<IFA2008:ヤマハ(1)>AVアンプ「DSP-Z7」、BDプレーヤー「BD-S2900」など注目製品多数
昨年のIFA会場ではフラグシップAVアンプ「DSP-Z11」の“11.2ch再生”デモを行い、欧州ホームシアターファンの度肝を抜いたヤマハだが(関連ニュース)、今年も同社初のBDプレーヤーをお披露目するなど、力のこもった展示内容となっている。
最新のHDホームシアター機器から話題のピュアオーディオ製品まで、同社新製品の展示内容は多岐に渡るため、本項「Part.1」でHDホームシアター関連の製品をご紹介し、ピュアオーディオ関連製品の展示を別項「Part.2」でお届けしたいと思う。
まずはヤマハ初のBDプレーヤーから見ていこう。
BDプレーヤー「BD-S2900」− 価格は1,030ユーロ
ヤマハ初のBDプレーヤーとなる本機は、海外を中心とした展開が検討されているようだ。欧州では9月から発売が開始され、価格は1,030ユーロ。本体カラーバリエーションはブラックとチタニウムの2色を揃える。
Ver.1.3a対応のHDMI出力端子を1系統装備し、ドルビーTrueHDやDTS-HD Master Audio等、HDオーディオフォーマットのビットストリーム出力に対応する。また、それぞれの信号をリニアPCMに変換してHDMI出力することもできる。また音声信号については5.1chのアナログ出力も備えている。
映像信号はHDMI経由で1080/24p出力が可能。12bitのDeepColor信号の出力にも対応する。ディスクに記録された映像に含まれる色情報を補完するクロマアップサンプリング技術も採用している。
Blu-ray Disc Profile1 Ver.1.1に対応し、BDビデオの再生時にメイン映像を再生しながら、画面隅に特典映像などを同時に表示する「Bonusview」再生を楽しむことができる。また本体正面にはSDスロットも設けられており、カードに記録したAVCHD動画やJPEG静止画の再生も楽しめる。
「DSP-Z7」など、HDオーディオ対応のAVアンプに新顔が登場
昨年のIFA2007会場では11.2ch対応のフラグシップモデル「DSP-Z11」が発表され話題を集めたが、今年はその兄弟モデルとなる上位機種「DSP-Z7」をはじめ、3つの新製品がヤマハのブースに登場した。
ラインナップは上位から「DSP-Z7」(2,549ユーロ/12月発売)、「RX-V3900」(1,749ユーロ/11月発売)、「RX-V1900」(1,249ユーロ/10月発売)の3機種。全てのモデルがドルビーTrueHDやDTS-HD Master Audioなど、HDオーディオのデコードに対応している。各モデルともブラックとチタニウムの2色バリエーションを揃える。
「DSP-Z7」はフラグシップ“Z11”に投入された同社のAVアンプ技術を継承した、7.1chの“兄弟機”。最大出力は200W×7。Ver.1.3a対応のHDMI端子を入力5/出力2系統備え、入力1系統は本体前面に配置している。高性能I/Pコンバーターやアンカーベイ・テクノロジー社製の高性能ビデオスケーラーなどを搭載し、アナログビデオ信号を1080pにアップコンバートした高解像度信号をHDMI端子から出力できる機能を備える。
自動音場補正機能は「YPAO」を採用。シネマDSPは22種類の豊富なサラウンドプログラムから選択が可能だ。オーディオ部においても超低ジッター回路を採用し、バーブラウン社製192kHz/24bit対応のDAC搭載とともに、高品位な音楽再生を実現している。
本機の下につづく「RX-V3900」は最大出力200W×7、「RX-V1900」は最大出力180W×7。上位のZ7とV3900はネットワーク機能も充実させており、DLNA対応によりイーサネット端子経由でホームネットワークに接続してPC内音楽ファイルのストリーミング再生や、インターネットラジオの再生が楽しめる。
また3機種全てが同社製iPodコントロールドック「YDS-11」との接続端子やUSB接続端子を備えている。
32V型薄型テレビとのマッチングを図ったコンパクトな“YSPシリーズ”
ホームシアターサラウンドシステムの新製品としては、一体型フロントサラウンドシステムの“YSPシリーズ”と、DVD一体型システムに新製品が出展された。
YSPシリーズには、新たに32V型薄型テレビとのサイズマッチングを図った「YAS-71」を発表。薄型テレビを中心としたシアター環境へ「YSPのアドオンによる快適なサラウンド環境」を広範なユーザーに向けて提案する。価格も429ユーロ(約5万円前後)と手頃。欧州での発売予定時期は10月。
筐体はエレガントなブラック・ハイグロスフィニッシュで、薄型テレビのあるシアター環境にさりげなく華を添えてくれそうだ。縦・横どちらの向きにも置けるユニット配置としてサブウーファーもパッケージ販売される。アンプの出力は70W×2(L/R、サブウーファー)。Dolby Digital、DTS、Dolby Pro Logic IIなどのデコーダーを積んでおり、ヤマハのiPodコントロールドックとつないで楽しむこともできる。
「DVX-700」はDVD一体型の5.1chサラウンドシステム。HDMI出力を搭載しており、DVD映像を1080p信号にアプコン出力することが可能だ。プレーヤー部もMP3/WMA/WMV/DivXなど、多種多様な映像・音声フォーマットの再生に対応する。また本体前面にUSB端子を設け、USBメモリー内のファイル再生にも対応する。ヤマハのiPodドック用接続端子も備える。本体カラーバリエーションはグロス仕上げがオシャレなブラックとホワイトのツートンカラー。コンパクトなスピーカーは壁掛に掛けてスタイリッシュにレイアウトできる。
(Phile-web編集部・山本)
最新のHDホームシアター機器から話題のピュアオーディオ製品まで、同社新製品の展示内容は多岐に渡るため、本項「Part.1」でHDホームシアター関連の製品をご紹介し、ピュアオーディオ関連製品の展示を別項「Part.2」でお届けしたいと思う。
まずはヤマハ初のBDプレーヤーから見ていこう。
BDプレーヤー「BD-S2900」− 価格は1,030ユーロ
ヤマハ初のBDプレーヤーとなる本機は、海外を中心とした展開が検討されているようだ。欧州では9月から発売が開始され、価格は1,030ユーロ。本体カラーバリエーションはブラックとチタニウムの2色を揃える。
Ver.1.3a対応のHDMI出力端子を1系統装備し、ドルビーTrueHDやDTS-HD Master Audio等、HDオーディオフォーマットのビットストリーム出力に対応する。また、それぞれの信号をリニアPCMに変換してHDMI出力することもできる。また音声信号については5.1chのアナログ出力も備えている。
映像信号はHDMI経由で1080/24p出力が可能。12bitのDeepColor信号の出力にも対応する。ディスクに記録された映像に含まれる色情報を補完するクロマアップサンプリング技術も採用している。
Blu-ray Disc Profile1 Ver.1.1に対応し、BDビデオの再生時にメイン映像を再生しながら、画面隅に特典映像などを同時に表示する「Bonusview」再生を楽しむことができる。また本体正面にはSDスロットも設けられており、カードに記録したAVCHD動画やJPEG静止画の再生も楽しめる。
「DSP-Z7」など、HDオーディオ対応のAVアンプに新顔が登場
昨年のIFA2007会場では11.2ch対応のフラグシップモデル「DSP-Z11」が発表され話題を集めたが、今年はその兄弟モデルとなる上位機種「DSP-Z7」をはじめ、3つの新製品がヤマハのブースに登場した。
ラインナップは上位から「DSP-Z7」(2,549ユーロ/12月発売)、「RX-V3900」(1,749ユーロ/11月発売)、「RX-V1900」(1,249ユーロ/10月発売)の3機種。全てのモデルがドルビーTrueHDやDTS-HD Master Audioなど、HDオーディオのデコードに対応している。各モデルともブラックとチタニウムの2色バリエーションを揃える。
「DSP-Z7」はフラグシップ“Z11”に投入された同社のAVアンプ技術を継承した、7.1chの“兄弟機”。最大出力は200W×7。Ver.1.3a対応のHDMI端子を入力5/出力2系統備え、入力1系統は本体前面に配置している。高性能I/Pコンバーターやアンカーベイ・テクノロジー社製の高性能ビデオスケーラーなどを搭載し、アナログビデオ信号を1080pにアップコンバートした高解像度信号をHDMI端子から出力できる機能を備える。
自動音場補正機能は「YPAO」を採用。シネマDSPは22種類の豊富なサラウンドプログラムから選択が可能だ。オーディオ部においても超低ジッター回路を採用し、バーブラウン社製192kHz/24bit対応のDAC搭載とともに、高品位な音楽再生を実現している。
本機の下につづく「RX-V3900」は最大出力200W×7、「RX-V1900」は最大出力180W×7。上位のZ7とV3900はネットワーク機能も充実させており、DLNA対応によりイーサネット端子経由でホームネットワークに接続してPC内音楽ファイルのストリーミング再生や、インターネットラジオの再生が楽しめる。
また3機種全てが同社製iPodコントロールドック「YDS-11」との接続端子やUSB接続端子を備えている。
32V型薄型テレビとのマッチングを図ったコンパクトな“YSPシリーズ”
ホームシアターサラウンドシステムの新製品としては、一体型フロントサラウンドシステムの“YSPシリーズ”と、DVD一体型システムに新製品が出展された。
YSPシリーズには、新たに32V型薄型テレビとのサイズマッチングを図った「YAS-71」を発表。薄型テレビを中心としたシアター環境へ「YSPのアドオンによる快適なサラウンド環境」を広範なユーザーに向けて提案する。価格も429ユーロ(約5万円前後)と手頃。欧州での発売予定時期は10月。
筐体はエレガントなブラック・ハイグロスフィニッシュで、薄型テレビのあるシアター環境にさりげなく華を添えてくれそうだ。縦・横どちらの向きにも置けるユニット配置としてサブウーファーもパッケージ販売される。アンプの出力は70W×2(L/R、サブウーファー)。Dolby Digital、DTS、Dolby Pro Logic IIなどのデコーダーを積んでおり、ヤマハのiPodコントロールドックとつないで楽しむこともできる。
「DVX-700」はDVD一体型の5.1chサラウンドシステム。HDMI出力を搭載しており、DVD映像を1080p信号にアプコン出力することが可能だ。プレーヤー部もMP3/WMA/WMV/DivXなど、多種多様な映像・音声フォーマットの再生に対応する。また本体前面にUSB端子を設け、USBメモリー内のファイル再生にも対応する。ヤマハのiPodドック用接続端子も備える。本体カラーバリエーションはグロス仕上げがオシャレなブラックとホワイトのツートンカラー。コンパクトなスピーカーは壁掛に掛けてスタイリッシュにレイアウトできる。
(Phile-web編集部・山本)