税込990,000円(1台)

タンノイ、スピーカーシステム「Stirling III LZ Special Edition」を2024年1月より出荷開始

公開日 2023/12/15 17:36 編集部 : 伴 修二郎
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エソテリックは、TANNOYのスピーカーシステム「Stirling III LZ Special Edition」の出荷を2024年1月より開始する。価格は990,000円(1台/税込)。

「Stirling III LZ Special Edition」

本モデルは、1961年に発売された10インチデュアルコンセントリック(同軸2ウェイ)ドライバーを搭載する銘機「III LZ」の系譜に直接連なるスピーカーシステム。今年4月に製品発表されていたが、この度日本国内の出荷時期が決定した。

ユニット磁気回路には大型アルニコマグネットALCOMAX-III、コンプレッションホーン部にはクルトミューラー社特製10インチ・ウーファーコーンを備え、上記の通り同ブランドの特長であるデュアルコンセントリックドライバー構造を採用する。数あるマグネット素材の中でも、複雑な倍音構成を豊かに再現するアルニコマグネットを採用することで、各楽器の音色の違いをリアルに再現するという。

往年の銘機「III LZ」の系譜を踏襲している

ウォルナット無垢材・突板仕上げを施した新規設計のエンクロージャーは、Stirling/GRをベースにオリジナルIII LZ モデルの設計要素も取り入れながら、1960年代当時には無かった素材・設計技術を用いて完成度を高めている。

エンクロージャー内部はブレーシング(添木)を多用して剛性を高め、ドライバーユニットはバッフル面に加えてユニット背面も内部ブレーシングで固定し、低域をしっかりとコントロールする。

DPSバスレフポートもコンピューター解析技術を使った新規設計により、より豊かな低域と空間再現性、解像度の大幅な向上を実現したとアピール。グリルは1960年代当時のビンテージIII LZを彷彿とさせる、独特のテクスチャーを備えたオフホワイトの「オートミールクロス」を採用する。

スピーカー前面には、上位機種同様にTREBLE ENERGY / TREBLE ROLLOFFの2種類を備えたロックアップ式の高域レベルコントロールと低損失ネットワーク回路を採用。付属品として手入れ用の専用ウッドワックスを同梱する。

周波数特性は29Hz - 27kHz(–6dB)、能率は93dB(2.83V/1m)、インピーダンスは8Ω。外形寸法は397W×855H×368Dmm(突起部を除く)、本体質量は33.2kg(1台)。

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