カシオ、L判24枚を約3分で出力するデジタル写真自動販売機を開発

●カシオ計算機は、新しいデジタルプリント事業の構築を目指し、デジタルカメラで撮影した画像を、24枚/3分という超高速で簡単にプリントできる、デジタル写真自動販売機を開発した。 本機は『レッツフォト』の名称で、4月25日より受注活動を開始する。

『レッツフォト』は、デジタルカメラで撮影した画像を手軽に素早くプリントできるデジタル写真自動販売機。プリントの操作を自分自身で行なうことができ、また、必要な画像のみ好きなだけプリントできる。本機は、新開発の高画質プリントエンジンを複数装備することで約7秒に1枚（300万画素相当　1.5MB　JPEG画像　連続プリント時の平均出力時間）の超高速プリントを実現。さらに最も需要の多い「L判」プリント専用とすることでシンプルな操作性を実現した。コンパクトフラッシュ、スマートメディアなど5種類のメディアに対応しており、この一台で多彩なデジタル画像のプリント需要に応えられるものである。

『レッツフォト』は、 画面の指示通りにボタンを押すだけで、簡単にプリントできる。また統一プリント規格DPOFに対応しており、デジタルカメラで画像を選んでおけば、メディアを差込んでキー操作を1回行うだけでプリント可能である。また、従来の銀塩写真に比べ色再現範囲が広く、より忠実で自然なプリントが得られる昇華型熱転写方式を採用。保存性は従来の銀塩プリント同等、耐久性はそれ以上（湿気や油がプリント面に付着しても劣化しない）であるとのこと。

デジタルカメラの普及に伴い、人々の画像や写真に対する感覚も大きく変わりつつある。『レッツフォト』はデジタル画像でのより手軽な楽しみ方を提案する注目の機器である。（Phile-web編集部）

『レッツフォト』
本体価格 オープン
受注開始 4月25日
設置目標 3,000台/年