蘇った伝説の相棒

ELECTROCOMPANIET、デュアル・モノラル構造のプリアンプ「EC 4.8 MK II」

公開日 2023/10/02 18:14 編集部 : 伴 修二郎
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シーエスフィールドは、ELECTROCOMPANIETのプリアンプ「EC 4.8 MK II」を10月10日(火)に発売する。価格は1,265,000円(税込)。

「EC 4.8 MK II」

それぞれ独立した電源を備える「デュアル・モノラル構造」を採用したリファレンス・プリアンプ。前身モデルとなる「EC 4.8」をベースに、新しい機構や音響改善で各種性能を強化。「すべての優れたパワーアンプのサウンドをアップグレードさせる」とアピールする。

「マスターとの差を縮める」をコンセプトに掲げ、突出したパフォーマンス、優れた解像度、抜群のコントロール性能、正確かつ緻密な音楽再現能力を追求。スタイリッシュなスリムライン設計で、入力から出力までディスクリートのアナログオーディオ回路でフルバランス動作を実現したという。

背面

非常にフラットな101Ω以下の出力インピーダンスは、同社の同時発売されるパワーアンプの新製品「AW 800 M」の制御も容易だと説明する。加えて、ライン周波数特性も非常にフラットで、下は3Hz/-1dB、上は100kHz/-0.62dBまで伸びている。

0 dBVにおけるバランス・ライン周波数特性 (黒線) 及び出力インピーダンス (赤線)

20Hz〜20kHzの可聴帯域内では、歪みがわずか0.00012〜0.00035%(0dBV基準)と非常に低く、40kHzではわずかながら0.00075%まで上昇する。これにより、DSD64メディアに付随する再量子化ノイズの膨らみによって引き起こされる可能性のある帯域内相互変調歪みを抑制するとしている。

入力端子はXLRバランスを2系統、RCAシングルエンドを3系統(内1系統はボリュームバイパス)の計5系統を装備。出力端子はラインrec出力のほか、バランスXLRを1系統搭載する。

端子部

入力インピーダンスは47kΩ、出力インピーダンスは100Ω、最大ゲインは6dB、ノイズフロア(0dBゲイン)は<-130 dB。全高調波歪み(1V in, 1X out)はアンバランスが-120dB、バランスが-130dB。外形寸法は470W×80H×372Dmm、質量は11.3kg。

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