ヘルステックソリューションもデモ予定

旭化成エレクトロニクス、CESへの出展を発表。車載ソリューション「VELVET SOUND for Cars」など展開

公開日 2023/12/05 17:32 ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
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旭化成エレクトロニクス(AKM)は、2024年1月9日から12日までラスベガスにて開催されるCES2024への出展を発表した。モビリティやヘルステック分野において、同社の先進のエレクトロニクスソリューションを用いた未来のくらしを提案するとしている。

モビリティやヘルステック向けソリューションを展開予定

モビリティ向けとしては、同社が培ってきた高音質ブランドVELVET SOUNDの技術を応用した車載用オーディオシステム「VELVET SOUND for Cars」を展開。スペックだけではなく“感性に訴える音”を実現するべく開発された、高音質オーディオ用ICとソフトウェア、チューニング技術などを体験できる。

「VELVET SOUND for Cars」のサウンドをデモンストレーションする

またEVの航続距離延伸につながるCO2センサーによる空調稼働管理のコンセプトや、輸送機関の安全性に貢献するマウスピース不要、タッチフリーなアルコールセンサーなども紹介する。

ヘルステック向けソリューションとしては、ウェアラブルデバイス向けの非接触式温度センサーを開発。リストバンド形状で皮膚温計測を行うコンセプトデモを展示する。

ウェアラブルデバイスで皮膚温計測を行うコンセプトデモを展示

温度センサーは1.8mm角以下という超小型サイズとなっており、装着後すぐに温度測定可能、さらに高速応答性と精度の高さを実現しており、スマートウォッチのウェアラブルデバイスのアプリケーション開発の可能性を広げるモデルとしている。

他にも、エナジーハーベスティングソリューションとして、mVレベルの入力電圧を昇圧することで、微弱な光や水、体温といったわずかな環境エネルギーをIoTセンサーノードなどのシステム電源として活用するデモなどを実施。電池交換不要なソリューションを提案するとしている。

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