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■TV・レコーダー・パソコンを1台で - 省スペース志向の“typeL"「VGC-LV70DB」
最近ではPCディスプレイでもHDMI端子を備え、ゲーム機やハイビジョンレコーダーを接続できるAVモデルが人気になってきている。テレビもパソコンも1台のディスプレイで済ませれば省スペースになるというわけだ。そして、省スペース性を考えるのであれば、よりオススメなのがtypeLの24V型モデル「VGC-LV70DB」だ。
typeLは地デジチューナーを搭載したディスプレイ一体型PCだが、なかでもVGC-LV70DBはHDMI入力端子も搭載しており、PS3のような次世代ゲーム機を接続することもできる。地デジチューナーはWチューナーであり、さらにH.264ハードウェアトランスコーダーにより長時間録画も可能。そして、ブルーレイドライブも搭載し、ブルーレイレコーダーとしても活用できる。
なお、この24V型ディスプレイはNTSC比で約96%の色再現領域を持つクリアブラック液晶。typeRのディスプレイには及ばないが、メディアプレイヤーとしては十分なクオリティを持っている。
市販モデルではCPUがCore2DuoE7200(2.53 GHz)だが、ソニースタイルであればより高性能なE8500(3.16GHz)を選択することもできる。また、ソニースタイルでの購入なら、20V型モデルでもHDMI入力端子を追加することも可能だ。
24V型液晶ディスプレイ搭載の一体型パソコンとしてはほかにiMacなどがあるが、「VGC-LV70DB」は、同等の価格でハードウェアエンコーダー搭載の地デジWチューナー搭載、ブルーレイドライブ搭載、そしてHDMI入力端子も搭載するなど、活用範囲が広い点が魅力だ。
省スペースなPC、TV、ブルーレイレコーダー、PS3用HDMI接続ゲームディスプレイの統合環境が欲しい人には絶対のオススメと言えるモデルだ。
■大画面フルHD環境を持ち運びたい人に「typeA」
「typeA」はクリエイティブ志向なハイエンドノートPCであり、typeR同様にビデオ作業向けのビデオエディション、フォトレタッチ向けのフォトエディションの2タイプが用意されている。
ビデオエディションはビデオ編集ソフトを搭載するだけでなく、地デジWチューナー搭載でTV、レコーダー代わりとしても使えるし、ブルーレイドライブ搭載でブルーレイ再生機としても活用できる。液晶はフルHD解像度の18.4V型クリアブラック液晶であり、ハイビジョン映像をドット・バイ・ドットで表示可能だ。
また、ビデオエディションの場合、NTSC比104%という高い色再現性を持つ液晶により、ブルーレイビデオの精緻な映像を存分に楽しむことができる。
ノートPCには珍しい、サブウーファーを搭載した2.1チャンネルタイプのスピーカーを採用しており、Dolby Home Theaterによってサラウンド感を調節した再生ができるのも特徴だ。また、HDMI出力端子搭載によって、必要に応じて大型TVに出力することも可能だ。
CPUはデュアルコアだが、グラフィックスチップにNVIDIA GeForce9600M GTを搭載しているおかげでPureVideoHDのビデオアクセラレーションにより、ブルーレイビデオも低いCPU負荷で軽々と再生できる。また、ある程度の3Dゲームにも対応できる。
操作性としては、キーボードの上に搭載されたタッチセンサーが好印象。触るだけで音楽再生をコントロールできるほか、AV MODEメニューによってAV関連アプリケーションを起動できるのだ。
そして、素晴らしいのは動作時の低いノイズだ。高い負荷がかかる状態では、排熱が高温となりファンの回転もそれなりに上がっているようだが、音はあまり耳障りにはならない。ブルーレイ再生時などではドライブの回転音のほうが気になるほどだ。
普段は18.4インチのフルHD液晶を生かしてメインのデスクトップPC代わりに使い、いざというときは持ち運んでどんな場所でも普段と同じ環境で作業できる本機は、行動力のあるアクティブなユーザーにオススメしたい一台。マシンの手触りから操作感まで、全てがハイクオリティなのも、カタログだけでは伝わらないtypeAの特性のひとつだ。