FPD International 2008レポート
サムスン、40V型有機ELテレビや最薄部7.9mm液晶テレビなど出展/3Dディスプレイ多数登場
■東芝松下ディスプレイテクノロジー
3Dディスプレイをはじめ、高いコントラストと高速応答性が特徴の同社独自技術「OCB液晶」や有機ELパネルを展示している同社。3Dディスプレイは、先日の「国際3D Fair」でも出品されていたインテグラルイメージング方式のものに加え、OCBの高速応答性を活かした「時分割 二眼式 3D-OCBディスプレイ」も登場している。
こちらは3Mとの共同開発プロダクト。OCB液晶を120Hz駆動させ、左/右眼用画像信号を切替え。その切替えにLEDバックライトも同期させることで、立体視を得る方法だ。メガネなしで高精細な3D映像を楽しむことができるのが特長となる。
■日立ディスプレイズ/IPSαテクノロジ
CCFLバックライトを改良したほか、液晶画素内の光が透過しない部分を小さくし、透過率を高めることで低消費電力を実現したIPSα液晶パネルが展示されている。サイズは32V型、37V型が展示され、解像度は1,366×768、1920×1080(32V型)、1920×1080(37V型)。消費電力は従来よりも30%以上低減することができたという。
その他モバイル用や車載用、医療用などのディスプレイが多数展示されていた。
■LG ELECTRONICS
LGブースでは主に同社のプラズマディスプレイに関して展示。蛍光体を従来よりも小さくすることで明るさを向上させたことや、輪郭のぼやけを低減させるアルゴリズムを採用していることなど、同社が製品に投入している「Gプラットフォーム」技術を実機と共に披露している。
また、ブース内にはパネル展示で今後の展望についても表示。回路の超小型化を図るなどで、2010年までにディスプレイ分野での最高峰を目指すと宣言している。