松下電器、独ライカの技術を盛り込んだデジカメ2機種を発売
<左>DMC-LC5 <右>DMC-F7 |
発表されたのは、4メガピクセルクラスの「DMC-LC5」と2メガピクセルクラスの「DMC-F7」。ともに10月27日より発売される。価格はオープンだが、DMC-LC5は9万円前後、DMC-F7は5万円前後での販売を予想している。
「DMC-LC5」には、光学3倍/F値2.0の「ライカDC VARIO-SUMMICRONレンズ」を搭載。非球面レンズを2枚使用した3倍ズーム、7群8枚構成となっている。6枚羽根虹彩絞りによって、滑らかで美しいボケ味が期待できる。
また、映像処理LSIには新開発の「ピュアカラーエンジン」を採用。補色フィルターの信号を早期にRGB化して処理すると共に、RGB信号から低周波数の輝度を取り出すことにより、よりクリアな色再現を実現する。
さらに、撮影→記録までの処理を並列で進行させる「マルチタスク・イメージ・プロセッシング」を実現し、これにより2秒間で最大8コマのフルサイズ画像連写が可能となった。
液晶モニターには、クラス最大となる2.5型 20万画素低温ポリシリコンTFT液晶モニターを搭載。より高い視認性が期待できる。
本体には軽量で強度の高いマグネシウム合金を採用し、質感はかなり高い。デザインはライカ社の銀塩カメラとよく似ており、質実剛健という言葉がピッタリな男らしいフォルムだ。操作性についても、ライカ社の協力により人間工学的アプローチを追求し、銀塩カメラファンにも納得のいくものを目指したという。試作機をいじってみたが、たとえば操作ダイヤルを回すときのカチカチという音や操作感が心地よく、日本製カメラでは滅多に体験できない味わいが楽しめた。
「DMC-F7」は、光学2倍/F値2.8「ライカDC VARIO-ELMARITレンズ」を採用。6群7枚のレンズ構成となる。アルミニウム合金ボディを採用することで150gというクラス最高水準の軽量化を実現した。
両モデルとも、パソコンを介することなしに、高画質で撮影した画像を自動リサイズし、SDメモリーカードに記録することができる。さらに「DMC-F7」では、au cdmaOne携帯電話やfeelH"と付属のケーブルを経由して直接転送することが可能となっている。
ボディーカラーは両モデルともブラック/シルバーの2色展開。これから発表されるというライカバージョンモデルも楽しみだ。(Phile-web編集部)
トピック
- ブランドPANASONIC
- 型番DMC-LC5
- 発売日10月27日
- 価格¥OPEN(実売予想価格:9万円前後)
【SPEC】●有効画素数:390万画素 ●撮像素子:1/1.76型CCD 総画素401万画素、補色フィルター ●レンズ:光学3倍 7-21mm/F2.0-2.5 ●デジタルズーム:最大2倍 ●液晶モニター:2.5型低温ポリシリコンTFT液晶、20万画素 ●外形寸法:127.5W×82H×63.4Dmm ●質量:360g
- ブランドPANASONIC
- 型番DMC-F7
- 発売日10月27日
- 価格¥OPEN(実売予想価格:5万円前後)
【SPEC】●有効画素数:200万画素 ●撮像素子:1/2.7型CCD 総画素211万画素、原色フィルター ●レンズ:光学2倍 5.3-10.6mm/F2.8-4.0 ●デジタルズーム:最大2倍 ●液晶モニター:1.5型TFT液晶、6万画素 ●外形寸法:104W×50.9H×31.6Dmm ●質量:150g