東芝、実売10万円前後を実現したHDD搭載DVD-RAM/Rレコーダーのエントリー機
<左>RD-XS30 <右>本機のリモコン |
新製品は、ハードウェアの新設計により、業界最薄の78mmを実現するとともに、録画された番組の削除にかかる時間を短縮するなど操作性を向上させた。また、録画・再生・編集・保存を行うソフトウェアに約70項目にわたる機能強化・改善を行い、使い勝手を大幅に向上させた。
ハードディスクの容量は60GB。最長78時間分の録画が可能となる。2ヶ月先32番組まで録画予約できる機能もRDシリーズの上位機から継承したほか、ディスクの空き容量が不足していないかを確認できる「残量計算」機能も備えている。
操作性で改善された点は多いが、主なものをご紹介していこう。
・連ドラの番組名を予約ごとにつけられる進化した「録るナビ」機能
・録画した番組ごとに続き再生が可能な「見るナビ」機能
・タイトルサムネイルの初期設定/チャプターサムネイルの変更が可能に
・削除/一括削除機能が高速化
音声関連では、 1.4 〜 8.0Mbpsまでどの画質レートとの組み合わせも可能なリニアPCM音声記録、0.5dB単位での調整が可能な録音レベル調整機能、 曲目管理に便利な最大 3,000件のライブラリ機能、無音部分自動チャプター分」機能などを搭載している。
ダビングでは、「レート変換ダビング」時にフレーム精度のシームレス接続を実現。これにより複数の素材をつなぎ目のない状態でダビングすることが可能となる。また、HDD→HDDのダビングも可能となり、DVD-Rの素材作りに活用できるが、再エンコード処理を行うことに注意が必要だ。また、高速ライブラリダビングにおいては、新たにHDD→HDD、DVD-RAM→DVD-RAMのディスク内ダビングを可能にした。これによりオリジナルなプレイリストも容易に作成できる。
また、DVD-R作成が大幅に機能強化されたのも目を引く。ウィザードにより簡単にディスクが作成できるだけではなく、チャプターメニューもサムネイル入りで作成できるようになった。タイトルとチャプターで異なる背景画像を指定することも可能。再生開始対象をメニュー画面にするか1タイトル目にするかも作成時に設定できるほか、「書込み前テスト」機能や「画面比設定」機能でDVD-R作成の失敗を未然に回避する工夫も盛り込まれている。(Phile-web編集部)
関連リンク
- ブランドTOSHIBA
- 型番RD-XS30
- 発売日11月上旬
- 価格¥OPEN(予想実売価格10万円前後)
【SPEC】●記録メディア:DVD-RAM(片面4.7GB/両面9.4GB)、DVD-R(DVD-R for General)、内蔵HDD ●画質モード:SPモード、LPモード、Justモード、マニュアルモード ●録音方式:ドルビーデジタル(192/384kbps)、リニアPCM(48kHz/16bit) ●再生メディア:内蔵HDD、DVD-RAM、DVDビデオ、ビデオCD、音楽CD、CD-R/RW(CD-DA) ●受信チャンネル:VHF 1〜12ch、UHF 13〜62ch、CATV C13〜C63ch、BS 1/3/5/7/9/11/13/15ch ●入出力端子:S映像入力3系統、コンポジット入力3系統、アナログ音声入力3系統、D1出力1系統、コンポーネント出力1系統、S映像出力2系統、コンポジット出力2系統、アナログ音声出力2系統、デジタル音声出力光1系統 ●外形寸法:430W×350H×78Dmm ●質量:5.4kg