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FPD International 2008レポート

サムスン、40V型有機ELテレビや最薄部7.9mm液晶テレビなど出展/3Dディスプレイ多数登場

公開日 2008/10/29 09:00 Phile-web編集部
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■NEC液晶テクノロジー/NECエレクトロニクス/上海広電NEC夜晶顕示器

NEC系3社の共同ブースでは、3D技術などの展示が行われている。3D技術には、RGBを横ストライプ配列し1画素をさらに縦に2分割することによって、解像度の低下を防ぎながら3D表示を可能にする「HDDP方式」を採用している点が特徴。

絵柄は3D、上部の文字は2Dで表示されている

3D表示技術についての説明図

同技術では、一対になった左右の画素に対して、同じ情報を表示すれば2D表示、右目用と左目用それぞれに異なった情報を表示すれば3D表示といった具合に映像表示の使い分けが可能だ。例えば、ひとつの画面の中で画像は3Dで表示し文字は2D表示といった具合に情報を混在させることができる。

同技術はテレビやパソコン用ディスプレイにも応用可能だとのことで、説明員からは「実際にハリウッドや国内テレビ局でも3D用に映像を撮り始めているとも聞いている」とのコメントがあった。

■セイコーエプソン

セイコーエプソンでも3D技術を展示。こちらは8月に発表のあった8視点方式を採用したもので、会場には2.57V型のパネルのほか、同技術の活用法提案のひとつとして蝶や花を3D表示するデジタル標本箱を展示している。

2.57V型の3Dパネル

3Dディスプレイを多数使用したデジタル標本箱

また、会場にはハイエンド映像機器への搭載などを想定した超高精細液晶ディスプレイも参考出品。同製品は7.9V型の透過型カラーTFT液晶ディスプレイで、DeepColorにも対応するというもの。こちらにも来場者の注目が集まっていた。

超高精細ディスプレイ

視野角の拡大や透過率などの向上技術である「Photo Fine Vistarich」を搭載

■各社薄型テレビの一斉表示も

展示会場とは別棟となるフォーラム会場303号室では、各社薄型テレビで同一ソースを映し出すシュートアウトを開催。一般家庭のリビング視聴環境と同程度の100ルクスの明かりで、同一ソースの映像をセパレーターからHDMIで一斉送出し各機種を比較できるようになっている。

会場に並べられた各社の薄型テレビ

比較条件。映像ソースはNHKのBSデジタル放送番組

なお、展示されていた機種は下記の通り。

[プラズマ]
・TH-65PZ800(パナソニック)
・KRP-600M(パイオニア)
・TH-50PZ900(パナソニック)
・P50-XR02(日立)

[液晶]
・52ZH7000(東芝)
・LCD-52MZW100(三菱電機)
・LC-52RX5-T(シャープ)
・UT47-XP770(日立)
・LT-47LH905(日本ビクター)
・LCD-46MZW200(三菱電機)
・46ZH7000(東芝)
・TH-37LZ85(パナソニック)

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