簡易地デジチューナーのラインナップも充実
「ケーブルテレビショー2009」が開幕 − 各社が注目の最新STBやコンテンツを紹介
日本最大規模のケーブルテレビ業界のコンペンション「ケーブルテレビ ショー2009」が6月18日・19日の2日間、東京ビッグサイトで開催されている。会場に出展された最新機器やサービスから、主な内容を紹介する。
■各社最新STBの動向
パナソニック システムソリューションズは最新のHDD&DVD録画機能搭載STB「TZ-DCH9810/9800/9000」を中心に紹介。1台に「見る/録る/残す」の機能を集約した高機能STBのデモを行っている。
同社では以前からHDD内蔵タイプの録画対応STBに力を入れてきたが、今年発売した“9000シリーズ”では、AVCRECにも対応したDVDへのハイビジョン録画機能が追加された。DVD録画対応機種については「HDD内蔵機を発売し、各事業者にご採用いただいて間もなく“録画内容を残せる製品が欲しい”という要望を多くいただいていた」とのことで、発売後にはサービスプロバイダーやユーザーから高い評価を得ているという。展示説明員によれば「今後はBD対応機の発売も検討していきたい」という。
さらにDLNA対応も実現しており、同社製薄型テレビ“VIERA”シリーズのDLNA対応機との連携により、STBに録画したCATVの放送をマルチルームで楽しむソリューションも紹介されていた。“9000シリーズ”ではCATV放送の2番組同時録画にも対応しているが、加えてドコモ製、au製の携帯電話対応機種によるリモート予約機能を実現しており、ブースの一角では本機能のデモンストレーションも見ることができた。なお、リモート予約機能についてはパナソニック製STBのHDD内蔵機種もファームウェアのアップデートにより対応することができるようになるという。シリーズ各機種はAVCHD対応のSDカードスロットの搭載やVIERA LINKへの対応により、パナソニック製の同機能対応機との連動操作が可能なほか、最上位機種の「TZ-DCH9810」ではアクトビラビデオ・フルの視聴機能も内蔵されている。
パイオニアではDLNA対応のSTB新製品“NEW300シリーズ”にスポットをあてている。ブースでは本機で受けたCATVの番組をアイ・オー・データ機器のDLNA対応NAS「HVL1-G500」に録画して、プラズマテレビ“KURO”で再生するデモも行う。またストレージとしてDLNA対応のノートPCを活用する楽しみ方や、DLNA対応のハイコンポ“Zシリーズ”(関連ニュース)をからめたネットワークオーディオ再生についても紹介している。
“NEW300シリーズ”では、視認性の高いUIを搭載し、ホームネットワーク上のDLNA対応機器と連携した動画・音楽・静止画のコンテンツ再生が気軽に楽しめる機能を実現している。同社では“NEW300シリーズ”を家庭の2台目、3台目のテレビにも設置して、DLNA対応機器上のコンテンツをマルチルームでも楽しめる魅力をアピールする。
伊藤忠ケーブルシステムは“HUMAX”のSTB最新機種を参考出展する。「JC-3500」は現行モデル「JC-3100」の後継機種として開発され、地上デジタル信号のトランスモジュレーション方式に加えてOFDMパススルー方式での受信に対応。HDMI端子、D4映像端子をそれぞれ1系統ずつ備えるほか、光音声出力も搭載する。また本機の隣にはIPTV対応のSTBも参考展示された。本機は今回コンセプトのみの紹介となったが、海外のサービスでは採用実績もあるという。ネットワークブラウザを搭載し、IP-VODサービスやDLNAへの対応を実現している。
マスプロ電工は昨年のイベントで参考展示していたデジタルSTB“DST62Hシリーズ”を今年商品化し、展示のメインとして紹介する。本機はHDMI端子、D4映像端子を搭載した多チャンネル対応のSTB。CATVパススルー対応の「DST62H」と、非対応(TMのみ)の「DST62HT」がラインナップする。4対3の標準テレビで地上デジタル放送を受信した場合、番組によって小さな視聴画面(額縁画面)になることがあるが、これをテレビ画面いっぱに拡大して表示できる「ズーム機能」も搭載する。本体は縦・横設置の両方に対応する。
またHDMI搭載の簡易STB「DST200」も出展。同社では本機を、アナログテレビの有効活用も含めた2台目・3台目のSTB需要を掘り起こすモデルとして位置づけ、手軽な設置性能など魅力をアピールしている。
■各社最新STBの動向
パナソニック システムソリューションズは最新のHDD&DVD録画機能搭載STB「TZ-DCH9810/9800/9000」を中心に紹介。1台に「見る/録る/残す」の機能を集約した高機能STBのデモを行っている。
同社では以前からHDD内蔵タイプの録画対応STBに力を入れてきたが、今年発売した“9000シリーズ”では、AVCRECにも対応したDVDへのハイビジョン録画機能が追加された。DVD録画対応機種については「HDD内蔵機を発売し、各事業者にご採用いただいて間もなく“録画内容を残せる製品が欲しい”という要望を多くいただいていた」とのことで、発売後にはサービスプロバイダーやユーザーから高い評価を得ているという。展示説明員によれば「今後はBD対応機の発売も検討していきたい」という。
さらにDLNA対応も実現しており、同社製薄型テレビ“VIERA”シリーズのDLNA対応機との連携により、STBに録画したCATVの放送をマルチルームで楽しむソリューションも紹介されていた。“9000シリーズ”ではCATV放送の2番組同時録画にも対応しているが、加えてドコモ製、au製の携帯電話対応機種によるリモート予約機能を実現しており、ブースの一角では本機能のデモンストレーションも見ることができた。なお、リモート予約機能についてはパナソニック製STBのHDD内蔵機種もファームウェアのアップデートにより対応することができるようになるという。シリーズ各機種はAVCHD対応のSDカードスロットの搭載やVIERA LINKへの対応により、パナソニック製の同機能対応機との連動操作が可能なほか、最上位機種の「TZ-DCH9810」ではアクトビラビデオ・フルの視聴機能も内蔵されている。
パイオニアではDLNA対応のSTB新製品“NEW300シリーズ”にスポットをあてている。ブースでは本機で受けたCATVの番組をアイ・オー・データ機器のDLNA対応NAS「HVL1-G500」に録画して、プラズマテレビ“KURO”で再生するデモも行う。またストレージとしてDLNA対応のノートPCを活用する楽しみ方や、DLNA対応のハイコンポ“Zシリーズ”(関連ニュース)をからめたネットワークオーディオ再生についても紹介している。
“NEW300シリーズ”では、視認性の高いUIを搭載し、ホームネットワーク上のDLNA対応機器と連携した動画・音楽・静止画のコンテンツ再生が気軽に楽しめる機能を実現している。同社では“NEW300シリーズ”を家庭の2台目、3台目のテレビにも設置して、DLNA対応機器上のコンテンツをマルチルームでも楽しめる魅力をアピールする。
伊藤忠ケーブルシステムは“HUMAX”のSTB最新機種を参考出展する。「JC-3500」は現行モデル「JC-3100」の後継機種として開発され、地上デジタル信号のトランスモジュレーション方式に加えてOFDMパススルー方式での受信に対応。HDMI端子、D4映像端子をそれぞれ1系統ずつ備えるほか、光音声出力も搭載する。また本機の隣にはIPTV対応のSTBも参考展示された。本機は今回コンセプトのみの紹介となったが、海外のサービスでは採用実績もあるという。ネットワークブラウザを搭載し、IP-VODサービスやDLNAへの対応を実現している。
マスプロ電工は昨年のイベントで参考展示していたデジタルSTB“DST62Hシリーズ”を今年商品化し、展示のメインとして紹介する。本機はHDMI端子、D4映像端子を搭載した多チャンネル対応のSTB。CATVパススルー対応の「DST62H」と、非対応(TMのみ)の「DST62HT」がラインナップする。4対3の標準テレビで地上デジタル放送を受信した場合、番組によって小さな視聴画面(額縁画面)になることがあるが、これをテレビ画面いっぱに拡大して表示できる「ズーム機能」も搭載する。本体は縦・横設置の両方に対応する。
またHDMI搭載の簡易STB「DST200」も出展。同社では本機を、アナログテレビの有効活用も含めた2台目・3台目のSTB需要を掘り起こすモデルとして位置づけ、手軽な設置性能など魅力をアピールしている。
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