CEDIA EXPO 2009レポート
<AUDYSSEY>サウンドキャリブレーショントレーニング体験記
CEDIA EXPO会期中には、CEDIAの正式なトレーニングであるCEDIA UNIVERSITY以外に、各メーカーがホテルのボールルームなどを使ってプライベートトレーニングを行っている。
今回、デノンやIntegraのAVアンプに採用されている自動音場補正機能であるAUDYSSEYが開催するサウンドキャリブレーションのトレーニングに参加する僥倖を得た。
会場にほど近いHILTON GARDEN INNで、AUDYSSEYのトレーニングは行われていた。AVアンプの自動音場補正機能として名高いAUDYSSEYは、THXの生みの親であるTom Holman教授がつくった企業である。
同社の音場補正はAVアンプに搭載されているものが有名だが、海外ではインストーラー用にサウンドキャリブレーション用ソフトやキットを発売しており、好評を得ている。
今回のトレーニングも同社のキャリブレーションキット/ソフトMultEQ Proを用いて行われた。マルチチャンネル再生の課題としては、スイートスポットが極めて限定されてしまうことだが、MultEQ Proでは、32人の席まで計測することが可能で、スイートスポットを広げることができる。
今回はインストーラー向けのトレーニングということで、実際にMultEQ Proの画面をひとつひとつ示しながら、実践的な講義が行われた。
まずは専用のマイク(AVアンプに付属しているものよりも精度の高いもの)を用いて、各リスニングポジションで音場の測定を行う。ここまではAVアンプの自動音場補正機能と同じだが、この先が異なる。測定されたデータを、カスタムインストーラーが理想とする音場に近づけるべく、MultEQ Proを用いてカスタマイズするのである。
作業自体はソフトを使えば簡単に進めることができるが、マルチチャンネル再生に理想的な音場・最適な再生環境を知らなければカスタマイズすることはできない。
カスタムインストーラーはそうした知識をCEDIA UNIVERSITYを通じて勉強しているのだという。ホームシアターにおけるカスタマイズの重要性とともに、CEDIAに参加するインストーラーの勉強意欲の高さに触れることができるいい機会だった。
今回、デノンやIntegraのAVアンプに採用されている自動音場補正機能であるAUDYSSEYが開催するサウンドキャリブレーションのトレーニングに参加する僥倖を得た。
会場にほど近いHILTON GARDEN INNで、AUDYSSEYのトレーニングは行われていた。AVアンプの自動音場補正機能として名高いAUDYSSEYは、THXの生みの親であるTom Holman教授がつくった企業である。
同社の音場補正はAVアンプに搭載されているものが有名だが、海外ではインストーラー用にサウンドキャリブレーション用ソフトやキットを発売しており、好評を得ている。
今回のトレーニングも同社のキャリブレーションキット/ソフトMultEQ Proを用いて行われた。マルチチャンネル再生の課題としては、スイートスポットが極めて限定されてしまうことだが、MultEQ Proでは、32人の席まで計測することが可能で、スイートスポットを広げることができる。
今回はインストーラー向けのトレーニングということで、実際にMultEQ Proの画面をひとつひとつ示しながら、実践的な講義が行われた。
まずは専用のマイク(AVアンプに付属しているものよりも精度の高いもの)を用いて、各リスニングポジションで音場の測定を行う。ここまではAVアンプの自動音場補正機能と同じだが、この先が異なる。測定されたデータを、カスタムインストーラーが理想とする音場に近づけるべく、MultEQ Proを用いてカスタマイズするのである。
作業自体はソフトを使えば簡単に進めることができるが、マルチチャンネル再生に理想的な音場・最適な再生環境を知らなければカスタマイズすることはできない。
カスタムインストーラーはそうした知識をCEDIA UNIVERSITYを通じて勉強しているのだという。ホームシアターにおけるカスタマイズの重要性とともに、CEDIAに参加するインストーラーの勉強意欲の高さに触れることができるいい機会だった。