<IFA2003ベルリンショー・レポート35>−テレビ&エンターテインメント部門〜LG電子その1〜こちらは71インチのプラズマを展示
■写真右:LGブランド初のホームシアター用液晶プロジェクター「RL-JA20」
●IFA2003ベルリン・ショーも本日9月1日で開催4日目となった。開催期間折り返し地点を過ぎた今日も、相変わらず多くの来場者が2年に1度のビッグな祭典を楽しみに会場に足を運んでいる。本日はLG電子のエキシビジョン内容からご紹介しよう。
LG電子とは同じ韓国に本社を構えるライバル企業となるサムスンのブースに展示されていた70インチ・プラズマディスプレイについては昨日のレポートで既に報告したかと思うが、LG電子ではエキシビジョンホールの玄関口に71インチサイズのプラズマディスプレイを展示する。本機はプロトタイプの参考展示のため、型番・価格ともに未定とのことだった。
同社のブースで解説員を勤めるドイツ人スタッフに「LGブランドのドイツでのイメージは?」と訊ねたところ、「プラズマディスプレイや液晶テレビにはじまるディスプレイのメーカーを連想します」と応えてくれたのだが、その言葉を裏付けるように、会場ではプラズマテレビ、液晶テレビを中心に数え切れないほどにバラエティ豊かなディスプレイ関連製品が所狭しと並ぶ。プラズマテレビの新しいプロダクトとして、“Glory Series”のサブブランドを冠した「RZ-50PZ60」(50インチ)、「RZ-42PZ70」(42インチ)の2モデルが特に目を引いた。両機ともにディスプレイの下部に視聴中のチャンネルなどを表示するインディケーションパネルをデザインし、ディスプレイに2つのアナログチューナーを内蔵。DVI-I入力端子も備える。50インチモデルは来年をめどに1000ユーロの価格で発売予定だそうだ。
その他、大画面関連の注目製品としては、ホームシアター用のプロジェクター2モデルが展示され映像も視聴することができた。ひとつは液晶プロジェクター「RL-JA20」。本機は縦に長い長方形で丸味をおびたデザインが特徴。1280×720画素のワイドXGAパネルを搭載。1000ANSIルーメンの明るさを実現し、DVI-I入力端子も備える。欧州を中心に3990ユーロの価格で10月より発売が予定されている製品だ。ホワイトとブラックのカラーバリエーションモデルを揃える。もうひとつのモデルはDLPプロジェクター「RD-JA30」。同社ではすでにビジネス用のDLPプロジェクターを販売しているが、本機がはじめてのホーム用DLPプロジェクターであるとのこと。0.8インチHD2、16対9のワイド対応XGAパネルやDVI-I入力端子を搭載している。来年1月頃から欧州の市場に向けて4000ユーロの価格で発売が予定されているそうだ。
(Phile-web編集部・山本)
[IFA2003REPORT]