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[CEATEC2005:松下電器産業] VIERAを全面展開/ノートPC用のスリムBDドライブも

公開日 2005/10/04 19:03
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松下電器産業は、薄型テレビ「VIERA」を強力に打ち出したブース構成。65V型のフルHDモデル「TH-65PX500」を中心に全モデルを展示し、さらに新開発した50V型のフルHD PDPを展示する。

VIERAシリーズを大々的にアピール

65V型のフルHDプラズマテレビ「TH-65PX500」

50V型のフルHD PDP

50V型のフルHD PDPは、「世界最小のフルHDパネル」として紹介している(ニュースリリース)。65V型で開発したパネル高開口率化技術や高速駆動技術に加え、リブや蛍光体の微細形成技術を確立し、さらに安定した発光を得る駆動回路を導入することで、現行パネル並の開口率を確保し、微細化と現行製品並みの高輝度とを両立したという。コントラスト比は3000対1。

ディスプレイ関連の展示では、プラズマテレビの優位性を再アピールするものが多く、動画応答性や視野角の比較デモなどを見ることができる。比較の対象として、他社モデルではなく、同社製液晶テレビの前年モデルを使っている。また、VIERAの発表会などで同社が繰り返し強調している、「リビング程度の明るさでは液晶よりPDPの方が鮮明に表示できる」という主張は、専用のデモルームで画質比較が行われるなど力の入ったプレゼンテーションが行われている。

様々な角度からプラズマと液晶の比較デモを展開

「75ルクス程度ならプラズマの方が鮮明」とアピール

さらに、65V型プラズマテレビ「TH-65PX500」や液晶プロジェクター「TH-AE900」、5.1chホームシアターシステムなどを組み合わせたリビングシアターも大々的に展示し、シアターのトータル提案に力を入れているのも今年の特徴だ。

技術開発では、サイズを1/8、消費電力を1/2にした地上デジタルチューナーや、ワンセグ対応のポータブルDVDプレーヤーや携帯電話などを展示。さらに、家庭内の電力線を使って高速データ伝送を行う「HD-PLC」も強く訴求している。

大幅に小型化した地上デジタルチューナー

ワンセグ放送の受信に対応したポータブルDVDプレーヤー

Blu-ray関連では、既発売のBDレコーダー「DMR-E700BD」と外観がそっくりなBDプレーヤーを展示。25/50GBのBD-ROM、BD-MV ver1.0が再生でき、DVDやCDにも対応する。

PC用のBDドライブは、デスクトップ用のトレイローディング対応ハーフハイトモデルに加え、ノートPC用のスリムスロットローディングタイプも展示。デスクトップ用はBD-RE/-Rの2倍記録が行え、ノートPC用は等倍記録のみの対応となる。

PC用のBDドライブを2種類展示。左がデスクトップ用、右がノートPC用

スリムなBDドライブを実現するためにピックアップユニットを大幅に小型化した(手前)

BDドライブを内蔵したノートPCを展示

これまでBD用のピックアップユニットは大型で、ノートPCに載せる薄型ドライブには搭載できなかったが、今回小型のピックアップを新開発したことで、スリムドライブが実現した。すでに実際の記録・再生が行える段階で、年内のサンプル出荷開始を目指しているという。

(Phile-web編集部)

ceatec2005

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