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HDオーディオのデコードにも対応

デノン、「ドルビープロロジックIIz」対応のエントリーAVアンプを発売

公開日 2009/04/15 10:49 Phile-web編集部
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デノンはエントリークラスながらドルビーTrueHDやDTS-HD Master Audio、ドルビープロロジックIIzなどに対応したAVアンプ「AVC-1610」を5月中旬に発売する。価格は55,650円(税込)。本体カラーはブラック。

AVC-1610

DeepColor出力対応のHDMI Ver.1.3a端子は入力3/出力1。ドルビーTrueHDやDTS-HD Master Audioのデコード機能のほか、従来のサラウンドシステムにおける水平方向の表現に加え、垂直方向も含む三次元的な空間表現を実現する新フォーマットとなる「ドルビープロロジックIIz」にも対応する。高さ方向の情報はFRONT HIGHT L/Rとしてプリアウト出力が可能。プリアウト出力はフロントハイとサラウンドバックのどちらかが選択できる。

全5チャンネル同一クオリティのパワーアンプを搭載し、実用最大出力の値は130W×5(6Ω時)。本体には高性能なフローティングポイントタイプの32ビットDSPを搭載する。

電源は音への悪影響を及ぼすノイズを回避するため、オーディオ・ビデオ回路と別にスタンバイ専用のパワートランスを装備。ブロックコンデンサーや大容量ブリッジダイオードといった強力な整流回路の採用により、ノイズの少ない安定した電流供給を可能にしている。

回路・基板の設計は信号経路をシンプルかつストレートに設計。信号の引き回しを最小経路にし、音声・映像の各回路における信号劣化を防ぎ、ピュアな信号伝送を実現している。また振動の発生源になるラジエターと電源トランスについてはフットの間近に配置することで振動を最小化。回路構成を含む製品の配置に、内・外部の振動を排除する手法を採り入れることで、透明感のあるサウンドと音像定位の向上を図っている。

圧縮系のオーディオファイルの再生時には、「Compressed Audio Restorer」機能で圧縮前の音に近い状態に復元。さらに低音域の量感補正も行い、豊かなオーディオ再生を実現している。

アナログビデオ信号のHDMI出力を実現するビデオコンバージョン機能も搭載。I/P変換用のコンバーターも合わせて搭載し、VTRなどの古いライブラリーも高品位に楽しめる。HDMI CECによるコントロール機能はシャープ/パナソニック/東芝/日立/三菱の同機能対応製品との連動を実現。またパススルー機能も搭載する。

セットアップについては付属の専用マイクを使って手軽に行える「プラグイン・オートセットアップ機能」を搭載。またAudyssey Dynamic Volumeの搭載により、視聴時に音の大小をリアルタイムに調整する機能も採用。効果はMidnight/Evening/Dayの3段階で調節ができる。さらに「ナイトモード」や「バーチャルヘッドホン」機能、入力された信号に最適なサラウンドモードを自動設定する「オートサラウンドモード」機能、音と映像のわずかなズレを補正できる「オートディレイ」機能も備えている。

その他、iPod用のドックコントロール端子や本体の各種設定が画面を見ながら行えるオンスクリーン・ディスプレイなど、エントリーモデルながら充実した機能を搭載している。

【問い合わせ先】
(株)デノン コンシューマー マーケティング
TEL/03-6731-5540

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製品スペックやデータを見る
  • ジャンルAVアンプ
  • ブランドDENON
  • 型番AVC-1610
  • 発売日2009年5月中旬
  • 価格¥55,650(税込)
【SPEC】●定格出力:75W×5(8Ω、20Hz-20kHz、THD0.08%) ●実用最大出力:130W×5(6Ω、JEITA) ●外形寸法:434W×171H×378Dmm ●質量:9.2 kg