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テレビの在り方を再定義

4ダイバーシティアンテナの実力は? − パナソニックのポータブル地デジテレビ「DMP-BV100」を試す

公開日 2009/03/31 15:02 一条真人
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これまでの常識を超えた地上デジタルテレビが最近、パナソニックから2機種登場した。「DMP-BV100」と「TH-L17F1」だ。

これら2機種は高感度な4ダイバーシティアンテナを内蔵することで、アンテナ接続なしでデジタル放送の視聴が行える。どちらも12セグの地上デジタルに加え、ワンセグ受信機能を搭載しており、地デジには十分な受信感度が得られない場合でも、ワンセグ放送に切り替えることが可能となっている。

TH-L17F1が17インチ液晶を搭載した据え置き型なのに対し、DMP-BV100はネットブックに多いサイズの8.9インチ液晶を搭載し、バッテリー駆動が可能。バッテリー駆動した場合は完全にワイヤレスで地デジが視聴できることになる。

DMP-BV100

しかし、その感度は実際にどの程度なのか、という疑問がないではない。今回は「DMP-BV100」を使い、その使い勝手と実際にどの程度の受信感度を持っているのかを試してみた。

■「DMP-BV100」の持ち運びやすさは?

DMP-BV100はバッテリー駆動ということもあり、持ち運びを意識して、液晶ディスプレイを閉じることができる。ダイバーシティアンテナを内蔵したスタンドも折りたたむと、ちょっと厚めのノートPCのような外観となり、ノートPC向けのバッグなどに入れて持ち運ぶこともできる。

液晶ディスプレイ部分は回転するようになっており、液晶を起こしてから180度回転して反転し、再び閉じることで、液晶面を表示したり、閉じたりできる。BDやDVDを再生するには、この液晶ディスプレイを起こした状態で、ドライブカバーを開いてメディアをセットすることになる。

さすがにテレビだけあり、ノートPCのような堅牢性は感じないので、持ち運びにはそれなりに衝撃を吸収できるケースを用意するのが無難だろう。

スタンドとアンテナを立てた状態。スタンドにもアンテナが内蔵されている

ディスプレイを閉じた状態。ノートPCのようにも見える


BDをセットするには、液晶ディスプレイを上に上げる必要がある

なおDMP-BV100は地デジ視聴だけでなく、BD/DVD再生やSDメモリーカードに保存された静止画像や動画の再生、YouTube動画などにも対応するが、表示メディアの切り換えはリモコンあるいはボディ上部の「AV切替」ボタンで切り替えることができる。ちなみにボタンを押すごとに、TV>DISC>SD>NETWORK>AUX>TVのようにメディアが切り替わる。

また、前述のように地デジとワンセグを自動で切り換える機能が搭載されているのだが、地デジなりワンセグなりに固定することもできる。この設定はリモコンのサブメニュー>「地上D/ワンセグ切換」で行うことができる。

リモコンはコンパクトながらボタンが押しやすく、レイアウト的にも扱いやすい

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