ヤマハ、バンドといっしょに演奏できるアプリ「Extrack」無償公開。音源分離技術を活用
ヤマハは、好きな楽曲をバンドメンバーになった気分で演奏できる音楽アプリ「Extrack」を公開した。独自の音源分離技術により、特定の楽器の音を抽出したりミュートすることが可能で、楽器の練習などに活用できる。iOS版は3月18日に配信済み、Android版は4月より配信を開始する。

Extrackに楽曲データを読み込ませると、ボーカル、ギター、ベース、ドラムなどの各楽器パートに分離することや、コードの解析が可能。各パートの音量を自由に調整することで、「自分が演奏する楽器の音だけを聴いて耳コピする」「自分が演奏する楽器の音をミュートして他のパートと一緒に演奏する」「ドラムを強調してリズムを掴みやすくする」といった柔軟な練習方法が可能になる。


またコードも自動的に解析して表示、再生と同期してリアルタイムに表示することもできる。ギターや鍵盤の抑え方も表示してくれるので、初心者でも視覚的に演奏を捉えることができる。また速度やキーの変更も可能なので、テンポを落として細かいフレーズを練習することや、歌いやすいキーに変更することも可能だ。
なお、読み込ませることができるのはダウンロード販売等で購入したデータで、ストリーミングサービスの楽曲を読み込ませることはできない。
無料機能では、最大4種類(ボーカル/ベース/ドラム/その他)の楽器が分離でき、分離できる曲数は1ヶ月あたり5曲まで。
有料プランも用意されており、こちらでは最大7種類(ボーカル/ギター/ベース/ドラム/ピアノ/ブラス/その他)の楽器の分離ができるほか、分離できる楽曲数は無制限となる。有料プランは年額7,000円、月額で900円で提供される。
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