音門、3筐体式の真空管プリ+パワーアンプ「THE ORPHEUS」
パワーアンプ部は「211」を使用したシングルパラレル構成となっており、ドライバー段には300B、初段にはC3gを使用している。電源部は高圧の1000Vを得るため、4本の整流管を使用し両波整流をおこなっている。また211のヒーターには独立の電源トランスで電源を供給、ヒーターチョークでドライブしている。
プリアンプ部はパワーアンプの大きなリップル電流やヒーターからのハムノイズを分離するため、別筐体として独立。前段はC3g、出力段は300Bで、「信号の損失が小さく低音の豊かな音にする」ためにトランスドライブとしている。またプリ・パワー間は、パワーアンプの211を強力にドライブするために一般のRCA/XLRではなく、軍事用にも使われるメタルコネクターを採用したケーブルで接続する。
本機のサウンドについては、『季刊・analog vol.77』にて石原 俊氏がレビューしているので、合わせてご確認いただきたい。
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