<Bluetooth Expo 2001>シャープの、CFカードとモジュールによるモバイルシーン
Bluetooth対応CFカード(左上)、モジュール(左下)、Bluetooth内蔵の“アクセスポイント”を通じたザウルス高速通信の具体(右) |
コンパクトフラッシュカードは、アンテナ内蔵型で、サイズは49.4×42.8×3.3mm。PDAやノートパソコンなどに既存のアダプタを使用してBluetoothの装着を実現するもので、ノートパソコンとザウルスを使用したファイル転送デモが行われていた。
Bluetooth対応モジュールは、携帯電話やPDA、デジカメやノートパソコンなどに直接組み込むもので、「BluetoothTM v1.1」の認証を取得している。
また、将来想定できるモバイルシーンとして、Bluetooth内蔵の“アクセスポイント”を通じたザウルス高速通信の具体が展開されていた。Bluetooth内蔵の“アクセスポイント”はISDN回線に繋がれ、ネット接続の小さな中継基地となる。たとえば商店街で各々の店が発信した買い得情報などを、周囲を通りかかったザウルスが自動的にキャッチするといった、小範囲でのタウンモバイル的使用が想定されたものである。
さらに、ザウルスを個々の家電のコントローラーとしてリモコンのように使用するなど、PDAを幅広く展開するシャープならではの具体に満ちた出展であった。(Phile-web編集部)