<東京モーターショー2007>各社が最新地デジチューナーや次世代技術を公開
その他、東京モーターショー2007の会場には各社が出展する最新製品や技術展示が目白押しだ。パイオニア、ケンウッド、富士通テン、クラリオンなどの出展内容を紹介していこう。
■パイオニアはカロッツェリアの多機能ナビを紹介
07年春発売の「サイバーナビ」と、07年秋にフルモデルチェンジを迎えた「楽ナビ」をメインに展示している。ともにカロッツェリア製品のユーザーどうしがWebを通じてドライブに便利な情報を共有していく独自サービス「スマートループ」に対応している。
上位モデルのサイバーナビ「AVIC-VH099G」は脱着式のHDDドライブを採用しており、付属するリビングキットを家庭内のPCに接続することで、カーエンタテインメントとホームエンターテイメントを共有して楽しむことができる。例えばPCから専用のリッピングソフトを使って保存した楽曲を、サイバーナビのHDDに転送して車内で再生するといった使い方が可能だ。本機には「4チューナー×4アンテナ」仕様の高感度地上デジタルテレビチューナーを搭載しており、車内でクリアな映像を楽しむことができる。
その他、次世代技術の展示としては、メガネなし立体映像システムを使った「3Dフローティングビジョン」を車載向けにアレンジした試作機を展示。空間センサーを搭載することにより、空中に浮遊する立体映像に手で触れて操作することができる。展示説明員によれば、本技術は現時点でほぼ確立しているので、あとは組み込むアプリケーションを検討している段階であるという。
車載用ロボットの展示も行われていた。こちらは車内のフロントパネルに設置して、ドライバーとのコミュニケーションを図るアシスタント用のロボット。ドライブ中に安全運転を促したり、カメラで車外の風景を解析し、興味のあるものを撮影したり、信号の変化をドライバーに教えるといった用途が提案されている。
また、会場正面にはIEEE1394ケーブルを使った車内ネットワークシステムのスマートな構築提案も行われている。これまで複数の映像・音声ケーブルで送られていた車内配線がIEEE1394ケーブルで一本化できる点などがメリットとして紹介されている。
■ケンウッドはDLNA対応のネットワークモジュールを展示
ケンウッドはDLNA機能に対応するネットワークモジュールの試作機を展示している。本機を1DINタイプのCDレシーバーと、ポータブルオーディオプレーヤー、一体型オーディオシステムに組み込んだテスト機による、無線通信のデモが行われていた。今回はプロトタイプの展示によるライフスタイル提案が行われていたが、展示説明員によれば著作権保護技術を含んだ「DLNAガイドラインVer.1.5」が一般化されれば、家庭内のPCに保存した楽曲データを、カーAVでダウンロードして楽しむという便利な使い方も可能になるということだ。
その他にも、同社のブースには4チューナー×4アンテナ方式の地上デジタルテレビチューナーを付属するナビゲーションシステム「HDV-790F4」、iPodインターフェースユニットに対応したCDレシーバー「U929」など、新製品の展示も行われていた。
■富士通テンはケータイリンク機能搭載の地デジチューナーを展示
富士通テンは11月上旬に発売が予定されているECLIPSEシリーズの、4チューナー×4アンテナ方式の高感度地上デジタルテレビチューナーを内蔵した「AVN687HD」をメインに展示している。本機は高感度のチューナーをB-CASカードスロットごと内蔵し、すっきりと取り付けることができる。
またケータイリンク機能の搭載も大きな特徴だ。携帯電話の赤外線通信機能を利用して、同社の独自サービスとなる「ケータイリンクAVN」ユーザー専用のWebサイトで検索した店舗・施設情報・駐車場の空き状況などをカーナビに手軽に送信することができる。携帯電話をカーナビの簡易リモコンのように使うことができる点が特徴だ。
同社ではまた、ヤフー(株)と連携して、Yahoo!地図情報の携帯電話向けアプリケーション「スクロール地図アプリ」で検索した情報を、携帯電話を通じてECLIPSEのカーナビゲーション「ケータイリンクAVN」に取り込める新サービスを年内に開始する予定だ。今回のイベント会場では、本サービスのデモンストレーション端末も展示している。
■クラリオンのパーソナル・ナビゲーション・デバイス
クラリオンはAV系の製品については、11月に発売を予定している地上デジタルチューナー搭載ナビゲーションシステム「MAX9750DT」「MAX8750DT」などを中心に展示を行っている。いずれも4チューナー×4アンテナ方式の高感度地上デジタルテレビチューナーだ。
車体へ手軽に脱着できる「パーソナル・ナビゲーション・デバイス」の新製品「DTR-P5」も展示されている。本機は4.3インチの液晶ディスプレイに2GBのフラッシュメモリーを搭載。カーナビ機能のほかに、音楽ファイルの再生も楽しめる。同社はこれまでにもアメリカや欧州で同ジャンルの製品を展開してきたが、今後は国内向けにも「パーソナル・ナビゲーション・デバイス」製品を積極的に展開していく考えであるという。
(Phile-web編集部)
■パイオニアはカロッツェリアの多機能ナビを紹介
07年春発売の「サイバーナビ」と、07年秋にフルモデルチェンジを迎えた「楽ナビ」をメインに展示している。ともにカロッツェリア製品のユーザーどうしがWebを通じてドライブに便利な情報を共有していく独自サービス「スマートループ」に対応している。
上位モデルのサイバーナビ「AVIC-VH099G」は脱着式のHDDドライブを採用しており、付属するリビングキットを家庭内のPCに接続することで、カーエンタテインメントとホームエンターテイメントを共有して楽しむことができる。例えばPCから専用のリッピングソフトを使って保存した楽曲を、サイバーナビのHDDに転送して車内で再生するといった使い方が可能だ。本機には「4チューナー×4アンテナ」仕様の高感度地上デジタルテレビチューナーを搭載しており、車内でクリアな映像を楽しむことができる。
その他、次世代技術の展示としては、メガネなし立体映像システムを使った「3Dフローティングビジョン」を車載向けにアレンジした試作機を展示。空間センサーを搭載することにより、空中に浮遊する立体映像に手で触れて操作することができる。展示説明員によれば、本技術は現時点でほぼ確立しているので、あとは組み込むアプリケーションを検討している段階であるという。
車載用ロボットの展示も行われていた。こちらは車内のフロントパネルに設置して、ドライバーとのコミュニケーションを図るアシスタント用のロボット。ドライブ中に安全運転を促したり、カメラで車外の風景を解析し、興味のあるものを撮影したり、信号の変化をドライバーに教えるといった用途が提案されている。
また、会場正面にはIEEE1394ケーブルを使った車内ネットワークシステムのスマートな構築提案も行われている。これまで複数の映像・音声ケーブルで送られていた車内配線がIEEE1394ケーブルで一本化できる点などがメリットとして紹介されている。
■ケンウッドはDLNA対応のネットワークモジュールを展示
ケンウッドはDLNA機能に対応するネットワークモジュールの試作機を展示している。本機を1DINタイプのCDレシーバーと、ポータブルオーディオプレーヤー、一体型オーディオシステムに組み込んだテスト機による、無線通信のデモが行われていた。今回はプロトタイプの展示によるライフスタイル提案が行われていたが、展示説明員によれば著作権保護技術を含んだ「DLNAガイドラインVer.1.5」が一般化されれば、家庭内のPCに保存した楽曲データを、カーAVでダウンロードして楽しむという便利な使い方も可能になるということだ。
その他にも、同社のブースには4チューナー×4アンテナ方式の地上デジタルテレビチューナーを付属するナビゲーションシステム「HDV-790F4」、iPodインターフェースユニットに対応したCDレシーバー「U929」など、新製品の展示も行われていた。
■富士通テンはケータイリンク機能搭載の地デジチューナーを展示
富士通テンは11月上旬に発売が予定されているECLIPSEシリーズの、4チューナー×4アンテナ方式の高感度地上デジタルテレビチューナーを内蔵した「AVN687HD」をメインに展示している。本機は高感度のチューナーをB-CASカードスロットごと内蔵し、すっきりと取り付けることができる。
またケータイリンク機能の搭載も大きな特徴だ。携帯電話の赤外線通信機能を利用して、同社の独自サービスとなる「ケータイリンクAVN」ユーザー専用のWebサイトで検索した店舗・施設情報・駐車場の空き状況などをカーナビに手軽に送信することができる。携帯電話をカーナビの簡易リモコンのように使うことができる点が特徴だ。
同社ではまた、ヤフー(株)と連携して、Yahoo!地図情報の携帯電話向けアプリケーション「スクロール地図アプリ」で検索した情報を、携帯電話を通じてECLIPSEのカーナビゲーション「ケータイリンクAVN」に取り込める新サービスを年内に開始する予定だ。今回のイベント会場では、本サービスのデモンストレーション端末も展示している。
■クラリオンのパーソナル・ナビゲーション・デバイス
クラリオンはAV系の製品については、11月に発売を予定している地上デジタルチューナー搭載ナビゲーションシステム「MAX9750DT」「MAX8750DT」などを中心に展示を行っている。いずれも4チューナー×4アンテナ方式の高感度地上デジタルテレビチューナーだ。
車体へ手軽に脱着できる「パーソナル・ナビゲーション・デバイス」の新製品「DTR-P5」も展示されている。本機は4.3インチの液晶ディスプレイに2GBのフラッシュメモリーを搭載。カーナビ機能のほかに、音楽ファイルの再生も楽しめる。同社はこれまでにもアメリカや欧州で同ジャンルの製品を展開してきたが、今後は国内向けにも「パーソナル・ナビゲーション・デバイス」製品を積極的に展開していく考えであるという。
(Phile-web編集部)