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チューナー別体設計で薄型化レイアウトフリーを実現

ビクター、JVCの新コンセプトモニター“XIVIEW”を展開 - 第一弾は42V型フルHD液晶マルチモニター

公開日 2009/06/15 18:40 Phile-web編集部
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日本ビクター(株)は、同社のグローバルブランドである“JVC”を冠した42V型のフルHD液晶マルチモニターを2機種発売する。内訳は業務用の「GD-42X1」と民生用の「LT-42WX70」となる。


LT-42WX70

GD-42X1
それぞれ発売は7月上旬を予定。両モデルともに価格オープンだが、市場での販売価格は35万円前後が予想される。以下に両モデルが共有する特徴をご紹介しよう。

本体はチューナーレス設計を採用しており、スピーカーを除く薄さ42.5mm、本体のみの質量約12kgの薄型・軽量設計を実現している。ともにビクターが提案する新コンセプトの高画質モニター“XIVIEW(サイビュー)”シリーズの第一弾ラインナップとして発売されることになる。

独自開発の高コントラスト液晶パネル“D-Proパネル”と高画質映像エンジン「GENESSAプレミアム」を組み合わせ、ダイナミックコントラスト比50,000対1、スタティックコントラスト4,000対1という高性能を実現している。「GENESSAプレミアム」の36bit(RGB 各12bit)画像処理エンジンや「i-Clear Motion NR」により、スムーズなグラデーションの表現や、動画ボヤケを抑えながら高いノイズ低減が可能だ。また「Real Color Creation」も搭載したことにより、入力映像1枚ごとの色分布を瞬時に分析し、着目する領域に高画質処理を施して、よりリアルな色彩と質感が立体感のある映像を再現する。フルHDパネルは120Hzの倍速駆動ドライバーを搭載する。

それぞれマルチモニターとして静止画の再現能力にもこだわっている。sRGBカバー率100%、Adobe RGBカバー率96%をカバーし、広色域対応を実現。デジタル一眼レフカメラの撮影画像を「忠実」に再現し、大画面で楽しむデジタル写真の魅力を訴求する製品に仕上げられている。民生用「LT-42WX70」は、家庭用のStandard/明るい環境下用/映画観賞用/モニター画質/デジタル1眼レフ写真用/ゲーム用と、6つの画質モードを搭載する。画質モード「ゲーム」では入力信号に対する映像出画の遅延を解消。速い動きの画像に対しても残像感を低減する倍速機能をONにし、精細な表現を可能にしている。業務用の「GD-42X1」はデジタルサイネージ用/監視用(HD)/監視用(SD)/デジタル一眼レフ写真用/医療参照用/モニター用の6つの業務用画質モードをプリセットしている。さらに色温度については3200K放送局再撮用など、ガンマ設定については医療用通信規格(DICOM)で用いられているグレースケール標準関数GSDFに基づいたガンマ特性やデジタルシネマなどで用いられるガンマ=2.6などを備え、幅広い用途に使用できる。業務用の「GD-42X1」は外部PCによる「ハードキャリブレーション」で正しい色温度と階調が再現できる。

LT-42WX70の映像モード

カラースペースの設定

画質調整は52項目の設定をユーザー向けに開放しており、入力ソースや再生機器ごとの異なる特性に対応できる。また動画・静止画に係わらず、色彩・色調・ガンマなどさらに細かい詳細な微調整が可能だ。カスタマイズは6つのプリセットの値を基本にして追い込める。カスタマイズした設定についてはメモリーを6つまで登録して保存できる。さらに液晶パネルのガンマカーブ特性については、生産工程にてRGB各色を一台ずつ出荷前に手作業で最適値に調整している。

画質調整は52項目の設定をユーザー向けに開放する

HDMI CEC機能にも対応したHDMI端子を3系統装備するほか、アナログRGBやRS-232Cなどの各種端子類も用意している。

LT-42WX70の背面デザイン

LT-42WX70の端子部。HDMIは3系統を搭載する

本体外観デザインや外寸は共通。レザー調のスリムベゼルに加えて、取り付けネジが見えないスタイリッシュな背面デザインとしている。スタンドは3段階の高さに調節が可能だ。本体付属のスピーカーは用途に応じて取り外すこともできる。

スタンド部

スピーカーは脱着が可能

【問い合わせ先】
<GD-42X1>
日本ビクター(株)ディスプレイ事業部 営業部 特機グループ TEL/045-444-5310

<LT-42WX70>
日本ビクター(株)お客様ご相談センター TEL/0120-2828-17

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