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ソニー、超軽量薄型ノートと折りたたみ一体型の新型バイオを発表~発表会質疑応答掲載

公開日 2003/11/12 16:31
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バイオノート505エクストリーム/バイオP
●ソニーマーケティング(株)は、軽量化と最薄部9.7mmを実現したノートパソコン「バイオノート505エクストリーム」と、折りたたみ式で持ち運び・収納に便利な一体型パソコン「バイオP」をそれぞれ発売する。製品の詳細は以下の通り。

■バイオノート505エクストリーム
 ・「PCG-X505/P」12月6日発売 \OPEN(予想実売価格300,000円前後)
 ・「PCG-X505/SP」先行予約販売11月19日 \349,800
□バイオP
 ・「PCV-P101」11月22日発売 \OPEN(予想実売価格179,800円前後)

本日、東京都内にて上記新製品の発表会が行われた。発表会に出席したソニー(株)IT&モバイルソリューションズネットワークカンパニー NCプレジデントの木村敬治氏は、以下のように語った。
「97年から発売を開始したバイオは、コンスーマーを対象にスタートした製品です。本年までの6年間に市場には大きな変化が起こりましたが、ソニーは新しいコンセプトの商品により、常に新しい市場を創造してきました。新しいものへの期待感が最も大きいと思われる今、新しいPCのあり方へのチャレンジとして発表するのが今回の『バイオノート505エクストリーム』と『バイオP』です」

バイオノート505エクストリームは、高密度実装の新技術や新外装素材などにより、軽量化と最薄部9.7mmという薄型化を実現したモデルだ。マザーボードをMD程度のサイズに凝縮し、HDDやPCカードスロット、キーボードなどの主要な部品の重なりを最大限無くすことで薄さを追求している。このためCD/DVDドライブは実装していない。「PCG-X505/P」は0.8mm厚の“ニッケル強化カーボンモールド”、「PCG-X505/SP」は0.1mm厚のカーボンシートを6枚重ね合わせた“カーボンファイバー積層板”をそれぞれ採用し、軽さと剛性を両立させている。なお「PCG-X505/SP」は、10.4型液晶搭載機として世界最軽量の785gを実現している。

バイオPは、「はこぶ・つかう・しまう」をテーマに、室内での可搬性と収納性を考慮した、液晶ディスプレイ・キーボード一体型パソコンだ。本体を取り囲むハンドル部分により持ち運びが簡単で、折りたたみ機構の採用により収納性にも優れている。TVやDVDの快適な視聴を提案しており、高輝度・高コントラスト・低反射の17型ワイドクリアブラック液晶画面を搭載したほか、MPEG2ハードウェアエンコーダーを搭載している。また、バッテリー内蔵型なので電源を切ることなく移動することも可能だ。

本発表会で行われた質疑応答の内容は以下の通り。

Q.全社的な部品の標準化やコストダウンを掲げる中、「バイオノート505エクストリーム」が独自の部品、機構を取り入れているのは?
A.どのような製品を作るか、というのを第一に考えています。軽さ・薄さを実現するために必要な技術は採用していきます。

Q.出荷台数や販売台数の目標は?
A.公開していません。

Q.海外での販売は考えているか?
A.考えとしてはもちろんありますが、現時点では具体的には決まっていません。

Q.「モバイル」というジャンルの基準は?
A.B5サブノートという大きさが基準、という認識が一般的になってしまっていますが、それは基準ではないと思います。あえて規定するならば、「長時間持ち出しても十分にバッテリーが駆動するもの」をモバイルと呼ぶのではないでしょうか。

Q.他社からは既に収納性を掲げた製品が登場しているが、「新しい市場を創造」するソニーとして、バイオPはそれらとどう違うのか?
A.コンセプトとして近いものではありますが、収納性を完全にクリアした上に可搬性を実現したのはバイオPであると認識しています。

Q.デジタル家電に対するバイオの位置づけは?
A.バイオはWindowsを中心としたプラットフォームとして重要なものです。ホームネットワークの観点で言えば、PCが完全に中心となるとは考えていませんが、一つの重要なプラットフォームであると考えています。

Q.「バイオノート505エクストリーム」のターゲットユーザーは? また、その使い道は?
A.『これを持って歩きたくなる方』すべてです。また、その用途は限定するものではありません。

Q.「バイオノート505エクストリーム」にDVDの記録・再生機能(CD/DVDドライブ)を搭載しなかったのはなぜ?
A.CD/DVDディスクドライブを搭載することが現在の流れだが、「バイオノート505エクストリーム」は、弊社が一番やりたかった『究極の軽さ』を目指したものです。この究極を追求した結果ということです。


(Phile-web編集部)

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