専用スタンドも発売

TAD、3ウェイブックシェルフ型スピーカー「TAD-CE1TX」。ウーファーとミッドレンジユニットを新規開発

公開日 2022/09/15 11:16 ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
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テクニカル オーディオ デバイセズ ラボラトリーズは、Evolutionシリーズの3ウェイブックシェルフスピーカー「TAD-CE1TX」を発売する。価格は1,485,000円(1本/税込)、11月下旬発売。

「TAD-CE1TX」

TAD-CE1TXは、2014年発売の「TAD-CE1」の後継機となるが、ウーファーとミッドレンジユニットは新規開発して搭載。上位モデルとなるReference TXシリーズの音質コンセプトを継承し、「音場と音像の高次元での融合」を実現したとしている。

中高域用には、広帯域にわたって指向性をコントロールできる独自の同軸ユニット「CSTドライバー」を引き続き搭載。ミッドレンジには、内部損失が高い新開発のマグネシウム振動板を採用し、表面に化成被膜と塗装による複合処理を施すことで、材料固有の共振を排除。またサスペンションと振動板における逆共振を制御し、低歪化と立ち下がり特性の改善を図ったとしている。

トゥイーターは軽量で剛性に優れたベリリウム振動板で、コンピューター解析による最適化手法「HSDOM」で形状設計、100kHzまでの超広帯域再生を実現する。

ウーファーには新開発の「MACS II(Multi-layered Aramid Composite Shell 2nd generation)振動板」を採用。センターキャップとコーンを一体化した1ピースのシェル状振動板の物性最適化を行うことで、豊かでクリアな低音とカラーレーションのない素直な中低域の再生を実現するとしている。

ポートは「Bi-Directional ADSポート」を引き続き搭載。両サイドにスリット形状のポートを設置し、開口部をホーン形状にすることで内部定在波の漏洩を抑制、レスポンスよく豊かな低域を再生する。

エンクロージャーは、高剛性のバーチプライウッドを骨組に、内部損失の高いMDFを組み合わせる「SILENTエンクロージャー」で、左右の側板に10mm厚の高剛性アルミパネルを装着してキャビネットの共振を低減。内部にも吸音材を配置し内部定在波を排除している。仕上げはトロピカルオリーブ柄の鏡面仕上げとなっている。

なお、専用スタンド「TAD-ST2TX-K」もあわせてラインナップ。価格は308,000円(ペア/税込)でこちらも11月下旬発売予定。

本体サイズは287W×510H×447Dmm、質量は29kg。再生周波数帯域は34Hz〜100kHz、クロスオーバー周波数は250Hzと1.8kHz。出力音圧レベルは85dB(2.83V/1m)、最大入力は200W、定格インピーダンスは4Ω。スタンドのサイズは399W×591H×485Dmmで質量は18.5kg。

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