ノバック、PCと家電の融合を目指す“ViVaEleca”ブランドを設立 ソフトバンクBBらが賛同

“ViVaEleca”は、イタリア語の「万歳」を意味し、「鮮やかな価値」を意味するVivid Valueの略語“Viva”と、電子技術を意味する“Eleca”を組み合わせた造語。
“ViVaEleca”の第一弾は、リムーバブルHDD&DVDプレーヤー「Mpeg HDGate(エムペグ・ハーディゲート)」とポータブルDVDプレーヤー「DVD Porter」の2製品だ。
■「Mpeg HDGate」 \OPEN(予想実売価格24,800円前後) 9月下旬発売
本製品の最大の特徴は、「HDカセット」と名付けられたリムーバブルHDケースを採用したこと。HDカセットには、通常PCに内蔵するIDEタイプの3.5インチHDDを収納することができ、本体にこのカセットを挿入することで、HDD内のコンテンツを再生することができる。HDカセットはUSB2.0の外付けHDDとしても利用することが可能で、データの転送もこの方法で行う。また本機はDVDプレーヤーも搭載し、DVD-R/RW、DVD+R/RW、DVD-ROM、CD-R/RW、CD-ROMなど多彩なメディアの再生が可能だ。
再生可能なデータのファイル形式は豊富で、DVD-Video/DVD-VR/SVCD/VCD1.1/VCD2.0/MPEG1/MPEG2/DivX/MPEG4(AVI) の動画ファイル、JPEG静止画ファイル、CD-DA/MP3の音声ファイルなどに対応する
本機背面端子部には、光・同軸のデジタルオーディオ出力や、Sビデオ、コンポーネント映像出力も備える。これにより、5.1ch出力や高画質での再生が可能だ。
また、製品にはWindows用ビデオ編集ソフト「Ulead Video Tool Box 2 for Mpeg HDGate」が付属しており、HDカセットに転送するデータをPCで簡単に作成することができる。
■「DVD Porter」 \OPEN(予想実売価格29,800円前後) 9月下旬発売
本機は、7インチワイド液晶を搭載したポータブルDVDプレーヤー。カラーバリエーションとして、シルバーとブラックの2つが用意された。最大で約3時間の連続再生が可能だ。
本機も光・同軸デジタルオーディオ出力、Sビデオ映像出力の端子を搭載しており、大画面テレビやマルチチャンネルシステムに接続して使用することが可能だ。
本製品には、Windows用ビデオ編集ソフト「Ulead DVD Movie Writer 3 SE」がバンドルされており、動画編集からDVD作成まで行うことができる。
本日9日、都内で行われた記者発表会には(株)ノバックの代表取締役 中島洋一氏が出席し、“ViVaEleca”ブランド設立の経緯を語った。同氏によれば、新ブランド立ち上げを提案したのはソフトバンクBB(株)側だったと言う。同社 流通事業統括AD本部長の中川氏が、昨年9月に「PCと家電が1つになった製品をつくらないか」と話を持ちかけたのがきっかけで、“ViVaEleca”ブランドのプロジェクトがスタートした。ノバック中島氏は当時「大きなチャレンジだが何とかなるのでは」とオファーを受けたと言う。
今後“ViVaEleca”ブランドからは様々な製品のリリースが予定されており、2005年の第1四半期にはインターネット対応の液晶テレビを発表する予定だ。
【問い合わせ先】
(株)ノバック
TEL/03-3817-8711
(Phile-web編集部 伊藤)