ブランド本拠地のキールで開発されたモデル
ELAC、「JET6」搭載で3年振りにモデルチェンジしたスタンダードクラス「Solano 280.2シリーズ」
ユキムは、同社取り扱いブランドELACから、JETトゥイーターの最新世代「JET6」を搭載したスタンダードクラス“Solano 280.2シリーズ”を6月より発売する。カラーはハイグロス・ブラック/ハイグロス・ホワイトを用意。ラインナップと税込価格は以下の通り。
・フロア型 「Solano FS 287.2」 660,000円(ペア)
・ブックシェルフ型 「Solano BS 283.2」 330,000円(ペア)
・センタースピーカー 「Solano CC 281.2」 231,000円(1本)
Solano 280.2シリーズは、2021年にリリースされた“Solano 280シリーズ”の後継機種であり、約3年振りのモデルチェンジとなる。本シリーズは、同社で30年以上に渡ってスピーカー開発に携わっているロルフ・ヤンケ氏が手掛けている。また、ELACの本拠地であるキールで開発されていることも特徴だ。
最大の特徴は、最新世代のJETトゥイーター「JET6」を採用している点だ。JETトゥイーターは、25mmドームのトゥイーターと比較して、10倍の面積を備えることで、優れた周波数特性とパワーハンドリング、そして抜群の低歪みを成し得たと同社はアピールしている。
JET6からは、カプトン素材にプリントされた導電アルミニウム・パターンの厚みに箇所ごとに調整して振動板の質量分布に変化を与え、併せて振動板の畳み幅を数種類の複雑なパターンを組み合わせる仕組みを新たに採用している。これらの仕様によって、共振の低減、2kHzと12kHz付近のTHDの改善、そして周波数特性のリニアリティが向上しており、特に30kHz以上の帯域で大きく効果を発揮しているという。
ウーファーには、振動板にアルマイト処理を施した新たなアルミニウム素材を使用しており、ペーパーコーンとのハイブリッド構造を用いることで、内部損失に優れ、ニュートラルな音質を実現する「AS CONE」ウーファーを採用。高剛性フレーム構造を初採用しており、可動域の広いロングストローク・ボイスコイルを支えて安定感を高め、制振性とS/Nの向上に繋がっているとのこと。
エンクロージャーに高い制振性を実現するアルミ・ダイキャスト製のフレーム・バスケットを搭載し、最新の音響解析技術を用いてデザインされたウェーブ・ガイドを採用することで理想的な放射特性を可能にするなど、同社のハイグレードクラス“VELA 400.2シリーズ”でも導入している技術を継承している。
また、フレア型のグラス・ファイバー製バスレフポートを、壁反射の影響を受けにくくするため、底面に向かってダウンファイヤリングさせる構造を採用。スピーカーターミナルに頑丈なアルミニウム・プレートを投入することで、エンクロージャー内部で発生する振動も低減している。
ネットワーク部には、磁気歪みを廃した大型空芯コイルを備えたウーファー専用基盤や、高品位パーツによって構成したというトゥイーター専用基盤を設置。各基板の干渉によって発生するノイズを防ぐためにセパレート構成が採用されている。また、バイワイヤリング接続にも対応する。なお内部配線材にはVan den hul製のケーブルを使用している。
Solano FS 287.2は、2.5ウェイ・バスレフ型を採用し、JET6トゥイーター×1基、150mm AS CONEウーファー×2基を搭載。周波数特性は30 - 50kHz、クロスオーバー周波数が450Hz/2.4kHz、能率が87dB、インピーダンスが4Ω。外形寸法は260W×958H×300Dmm、質量は19.0kg。
Solano BS 283.2は、2ウェイ・バスレフ型で、JET6トゥイーター×1基、150mm AS CONEウーファー×1基を搭載。周波数特性は30 - 50kHz、クロスオーバー周波数が2.4kHz、能率が85dB、インピーダンスが4Ω。外形寸法は190W×331H×248Dmm、質量は8.0kg。
Solano CC 281.2は、2.5ウェイ・バスレフ型で、JET6トゥイーター×1基、150mm AS CONEウーファー×2基を搭載。周波数特性は34 - 50kHz、クロスオーバー周波数が450Hz/2.4kHz、能率が87.5dB、インピーダンスが4Ω。外形寸法は500W×190H×248Dmm、質量は12.0kg。
・フロア型 「Solano FS 287.2」 660,000円(ペア)
・ブックシェルフ型 「Solano BS 283.2」 330,000円(ペア)
・センタースピーカー 「Solano CC 281.2」 231,000円(1本)
Solano 280.2シリーズは、2021年にリリースされた“Solano 280シリーズ”の後継機種であり、約3年振りのモデルチェンジとなる。本シリーズは、同社で30年以上に渡ってスピーカー開発に携わっているロルフ・ヤンケ氏が手掛けている。また、ELACの本拠地であるキールで開発されていることも特徴だ。
最大の特徴は、最新世代のJETトゥイーター「JET6」を採用している点だ。JETトゥイーターは、25mmドームのトゥイーターと比較して、10倍の面積を備えることで、優れた周波数特性とパワーハンドリング、そして抜群の低歪みを成し得たと同社はアピールしている。
JET6からは、カプトン素材にプリントされた導電アルミニウム・パターンの厚みに箇所ごとに調整して振動板の質量分布に変化を与え、併せて振動板の畳み幅を数種類の複雑なパターンを組み合わせる仕組みを新たに採用している。これらの仕様によって、共振の低減、2kHzと12kHz付近のTHDの改善、そして周波数特性のリニアリティが向上しており、特に30kHz以上の帯域で大きく効果を発揮しているという。
ウーファーには、振動板にアルマイト処理を施した新たなアルミニウム素材を使用しており、ペーパーコーンとのハイブリッド構造を用いることで、内部損失に優れ、ニュートラルな音質を実現する「AS CONE」ウーファーを採用。高剛性フレーム構造を初採用しており、可動域の広いロングストローク・ボイスコイルを支えて安定感を高め、制振性とS/Nの向上に繋がっているとのこと。
エンクロージャーに高い制振性を実現するアルミ・ダイキャスト製のフレーム・バスケットを搭載し、最新の音響解析技術を用いてデザインされたウェーブ・ガイドを採用することで理想的な放射特性を可能にするなど、同社のハイグレードクラス“VELA 400.2シリーズ”でも導入している技術を継承している。
また、フレア型のグラス・ファイバー製バスレフポートを、壁反射の影響を受けにくくするため、底面に向かってダウンファイヤリングさせる構造を採用。スピーカーターミナルに頑丈なアルミニウム・プレートを投入することで、エンクロージャー内部で発生する振動も低減している。
ネットワーク部には、磁気歪みを廃した大型空芯コイルを備えたウーファー専用基盤や、高品位パーツによって構成したというトゥイーター専用基盤を設置。各基板の干渉によって発生するノイズを防ぐためにセパレート構成が採用されている。また、バイワイヤリング接続にも対応する。なお内部配線材にはVan den hul製のケーブルを使用している。
Solano FS 287.2は、2.5ウェイ・バスレフ型を採用し、JET6トゥイーター×1基、150mm AS CONEウーファー×2基を搭載。周波数特性は30 - 50kHz、クロスオーバー周波数が450Hz/2.4kHz、能率が87dB、インピーダンスが4Ω。外形寸法は260W×958H×300Dmm、質量は19.0kg。
Solano BS 283.2は、2ウェイ・バスレフ型で、JET6トゥイーター×1基、150mm AS CONEウーファー×1基を搭載。周波数特性は30 - 50kHz、クロスオーバー周波数が2.4kHz、能率が85dB、インピーダンスが4Ω。外形寸法は190W×331H×248Dmm、質量は8.0kg。
Solano CC 281.2は、2.5ウェイ・バスレフ型で、JET6トゥイーター×1基、150mm AS CONEウーファー×2基を搭載。周波数特性は34 - 50kHz、クロスオーバー周波数が450Hz/2.4kHz、能率が87.5dB、インピーダンスが4Ω。外形寸法は500W×190H×248Dmm、質量は12.0kg。
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