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セイコーエプソンと三洋電機が液晶事業統合についての基本合意を発表

公開日 2004/03/24 18:59
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●セイコーエプソン(株)と三洋電機(株)は本年10月を目処に、両社の液晶事業を統合し新会社「三洋エプソンイメージングデバイス株式会社」を設立することで基本合意に達したことを明らかにした。新会社への出資比率はエプソン55%、三洋電機45%の予定であるという。

新会社「三洋エプソンイメージングデバイス株式会社」は、エプソン、三洋電機、三洋電機の子会社である鳥取三洋電機(株)、(株)三洋LCDエンジニアリングがそれぞれ保有する液晶事業を統合する。また、今回の統合の対象となる両社の拠点は以下の通りとなる。

・エプソン〜D-TFD液晶、STN液晶の製造拠点である長野県豊科事業所
・三洋電機〜低温ポリシリコンTFT(LTPS)液晶、アモルファスTFT液晶の製造拠点である鳥取三洋電機鳥取工場
 (鳥取県)、LTPS液晶の製造拠点である三洋LCDエンジニアリング岐阜工場(岐阜県)および三洋電機の一部

なお、エプソンの高温ポリシリコンTFT事業および有機EL事業、三洋電機の有機EL事業は統合対象に含まれていない。また、エプソンは、三洋電機と別途合意する会社へ、エプソンの液晶ディスプレイ事業を分社型会社分割による吸収分割を行い、三洋電機、鳥取三洋電機及び三洋LCDエンジニアリングの各社が液晶ディスプレイ事業を前身会社へ営業譲渡し新会社とする方法を予定しているという。

新会社では携帯電話、デジタルスチルカメラ、車載用等に向けた液晶ディスプレイをメインターゲットとする中・小型液晶ディスプレイ分野におけるトップシェア獲得を狙ったビジネス活動が展開される。

【問い合わせ先】
セイコーエプソン(株)
インフォメーションセンター
TEL/0570-00-4110

三洋電機(株)
コーポレート・コミュニケーションユニット 広報チーム
TEL/06-6994-3546

(Phile-web編集部)

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