日立、Woooプラズマテレビ新モデル「10000」シリーズを発売 − 60V型フルHDと50V型の計3機種
(株)日立製作所ユビキタスプラットフォームグループは、プラズマテレビの新製品として、フルHD(1,920×1,080)解像度の60V型と、1,280×1,080画素の50V型の計3機種を、Wooo 10000シリーズとして11月中旬から発売する。
製品の型番と発売日、価格は以下の通り。
■共通の特徴
3機種とも、8月に富士通日立プラズマディスプレイ株式会社(FHP)が発表(関連ニュース)した新パネルを採用した。垂直解像度はいずれも1080画素で、日立製作所ではこれを「1080ALISパネル」として訴求している。
デザインは、先日発表したレコーダー(関連ニュース)と同様、モニターやスタンド、スピーカーの側面を斜めにカットし、スタイリッシュさを強調する新しいデザインコンセプト「Cutting edge Design」を採用している。
映像処理エンジンは同社独自の「Picture Master HD」。全画素をサンプリングし、画像認識技術によって豊かな色を再現する「リアルサンプリング」や、複数の指定色を独立して色合い・色の濃さ・明るさを調整する「3次元デジタルカラーマネージメント」、ヒストグラム分析でシーンに応じた最適なコントラスト調整を行う「ダイナミックコントラスト」、DVDなどの映像信号をプログレッシブ処理する「動きベクトルI-P変換」などの機能を持つ。また、今回は画像のノイズ感を強調せずに、テロップなど白文字のくっきり感などを再現する機能を追加している。
音声面では、デジタル放送の番組情報から番組のジャンルを認識し、ジャンルにあわせてスピーカーの周波数特性やサラウンド(WOW)効果、明瞭度改善(BBE)を調整する機能を装備する。
録画機能を持つ「W60P-XR10000」「W50P-HR10000」はいずれも地上・BS・110度CSデジタルチューナーを2基搭載。地上アナログチューナーも2基を備える。HDDは250GBで、日立グローバルストレージテクノロジーズ社製のものを搭載する。さらに両機では、9000シリーズの録画対応モデルと同様、画質の劣化を抑えながら長時間録画を可能にするHDトランスコード/トランスレート技術「XCodeHD」(関連ニュース)を採用し、録画時間をHDD 500GB相当分に長時間化する「TSE」モードが利用できる。
また、録画に対応する2モデルは、内蔵HDDに録画した番組をi.Link端子からWoooレコーダーにムーブする「WoooでLink」機能も搭載。レコーダーにムーブしてからDVDに保存することももちろん可能だ。
さらに録画対応の2モデルには、HDDへのデジタルハイビジョン番組の録画・再生時に、日立独自のHDD制御技術「HPSM」を採用。HPSMはHigh Performance Streaming Managerの頭文字を取ったもので、文字どおり高性能ストリーミングマネージャーという意味。デジタルハイビジョン映像の録画同時再生時のストリーム処理や、データ転送レートの管理などを効率よく制御し、HDDレコーダー操作時の応答性能を高めている。
■60V型「W60P-XR10000」
60V型フルHD解像度の「W60P-XR10000」は、前述の通り、1,920×1,080解像度のフルHDパネルを搭載。これまで同社が生産してきた55V型と同様、ALIS方式と同じ電極構造を持つe-ALIS方式を採用している。駆動はシングルではなくデュアルスキャンとなる。ピーク輝度は1,000cd/m2、暗室コントラストは5,000対1。
スピーカーは本体サイドに取り付けが可能なほか、取り外してモニターとして使用することもできる。また、スピーカースタンドも別売りで用意し、本体と離して設置することも可能。パワーアンプ部は出力13.5W+13.5W。
前述の通り、250GB HDDを備え、本体のみで番組の録画が可能。XCode HDによる長時間録画も行える。
映像入力端子は、HDMI端子が2系統、D4端子が2系統、S2ビデオが3系統、ビデオが4系統。ほかにSD/MMCカードスロットも備える。Woooとして初めて本体前面に入力端子を備え、ビデオカメラなどの接続も容易になった。
なお、60V型は電動スイーベルは行えない。
■50V型「W50P-HR10000」「W50P-H10000」
解像度はいずれも1,280×1,080のHDモデル。開口率の高いALISパネルの特徴に加え、放電ガス組成の変更や駆動波形の改良などの新技術を採用し、50V型では業界最高クラスとなる輝度1,300cd/m2、コントラスト10,000対1(いずれもパネル単体)を実現している。
デジタルチューナーはHR10000がダブル、H10000がシングル搭載。HR10000は250GB HDDを内蔵し単体で録画も行える。
スピーカーはアンダータイプとし、同社の42V型のサイドスピーカーモデル「W42-P7000」と同等の横幅を実現。より省スペースで設置が行える。パワーアンプの出力は10W+10W。また、人間が近くする音の発生位置を、画面中央に位置させる「SRS FOCUS」機能も新たに搭載している。
また、従来機から好評のスイーベル機能も搭載。リモコンでテレビの向きを左右各30度変えることができる。
HDMI入力は60V型と同じく2系統。ほかに映像入力は、D4端子2系統、S2ビデオ3系統、ビデオ4系統
を装備する。
【問い合わせ先】
お客様相談センター
TEL/0120-3121-11
(Phile-web編集部)
製品の型番と発売日、価格は以下の通り。
画面サイズ | HDD録画 | 型番 | 発売日 | 価格 |
60V型 | ○ | W60P-XR10000 | 12月下旬予定 | ¥OPEN(予想実売価格950,000円前後) |
50V型 | ○ | W50P-HR10000 | 11月中旬 | ¥OPEN(予想実売価格550,000円前後) |
- | W50P-H10000 | 11月下旬 | ¥OPEN(予想実売価格500,000円前後) |
■共通の特徴
3機種とも、8月に富士通日立プラズマディスプレイ株式会社(FHP)が発表(関連ニュース)した新パネルを採用した。垂直解像度はいずれも1080画素で、日立製作所ではこれを「1080ALISパネル」として訴求している。
デザインは、先日発表したレコーダー(関連ニュース)と同様、モニターやスタンド、スピーカーの側面を斜めにカットし、スタイリッシュさを強調する新しいデザインコンセプト「Cutting edge Design」を採用している。
映像処理エンジンは同社独自の「Picture Master HD」。全画素をサンプリングし、画像認識技術によって豊かな色を再現する「リアルサンプリング」や、複数の指定色を独立して色合い・色の濃さ・明るさを調整する「3次元デジタルカラーマネージメント」、ヒストグラム分析でシーンに応じた最適なコントラスト調整を行う「ダイナミックコントラスト」、DVDなどの映像信号をプログレッシブ処理する「動きベクトルI-P変換」などの機能を持つ。また、今回は画像のノイズ感を強調せずに、テロップなど白文字のくっきり感などを再現する機能を追加している。
音声面では、デジタル放送の番組情報から番組のジャンルを認識し、ジャンルにあわせてスピーカーの周波数特性やサラウンド(WOW)効果、明瞭度改善(BBE)を調整する機能を装備する。
録画機能を持つ「W60P-XR10000」「W50P-HR10000」はいずれも地上・BS・110度CSデジタルチューナーを2基搭載。地上アナログチューナーも2基を備える。HDDは250GBで、日立グローバルストレージテクノロジーズ社製のものを搭載する。さらに両機では、9000シリーズの録画対応モデルと同様、画質の劣化を抑えながら長時間録画を可能にするHDトランスコード/トランスレート技術「XCodeHD」(関連ニュース)を採用し、録画時間をHDD 500GB相当分に長時間化する「TSE」モードが利用できる。
また、録画に対応する2モデルは、内蔵HDDに録画した番組をi.Link端子からWoooレコーダーにムーブする「WoooでLink」機能も搭載。レコーダーにムーブしてからDVDに保存することももちろん可能だ。
さらに録画対応の2モデルには、HDDへのデジタルハイビジョン番組の録画・再生時に、日立独自のHDD制御技術「HPSM」を採用。HPSMはHigh Performance Streaming Managerの頭文字を取ったもので、文字どおり高性能ストリーミングマネージャーという意味。デジタルハイビジョン映像の録画同時再生時のストリーム処理や、データ転送レートの管理などを効率よく制御し、HDDレコーダー操作時の応答性能を高めている。
■60V型「W60P-XR10000」
60V型フルHD解像度の「W60P-XR10000」は、前述の通り、1,920×1,080解像度のフルHDパネルを搭載。これまで同社が生産してきた55V型と同様、ALIS方式と同じ電極構造を持つe-ALIS方式を採用している。駆動はシングルではなくデュアルスキャンとなる。ピーク輝度は1,000cd/m2、暗室コントラストは5,000対1。
スピーカーは本体サイドに取り付けが可能なほか、取り外してモニターとして使用することもできる。また、スピーカースタンドも別売りで用意し、本体と離して設置することも可能。パワーアンプ部は出力13.5W+13.5W。
前述の通り、250GB HDDを備え、本体のみで番組の録画が可能。XCode HDによる長時間録画も行える。
映像入力端子は、HDMI端子が2系統、D4端子が2系統、S2ビデオが3系統、ビデオが4系統。ほかにSD/MMCカードスロットも備える。Woooとして初めて本体前面に入力端子を備え、ビデオカメラなどの接続も容易になった。
なお、60V型は電動スイーベルは行えない。
■50V型「W50P-HR10000」「W50P-H10000」
解像度はいずれも1,280×1,080のHDモデル。開口率の高いALISパネルの特徴に加え、放電ガス組成の変更や駆動波形の改良などの新技術を採用し、50V型では業界最高クラスとなる輝度1,300cd/m2、コントラスト10,000対1(いずれもパネル単体)を実現している。
デジタルチューナーはHR10000がダブル、H10000がシングル搭載。HR10000は250GB HDDを内蔵し単体で録画も行える。
スピーカーはアンダータイプとし、同社の42V型のサイドスピーカーモデル「W42-P7000」と同等の横幅を実現。より省スペースで設置が行える。パワーアンプの出力は10W+10W。また、人間が近くする音の発生位置を、画面中央に位置させる「SRS FOCUS」機能も新たに搭載している。
また、従来機から好評のスイーベル機能も搭載。リモコンでテレビの向きを左右各30度変えることができる。
HDMI入力は60V型と同じく2系統。ほかに映像入力は、D4端子2系統、S2ビデオ3系統、ビデオ4系統
を装備する。
【問い合わせ先】
お客様相談センター
TEL/0120-3121-11
(Phile-web編集部)
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トピック
- ブランドHITACHI
- 型番W60P-XR10000
- 発売日2006年12月下旬予定
- 価格¥OPEN(予想実売価格950,000円前後)
【SPEC】●パネル:e-ALIS方式 1,920×1,080ドット ●輝度:1,000cd/m2 ●コントラスト:5,000対1 ●受信チャンネル:地上/BS/110度デジタル、地上アナログ ●HDD:250GB ●入出力端子:HDMI入力2、D4入力2、S2入力3、ビデオ入力4、モニター出力1、サブウーファー出力1、i.Link1、光デジタル音声出力1、電話回線接続端子1、IRコントローラー2、ヘッドホン出力1、LAN端子1 ●SD/MMCカードスロット:1 ●本体外形寸法:1502W×952H×128Dmm ●質量:76kg
- ブランドHITACHI
- 型番W50P-HR10000
- 発売日2006年11月中旬
- 価格¥OPEN(予想実売価格550,000円前後)
【SPEC】●パネル:ALIS方式 1,280×1,080ドット ●輝度:1,300cd/m2 ●コントラスト:10,000対1 ●受信チャンネル:地上/BS/110度デジタル、地上アナログ ●HDD:250GB ●入出力端子:HDMI入力2、D4入力2、S2入力3、ビデオ入力4、モニター出力1、サブウーファー出力1、i.Link1、光デジタル音声出力1、電話回線接続端子1、IRコントローラー2、ヘッドホン出力1、LAN端子1 ●SD/MMCカードスロット:1 ●消費電力:474W ●本体外形寸法:1240W×836H×105Dmm ●質量:41.5kg
- ブランドHITACHI
- 型番W50P-H10000
- 発売日2006年11月下旬
- 価格¥OPEN(予想実売価格500,000円前後)
【SPEC】●パネル:ALIS方式 1,280×1,080ドット ●輝度:1,300cd/m2 ●コントラスト:10,000対1 ●受信チャンネル:地上/BS/110度デジタル、地上アナログ ●入出力端子:HDMI入力2、D4入力2、S2入力3、ビデオ入力4、モニター出力1、電話回線接続端子1、IRコントローラー2、ヘッドホン出力1、LAN端子1 ●SD/MMCカードスロット:1 ●消費電力:449W ●本体外形寸法:1240W×836H×105Dmm ●質量:40.7kg