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パナソニック、BDプレーヤー専用1チップ信号処理LSIを開発 − BDプレーヤーの小型化を実現

公開日 2008/05/22 16:41
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今回開発されたBDプレーヤー専用1チップ信号処理LSI
パナソニックは、BDプレーヤー専用1チップ信号処理LSIを開発。6月よりサンプル出荷を開始することを発表した。

本チップはサーボやレーザーの制御、データ読み出しやエラー訂正などを行うフロントエンド部と、フロントエンド部からの再生信号を映像信号、音声信号に変換するなどの処理を行うバックエンド部を1チップに統合。従来はフロントエンド/バックエンド部に各1基のLSIと外付けメモリ7個が必要だったが、本チップを搭載することにより実装面積を従来比約50%削減、消費電力を従来比約25%削減可能で、小型かつ低消費電力なBDプレーヤーを実現できるという。

BD-ROM ver.2 profile 2に対応し、MPEG-2やMPEG-4 AVC/H.264(High Profile/Main Profile)、VC-1映像の2画面同時再生が可能。今後はDivXのHD 1080p profileにも対応予定だという。さらに、DTS-HD Master Audio、ドルビーTrueHDなどのHD音声の再生にも対応する。

また、本チップは同社のデジタル家電統合プラットフォーム「UniPhier」を活用することにより、開発効率を高め、短期間で高品位なLSIおよびソフトウェアの開発を実現したという。

(Phile-web編集部)

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