほか、スイス・Nagraからはフォノイコライザー「HD PHONO」、フランスのATOLLからはストリーマーとDACが一体となった「SDA300 Signagure」、Mola Molaからはフォノイコライザー「Lupe」、KUZMAからはフラグシップとなるトーンアーム「Safir 9」などがお披露目された。